平成7231日目

2008/10/25

【この日の麻生総理】

アジア欧州会合第7回首脳会合(ASEM7)第2日

平成20年10月25日、中華人民共和国の首都・北京を訪問中の麻生総理は昨日に引き続き、アジア欧州会合第7回首脳会合(ASEM7)に出席しました。

午前、麻生総理は人民大会堂で、グローバルな課題をテーマにした首脳会合で各国首脳と議論しました。この中で、食糧問題及び気候変動対策に関して議論され、短期・中長期双方の取り組みの必要性が指摘されました。

その後、パキスタン・イスラム共和国のマクドゥーム・サイヤド・ユースフ・ラザ・ギラーニ首相と会談を行いました。

会談後、持続可能な開発をテーマにした首脳会合に出席しました。この中で、気候変動、エネルギー安全保障及び開発について議論され、気候変動に関する次期枠組みについてのCOP(締約国会議)の議論を促進させる必要性で一致しました。また、麻生総理は、気候変動問題に関し、全ての主要排出国が参加できる枠組み作り、産業など部門別の積み上げ方式による削減目標、途上国への協力を呼びかけました。

終了後、ワーキングランチが開催され、国際情勢・地域情勢について、アジアと欧州の地域協力、朝鮮半島情勢、アフガニスタン情勢、イランの核問題、ミャンマー情勢等、幅広く意見交換が行われました。この中で、麻生総理は北朝鮮の問題について、、核問題・拉致問題の早期解決に向けた協力を求め、これに対し各国から理解を得ました。また、麻生総理はアフガニスタンについて、復興支援や「テロとの闘い」に引き続き積極的に参加していく考えを表明しました。

その後、麻生総理は、イタリア共和国のシルヴィオ・ベルルスコーニ首相と会談を行いました。

会談後、文明間の対話をテーマにした首脳会合に出席しました。この中で、多くの国が、異文化、伝統や宗教に敬意を払い、相互理解を増進していくことの重要性を強調しました。また、グローバル化に伴い生じる国家間の衝突や対立を緩和する上で、異なる文明間の対話や文化交流が果たす役割を認め、ASEMパートナーが一致した行動をとることの重要性について意見が一致しました。

こうして2日間の議論を終え、議長声明などの成果文書を発出し、ASEM7は閉会しました。

閉会式前には、麻生総理はフランス共和国のニコラ・サルコジ大統領と会談を行いました。

ASEM7閉会後、麻生総理は北京市内のホテルで、今回の中国訪問について総括する内外記者会見を行いました。

この中で、麻生総理は「ASEM7については、何と言っても国際金融、金融決済システムということになりますが、アジア欧州の実物経済に与える影響についてかなり突っ込んだ議論が行われております。 私からは、アジアにおける地域協力の必要性を訴えて賛同を得たところであります。」と、最近の国際金融などについて多く議論したことを強調しました。また、「地域情勢に関しましては、私の方から北朝鮮の核問題や拉致問題の解決の重要性を強調し、各国から理解も得ております。また、アフガニスタンの復興支援、テロとの戦いに引き続き積極的に参加していく考えを伝えております。」と述べました。さらに、内閣総理大臣として初めての中国訪問に関連して日中関係について「胡錦濤国家主席、温家宝総理とそれぞれ会談をさせていただき、戦略的、日中間の戦略的互恵関係の推進を確認したところです。」と述べました。《首相官邸》

麻生太郎首相は25日午後、訪問中の北京でフランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相と相次いで会談し、来月15日にワシントンで開催される主要20カ国・地域(G20)緊急金融サミットに向けて協調していくことで一致した。

麻生首相と両首脳との会談は初めて。サルコジ大統領は「危機の教訓を踏まえて金融機関への規制・監督強化を取り上げたい」と提案し、さらに国際通貨基金(IMF)改革など「21世紀にふさわしい国際体制の構築」を訴えた。これに対し、麻生首相は「自由市場の機能や透明性に配慮した形での金融機関への監督や規律の導入には賛成だ」と応じた。新国際体制の構築については「短期とともに中長期的な施策も必要」と述べるにとどめた。

一方、ベルルスコーニ首相との会談では、サミットに向けた協力のほか、来年予定されている「日本におけるイタリア年」などを通じて両国の人的交流、文化、経済関係を深めていくことで合意した。《毎日新聞》




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【フィギュアGPスケートアメリカ】小塚崇彦選手がGP初優勝

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカ第2日は25日、米エバレットで行われ、男子フリーで小塚崇彦(トヨタ自動車)が1位となり、ショートプログラム(SP)3位からの逆転で、GP初優勝を果たした。小塚は合計226.18点。昨季の世界選手権3位のジョニー・ウェア(米国)が2位だった。《共同通信》

【競馬・三浦皇成騎手】JRA新人最多勝記録を21年ぶりに更新

三浦皇成騎手(18)が25日、福島1RでJRA新人最多勝となる70勝目をマークした。87年の武豊騎手の69勝を抜く新記録。自厩舎である河野厩舎のアドバンスヘイローにまたがり、直線であっさりと抜け出した。レース直後にウイナーズサークルでセレモニーが行われ、師匠の河野師からは記念のブルゾンが贈られた。

三浦騎手は「デビュー当初からいい馬に乗せてもらえたおかげ。最初は10勝、次は20勝を目標にやってきたが、50勝あたりで周囲の人が武豊さんの記録を言うようになり(新記録を)意識し出した。ただ、今年だけではないので、今後も一層頑張りたい」と話した。

【この日の民主党】

鳩山幹事長、おがた・福岡9区総支部長、政権交代実現へ力を貸してほしいと訴える

鳩山由紀夫幹事長とおがた林太郎・福岡県第9区総支部長は25日昼、福岡県北九州市の黒崎駅駅頭で街頭遊説を行い、熱心に聞き入る聴衆や支持者らを前に、民主党の政策を訴えると共に、政権交代を実現するため、民主党に力を貸してほしいと訴えた。

はじめに聴衆に向かったおがた総支部長は、先日上京したときに、東京と北九州市の差を大きく感じたと述べ、「東京だけが豊かになっていき、この街(北九州市)では実感することができない。中央と地方の格差が広がる一方だ。政治を担っている者にこの現状が見えているのか」と現在の与党の政治に大きな疑問符をつけた。

そしておがた総支部長は、「小泉・竹中コンビの(強いものがより強く、弱いものがより弱くなる)競争路線、自民党の構造改革路線により、切り捨てられた人が山のようにいる」と、弱者切り捨ての今の自民党政治を厳しく批判し、それに代わる国民のための政治を行う民主党にさらなる支持を求めた。

次に鳩山幹事長は、「政治に政治家が介在しないままに官僚につくられてしまったから、国民のための政治になっていない」と、現在の自民党政治を批判した上で、汚染米や、消えた年金消された年金などの問題を上げ、「これらの問題が噴出しているのに役人はだれも処分されない。それは、与党の政治家と結託しているからだ」と、その癒着構造も厳しく批判した。

鳩山幹事長は、自民党の言い出した消費税増税を、「ムダ遣いで出ていく蛇口の口を閉めないで、足りないからとすぐに消費税を増税しようとすることはおかしな話だ」と、厳しく批判し、財務省の官僚の言うがままの政治の「官僚政権から国民政権に変えなくてはならない」と話し、いっそうの民主党への支援、支持を求め、政権交代を行おうと訴えた。《民主党ニュース》



10月25日 その日のできごと(何の日)