平成279日目

平成元年10月13日(金)

1989/10/13

【東ドイツ】デモ参加者をほぼ釈放

民主化を求める市民に対して対話と改革の方針を示している東ドイツの党・政府当局は13日午後、建国記念日の今月7日前後に全国各地で行われた民主化要求デモで逮捕された人々を同日までにほぼ全員釈放した、と発表した。

全国各地で発生した一連のデモや集会でどれくらいの人が逮捕、拘留されたかは不明だが、首都ベルリンだけで少なくとも700人、全国では2000人から3000人と推定されている。また西ドイツへの出国を求めてワルシャワの西ドイツ大使館に保護されている約820人の出国も、東ドイツ政府が認める見通しとなった。

指導政党の社会主義統一党が11日発表した政治局声明で条件付きながら国民各層との対話と改革の方針を打ち出したのに続いて、民主化や自由な国外移住、旅行を求める市民に対して和解と歩み寄りの姿勢を示すもので、建国記念日以来続いている国内の緊張状態を緩和して当局側の態勢を立て直すのが狙いとみられている。《共同通信》




【プロ野球・阪神】川藤幸三氏がコーチに

中村監督が指揮を執る来季の阪神のコーチ陣に川藤幸三氏(40)=野球評論家=が加わることが13日決まった。川藤氏はこの日、甲子園球場内の球団事務所で見掛球団社長、高田球団代表からスタッフ入りの要請を受け、快諾した。

中村阪神でのコーチ決定第1号となった川藤氏は「(社長には)精いっぱい泥をかぶるつもりでやります、と答えた。表立った野球理論はないが、チームのまとめ役として頑張りたい」と語った。ポストは未定だが、外野守備・走塁コーチとみられている。

【社会党】9議員にパチンコ献金

社会党は、パチンコ業界からの多額の政治献金をめぐる疑惑について党独自の調査結果をまとめ13日午後、山口書記長が国会内で記者会見し発表した。

それによると、パチンコ業界の親ぼく団体である全国遊技業組合連合会(全遊連)から与野党の政治家・団体などに対する陣中見舞いなどを名目とした政治献金、政治資金集めパーティー券購入の総額(昭和59年7月ー63年10月)は約1億4964万円。このうち社会党関係は土井委員長就任祝賀レセプション(62年2月)など4つのパーティー券購入代金などが577万円、同党国会議員9人に対する献金225万円の計802万人に上ったとしている。

山口氏は調査結果とともに書記長見解を発表。「疑惑」として取りざたされている献金と風俗営業法改正やプリペイドカード導入問題との関係を全面的に否定した。《共同通信》

【海部俊樹首相】パチンコ献金問題「今の時点では何とも」

海部首相は13日朝、パチンコ業界の献金リストに多数の自民党国会議員が含まれていたと報道されていることについて「通常の政治献金によるものなのか、それともいわゆる疑惑とよばれるようなものがあるのか、ポイントがはっきりしていないし、明確でないので今の時点では何とも言えない」と述べた。国会内で記者団の質問に答えた。《共同通信》




10月13日のできごと