平成8464日目
2012/03/11
【東日本大震災】発生から1年
甚大な津波被害と東京電力福島第1原発事故の影響が今も残る被災地は11日、各地で地震発生時刻の午後2時46分に合わせた追悼の行事が執り行われ、参列者はさまざまな思いを胸に犠牲者をしのんだ。
東北地方の自治体で最大の犠牲者3182人、不明者553人を出した宮城県石巻市。河北総合センターでの追悼式には約2500人が列席。村井嘉浩知事が追悼の意を示し「生活再建の加速」を誓った。
84人の児童・教職員が死亡、不明となった同市内の大川小学校前には、早朝から遺族や在校生らが次々と訪れ、手を合わせた。岩手県陸前高田市では、県と同市の合同追悼式が特設テントで行われた。《共同通信》
1万5854人の命を奪った東日本大震災から1年を迎えた11日、政府主催の追悼式など各地で慰霊の祈りがささげられた。式典会場で、仮の住まいで、津波に襲われた海岸で、放射能汚染に追われた先で、人々は愛する人を悼み、前を向いて生きることを誓った。
政府主催の追悼式は東京都千代田区の国立劇場で開かれた。天皇、皇后両陛下、野田佳彦首相ら三権の長と犠牲者の遺族ら約1200人が参列。国歌斉唱後、地震発生の午後2時46分から1分間黙とうし、死亡者の冥福を祈り、行方不明の3155人のことを思った。《毎日新聞》
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【野田佳彦首相】がれき処理を全都道府県に要請
野田佳彦首相は11日、東日本大震災の発生から1年を受けて官邸で記者会見し、震災で発生したがれきを被災地以外で処理する「広域処理」を促進するため、昨年8月に成立した特例法に基づき、全都道府県に受け入れを文書で正式要請する方針を明らかにした。復興庁の対応に被災地から批判が出ている現状を踏まえ、平野達男復興相にどのような点を見直すべきか整理し、速やかに対応するよう指示する。
震災から1年となるのを受け「復興の決意を新たにする日だ。あの日を忘れないことが最大の供養だ」と述べ、震災の経験と教訓を今後に生かす決意を強調した。《共同通信》
【マラソン・野口みずき選手】現役続行を宣言
アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(33)=シスメックス=が11日、ロンドン五輪最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソン後の記者会見で「まだいけるかもしれないと思った。まだやめません」と現役続行を明言した。
長引く故障に苦しみ約4年4カ月ぶりのフルマラソンとなった野口は、2時間25分33秒で6位だった。前半で先頭集団から遅れながら、29キロ手前で追い付いて粘った。《共同通信》
【神戸阪急】約20年の歴史に幕
神戸阪急(神戸市中央区)が11日、19年半にわたった営業を終えて閉店。別れを惜しむ常連客らを従業員約200人が頭を下げて見送り、午後8時半過ぎに 神戸阪急最後のシャッターが下りた。閉店セールは昨年12月14日から行われ、来店客数は前年同期比1.5倍、売上高は2倍に達した。家族3人で自家用車で来た同市北区の主婦(41)は「駐車場が多いこの店が好きだったのに」と閉店を惜しんだ。
大西秀紀店長は平成7年の阪神大震災当時この店に在籍しており「震災の約2カ月後に営業再開したとき、多くのお客さまに来ていただいた ことが忘れられない」と語った。神戸阪急は平成4年10月、ハーバーランドの商業施設「モザイク」に隣接する百貨店として開店したが、平成22年度の売上高はピーク時の半分以下となる91億円に落ち込んだ。神戸阪急跡ではイオンモールが再開発業務を受託し、25年に新しい商業施設の開業を目指している。《産経新聞》