平成257日目

平成元年9月21日(木)

1989/09/21

【皇太子さま】初会見

皇太子さまはベルギー公式訪問を前に21日午後4時から赤坂御所で記者会見し、ご自身の結婚問題や来年早々の独立に向けての抱負など現在の心境を話された。記者会見に臨むのは皇太子になられてから初めてである。

会見では焦点となっている結婚問題に質問が集中、皇太子さまは「答えを控えさせていだだきたい」と明言を避けられたが、弟の礼宮さまが先に婚約を決めたことに関連し「(焦りは)まったくございません。何でもマイペースでやりたい」と述べるなど、じっくりと慎重にお妃選びを進めていく考えを示された。

会見は約25分だったが、記者の質問をユーモアを交えて切り返されるなど終始リラックスした雰囲気で進んだ。

これまでの会見で、皇太子さまは「30歳までには結婚したい」との希望を述べられていた。来年2月には、その30歳を迎えられるが、今回「希望はかなえられそうか、意中の人はいるか」との質問に「答えを控えさせていただきたい」とひと言述べられただけ。「焦りはないか」との質問には、「正直言って全くございません」とキッパリ。「何でもマイペースにやりたい」とお妃選びも含め、“慎重路線”を強調された。《共同通信》




【カンボジア】駐留ベトナム軍が撤退開始

カンボジア駐留ベトナム軍は21日、古都アンコールワットに近いシュリムアップに駐屯していた第479部隊を第一陣として、最後の撤退を開始した。11年に及ぶカンボジア紛争はベトナム軍完全撤退で新たな局面に入る。

フン・セン首相は同日プノンペンで記者会見し、撤退後の軍事情勢に強い自信を示したが、西部国境地帯ではポル・ポト派による攻勢が伝えられるなど、状況は早くも流動化の兆しを見せている。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】サッチャー英首相を招き昼食会

天皇、皇后両陛下は21日午後、国際民主同盟第4回党首会議出席などのため来日中のマーガレット・サッチャー英首相を赤坂御所に招き、昼食会を催された。昼食会にはベルギー訪問を前にした皇太子さまと、ご婚約が正式に決まり今月下旬には留学先の英国に戻る予定の礼宮さまも同席した。《共同通信》

【海部俊樹首相】アイアンレディーに圧倒

海部首相は21日午前、首相官邸で行われた民放TV番組「総理と語る」の録画撮りに出演。司会者から先の訪米でジョージ・トシキ関係を結んだブッシュ大統領の印象を聞かれ、「表現はよくないかもしれないが、とても話のよくできる親せきのおじさんという率直な印象を受けた。馬蹄投げも一緒にやったし…」と親近感を強調した。

このあと記者団から前日に首脳会談をした英国のサッチャー首相についても感想を求められ「英国では首相3選は珍しいこと。実績があって自信を持ってやっていらっしゃるとひしひし感じた」と長期政権を誇るアイアンレディーに圧倒された様子。《共同通信》

【英・サウサンプトン】猛母参戦

プロボクシングの試合でダウンを喫したボクサーの母親がリングに飛び込み、相手ボクサーをハイヒールで殴りつけ息子を勝たせるという珍事が21日夜、英国サウサンプトンで起きた。

この前代未聞の場面は、英国ライトヘビー級挑戦者決定試合の第3ラウンド。トニー・ウィルソン選手が地元のスティーブ・マッカーシー選手にカウント8のダウンを奪われ、KO負けのピンチにさらされた。そこへ突然ウィルソン選手の母親ミナーさんがリングに駆け上がり、ハイヒールでマッカーシー選手をガツーン。頭から血を噴き出したマッカーシー選手は手当てが必要な重傷で、試合続行を拒否したところ、レフェリーがウィルソンの勝ちを宣告した。勝者になったウィルソンは「(ダウン後に)最初に目に入ったのはリングにいる母親で、そこからすべてがめちゃくちゃになった」とそのシーンを振り返った。《共同通信》




9月21日のできごと