平成248日目

平成元年9月12日(火)

1989/09/12

【礼宮さま、川嶋紀子さん】ご婚約決定

天皇家の二男、礼宮文仁親王(23)のご結婚に関する皇室会議が12日午前9時から皇居内の宮内庁特別会議室で開かれ、学習院大経済学部教授川嶋辰彦氏(49)の長女紀子さん(23)=同大大学院生=とのご婚約が議員全員一致の承認で正式に決定した。

これを受けて藤森昭一宮内庁長官が記者会見し、お二人のご婚約内定を発表。キャンパスで大切に育んできた愛が実り、平成の皇室新時代を象徴する若いカップルが誕生した。《共同通信》

皇室会議で正式にご婚約が決まった礼宮さま(23)と学習院大大学院生、川嶋紀子さん(23)は12日午後3時から東京・元赤坂の赤坂御所「桧の間」で婚約後初の記者会見に臨み、5年越しのキャンパスライフの恋を実らせた現在の心境やなれそめ、今後の抱負などについて約25分にわたって話された。

この中で礼宮さまは「プロポーズは昭和61年6月26日で、ちょうど東京・目白近くの横断歩道の所で信号待ちをしている時だった」との秘話を明かされた。また「後続は天皇を助ける立場。与えられた仕事を大切に果たしていきたい」と、将来結婚して天皇一家から独立する際の決意を述べた。

質問ごとに互いを見つめ合い、淡々と応えるお二人の姿はテレビで全国に生中継され、さわやかな皇室新時代を印象付けた。《共同通信》




【竹内まりやさん】シングル「シングル・アゲイン」発売

【西武・秋山幸二外野手】5年連続30号

西武の秋山幸二外野手は12日、西武球場での日本ハム21回戦の一回、武田投手から左翼へ2点本塁打を放ち、史上7人目の5年連続30本塁打をマークした。

連続30本塁打の最多は王(巨人)の19年連続で、以下山本浩(広島=8年)野村(南海=7年)大杉(日拓=6年)で、秋山は田渕(阪神)ジョーンズ(近鉄)の連続5年に並んだ。

秋山はプロ5年目の1985年に40本塁打を打ち、以降41本、43本、38本とコンスタントに本塁打を記録してきた。《共同通信》

【ポーランド】非共産政権が発足

ポーランド国会は12日午前9時から下院本会議を開き、マゾビエツキ首相が指名した23人の閣僚候補を賛成402、反対0、棄権13で承認、社会主義国では初めての非共産党主導政権が誕生した。

マゾビエツキ首相は施政方針演説中に「気分が悪い」と一時演説を中断するハプニングに見舞われながらも演説を終了。

マゾビエツキ首相はこの中で外交政策に触れ、冷戦の終わった今日、第二次大戦後東西に分割された欧州の現状は時代にふさわしくないものになった」として、「新しい欧州」の構築を提唱し、国際機関や西側諸国の経済援助を要請した。《共同通信》

【自民党・安倍晋太郎元幹事長】首相再選支持を表明

自民党の安倍元幹事長は12日、約1年ぶりに地元山口県にお国入りし、山口市内の県庁で記者会見、今後の政局への対応や消費税見直し問題について見解を明らかにした。

この中で安倍氏は、ことし10月で海部首相の自民党総裁の任期が切れることに触れ、海部首相の再選を支持する考えを強調した。党内派閥の領袖で再選支持を表明したのは安倍氏が初めて。

衆院解散・総選挙の時期では、平成2年度予算案の編成後に行うのが筋だとしながらも、臨時国会での与野党対決が予想される中では「常在戦場の気持ちで選挙を乗り切れる態勢をつくっておく必要がある」と、秋の臨時国会での解散の可能性を指摘した。《共同通信》

【海部内閣】資産公開

海部内閣は12日、内閣発足時点での閣僚と政務次官の保有資産を家族分を含めて公開した。併せて宇野内閣の辞任時の資産も公開した。

海部内閣の借入金を除く資産ナンバーワン閣僚は中山外相で6億6600万円(家族分を含む。100万円未満切り捨て、以下同じ)。2位が森山官房長官の2億3100万円、最低は松本防衛庁長官の2900万円で、海部首相は1億7100万円で8位となっている。資産1億円以上の閣僚は8人。《共同通信》

【政界メモ】難題も「全員起立」方式で

◯…海部首相は12日の閣議前、集まってきた閣僚らに礼宮さまと川嶋紀子さんのご婚約が決まった皇室会議の様子について披露した。「衆院議長、礼宮さまがいらっしゃって、私が議長だからものすごく緊張した」とか。

森山官房長官が「起立するんですか」と尋ねると「全員起立で(ご婚約が)決まりました。起立しないのは議長(首相)だけで、宮さまもみな立ってくれました」と、皇族を含め全員起立で決まったことに感激した様子。参院茨城補選の候補者一本化問題や消費税の見直し問題など頭の痛い難題も、皇室会議のようにすんなりクリアしてほしいと言わんばかりだった。

◯…この日、自民党の安倍元幹事長が約1年ぶりに地元山口県に帰った。県庁を訪れた安倍氏に平井知事が「(病気から)カムバックし、地元に顔を見せて頂くことで(県民が)安心します」と水を向けると、安倍氏は「県民から手紙で激励してもらった」と、地元の温かさにジーンときたふう。

健在だと言っても、なかなか信じてもらえなかった」という知事に、安倍氏は「大げさに伝えられるから…。自分でも首をひねったよ」。一時は重病説も流れただけに、健在ぶりを見せて次期政権に向けて意欲満々といったところ。《共同通信》




9月12日のできごと