1988 昭和63年4月10日(日) 瀬戸大橋開通

【瀬戸大橋】開通

9年半の歳月と1兆1300億円の巨費を投じた世界一の道路鉄道併用橋・瀬戸大橋(本州四国連絡橋児島ー坂出ルート)が10日開通した。まずJR瀬戸大橋線(本四備讃線、岡山ー高松間72.1キロ)がこの日の始発から新ダイヤで開業、続いて午後4時からは瀬戸中央自動車道(岡山県・早島ー香川県坂出市間37.3キロ)の一般使用が始まった。

これによって、JRの鉄路は列島四島を一本に結んだことになり、"離島"四国にとっては、百年の夢の実現。瀬戸内新時代の始まりと、その経済効果などに大きな期待が寄せられている。

その一方で、関西などの大資本進出を恐れる声や、乱開発による環境破壊、橋そのものによる騒音公害を懸念する声もある。また、大橋と四国、大橋と関西圏を結び付ける周辺道路の整備が遅れており、特に四国内の道路網整備が急務と指摘されている。《共同通信》

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