平成207日目

平成元年8月2日(水)

1989/08/02

【北陸新幹線】着工

北陸新幹線高崎ー軽井沢間(42.1キロ)の起工式が2日午前、長野県軽井沢町のJR軽井沢駅構内で行われた。昭和48年の整備計画決定から16年ぶりの着工で、総工費2009億円を掛け6年後の開業を目指すが、これにより1998年冬季五輪の長野招致に弾みがつきそうだ。

起工式には、石川県から知事代理として企画開発部の川原立人次長が、森田一運輸政務次官、吉村午良長野県知事、工事関係者ら約60人とともに出席、森田政務次官らが安全を祈願してくわ入れをした。

開業すれば、東京ー軽井沢間は約1時間10分で結ばれ、現在の上野ー軽井沢間約1時間50分(特急)に比べ40分間短縮される。

起工式の後、軽井沢町内のホテルで記者会見したJR東日本の住田正二社長は、軽井沢以北の取り扱いについて「高崎ー長野間の同時開業をまだ正式には検討していない。しかし常識的には同時開業が望ましい」と語った。

日本鉄道建設公団の工事実施計画によると、北陸新幹線の高崎駅と軽井沢駅は現在のJR高崎、軽井沢駅にそれぞれ併設、この間に新安中駅(群馬県安中市)を新設。また、東京駅乗り入れに備え、東京駅に北陸新幹線用のホーム一面を増設する。《北國新聞》




【韓国・国家安全企画部】金大中氏を拘引

韓国の国家安全企画部(安企部)は2日午前、野党、平民党の金大中総裁と文東煥前副総裁に対し、徐敬元・議員の平壌訪問・スパイ容疑事件の参考人として拘引状を執行、2人をソウル市内の党本部から中部警察署に連行した。調査は24時間の範囲内で行われる。

党本部内外には9日目の泊まり込みを続けてきた党員ら数百人が集まり、自分の車で中部署へ向かう金総裁を取り囲んで安企部職員に抗議したため予定が大幅に遅れた。しかし、金総裁らは執行には素直に応じ、大きなトラブルはなかった。《共同通信》

【自民党】新総裁に海部氏確実

宇野首相に代わる第14代自民党総裁に海部俊樹・元文相(58)が選出される見通しとなった。河本派の河本敏夫・元国防相は、2日午後4時すぎから開いた同派の緊急世話人会とこれに続く総会で、総裁選出馬断念を表明、同派幹部の海部氏擁立を提案、了承された。海部氏も出馬を受諾した。

海部氏については竹下、安倍両派からも支持が集まっており、他に有力な対抗馬が予想されないことから「海部新総裁」の誕生が確実視されている。立候補者が海部氏1人の場合は、5日午前11時の立候補締め切りによって自動的に当選が決まる。

これにより焦点は、他候補擁立の動きに移ったが、若手議員の間から石原慎太郎元運輸相(安倍派)、橋本龍太郎幹事長(竹下派)らの名前が上がっているものの出馬に至るかどうか流動的だ。《共同通信》

8月2日のできごと