平成278日目

平成元年10月12日(木)

1989/10/12

【巨人・中畑清内野手】現役引退を表明

巨人の中畑清内野手(35)は12日、今季限りで14年間に及んだプロ生活にピリオドを打つことを明らかにした。

中畑は同日、巨人多摩川グラウンドで来季に触れ「自分の気持ちは決まっている。もう(選手生命は)終わったよ。きのう(11日)、正力オーナーにも自分の気持ちを伝えた」と語り、引退の意思を表明した。日本シリーズ後に正式発表される予定で、同選手は巨人を退団、野球解説者として再スタートする予定。

中畑は今季、古巣の三塁に戻ったが、開幕直後に右手薬指を脱きゅうして約1カ月半にわたって戦列を離れたが、岡崎や若手の政調もあって、復帰後も出番が少なく、出場はわずか48試合。成績も打率2割1分6厘1本塁打、4打点と不振を極め、選手生活の限界を悟ったものとみられる。《共同通信》




【近鉄・ブライアント外野手】1試合3本塁打

近鉄のラルフ・ブライアント外野手(28)は12日、西武球場で行われた西武とのダブルヘッダー第1試合(24回戦)の四、六、八回に本塁打を放ち、今季4度目の1試合3本塁打をマーク。昨季から数えて通算6度目となって王貞治(巨人)の通算5度を上回るプロ野球新記録を作った。

同外野手はまた、第1試合の第2、3、4打席に続き第2試合(25回戦)にも第1打席の敬遠四球の後の第2打席で本塁打し、4打数連続本塁打のプロ野球タイ記録を達成した。《共同通信》

【カーラ・ヒルズ米通商代表】スパコンなど市場開放を

対日貿易政策の強硬派で知られるカーラ・ヒルズ米通商代表が12日、就任後初来日し、原田建設相との昼食を挟んだ会談を皮切りに中山外相、小沢自民党幹事長、斉藤英四郎経団連会長の政財界首脳らと相次いで意見交換した。

一連の会談を通じてヒルズ代表は、談合や系列取引など日本敵商慣行が外国企業の新規参入を阻んでいる問題を強調。米包括貿易法スーパー301条(不公正貿易国と行為の特定・制裁)で適用対象としたスーパーコンピューターと衛星の具体的市場障壁を挙げ、日本の予算編成にまで踏み込んで言及、改めて強い不満を示すとともに、建設市場の談合体質改善のため5項目の具体的要求を提示するなど、日本の貿易摩擦解消に向けて日本側の努力の必要性を強調した。《共同通信》

【橋本龍太郎蔵相】消費税は「総額表示」が適切

衆院予算委員会は12日午前9時すぎから二日目の審議に入り、午前中は市川公明党委員長、米沢民社党委員長が質問した。

消費税見直し対象の一つになっている税額表示問題で橋本蔵相は「(商品本体と税額を同時に表示する)総額表示方式がいいのではないか」と述べ、有力な案であるとの認識を示した。

野党が導入を提案している納税者番号制の導入について、蔵相は「プライバシー保護の観点から国会の理解を得るには時間がかかる」として、慎重な姿勢を改めて示した。

石井国土庁長官は継続審議となっている土地基本法案が成立した後の課題として、土地税制の在り方について本格的にメスを入れるとの意向を明らかにした。《共同通信》

【海部俊樹首相】消費税率「海部内閣では変えない」

衆院予算委員会は12日午後、民社党・民主連合の楢崎弥之助、社会党の村山富市、共産党の不破哲三の各氏が質問に立ち、消費税問題を中心に、防衛、政治改革などをめぐって論戦を展開した。

海部首相は、消費税の税率3%について「私の内閣の続く限り変えない」と言明。政治改革に関連し「企業献金を直ちに悪というとらえ方をしてはよくないと思っている」と、企業献金の廃止に否定的な考え方を表明。政党法の制定も含め政治改革を進める決意を強調した。

首相は米国が要求する動きを強めているコメの自由化について「国会決議を尊重しながら自給を中心に対処したい」と述べた。《共同通信》




10月12日のできごと