平成208日目

平成元年8月3日(木)

1989/08/03

【韓国】平民党・金大中総裁「拘引は政治弾圧」

徐敬元・議員の平壌訪問・スパイ容疑事件に関連して拘引され、ソウル中部警察署で徹夜の取り調べを受けていた野党、平民党の金大中総裁と文東煥・前副総裁は3日早朝、22−23時間ぶりに釈放された。

平民党本部で記者会見した金総裁は「調査項目一つひとつに自信をもって十分に反ばくし、拘引理由が根拠のないものであることを述べ、拘引は不当な政治弾圧だと非難した。

当初、2日夕にも釈放との見通しも伝えられていたが、法定制限時間(24時間)ギリギリまで調べが続けられたことは、捜査当局の並々ならぬ強い姿勢を示している。焦点は当局が2人に対し、どんな司法処分を行うかに移ったが、拘引をめぐる政府・捜査当局と平民党の対立は当分続きそうだ。《共同通信》




【東北電力】女川原発増設工事に着手

東北電力(本社仙台)は3日、宮城県牡鹿郡女川町、牡鹿町の女川原子力発電所2号機の増設工事に着手した。工費2670億円で、平成8年2月に運転開始を予定、全国で50基目の原発となる。《共同通信》

【労働省】「職安」の愛称募集開始

トマト銀行(旧山陽相互銀行)やメロン労組(旧三菱電機労組)が誕生するなど愛称ブームだが、お堅い官庁の労務省も3日、公共職業安定所(職安)の愛称を募集すると発表した。《共同通信》

【政界メモ】出たい人はいないのかね?

◯…3日昼の自民党竹下派総会で、会長の金丸元副総理が総裁選に立候補を表明した海部元文相を「立派な総裁候補者だ」と、賛辞を贈りながら支持表明。竹下派は、独自候補を出さないことを既に決めているが、金丸氏はさらに「同じかまの飯を食った仲間としての行動を期待する」と、海部氏支持での花衣の結束を求めた。

他のメンバーからも同調する声が出た、これで総会が終わりというとき、急に金丸氏が「この派閥から(総裁選に)出たい人はいないのかねえ」と、問わず語りに一言。思わぬ発言に、総会の席からは大きなどよめき。派閥の結束確認直後に飛び出しただけに、誰もが金丸氏の真意を測りかね、顔を見合わすばかり。

◯…宇野首相は3日、ほとんど首相官邸にこもりっきり。訪問客は、官邸の身内を除けば、政治家はほとんどなく、主に関西の地方政界関係者ざ財界人ばかり。首相は、関経連の宇野収会長らに「これからは暇になるので、高い次元で応援したい」と話し掛けるなど、既に思いは首相退陣後に。昼は千代夫人が閣僚夫人を招いての昼食会。夜は都内の料亭で宇野内閣の閣僚慰労会を開いて“残務処理”。記者団に「昼と夜とでフェアウエルパーティー(お別れ会)や」とさばさばした口調で話し掛けていたが、表情には宇野内閣発足2カ月で慰労会を主催する無念さもチラリ。《共同通信》

8月3日のできごと