平成4735日目

2001/12/25

この日のできごと(何の日)

【大相撲初場所】番付発表

日本相撲協会は25日、大相撲初場所(1月13日初日・両国国技館)の番付を発表し、栃東が新大関、朝青龍が新関脇、旭天鵬が新小結に昇進した。栃東は、玉ノ井部屋からは初めて、東京都出身としては1993年秋場所の3代目若ノ花以来の新大関。

横綱は3場所連続、東が武蔵丸で西が4場所連続球場の濃厚な貴乃花。大関は東が魁皇と千代大海で西が武双山と栃東。千代大海は3度目のかど番。かど番大関がいるのは6場所連続となり、大関が2場所連続負け越して関脇へ転落することになって以降の最多記録を更新した。

関脇は東が琴光喜と雅山で西が朝青龍。朝青龍はモンゴル出身力士では初の関脇。先場所公傷休場の雅山は10勝以上すれば大関に復帰できる。

小結は東が2場所ぶりに復帰の若の里で西が旭天鵬。旭天鵬は、大島部屋からは97年春場所の旭鷲山以来の新三役となった。前頭筆頭は東が旭鷲山で西が安芸乃島。新入幕の九州場所で敢闘賞の武雄山は東前頭8枚目に番付を上げた。

大相撲初場所(1月13日初日・両国国技館)の番付が25日発表され、ともにモンゴル出身の新関脇朝青龍、新小結旭天鵬が誕生した。モンゴル人力士が三役に2人いるのは初めて。初場所ではモンゴル旋風が吹き荒れそうだ。

朝青龍はデビューからわずか3年で大関の一歩手前まで昇進した。「そういうことを考えたことはない」。スピード出世の話には興味がなさそうで、目標を聞かれると貴乃花との対戦を熱望した。

「早く貴乃花関とやりたい。横綱のけがが早く治ってほしい」。夏場所で初挑戦して敗れ、その後は貴乃花の休場で対戦がない。初場所も貴乃花が休場する可能性が高いが、上位陣でただ1人勝っていない相手を挙げるところに負けん気の強さを見せた。《共同通信》

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【トヨタ・プレミオ/アリオン】発売

12月25日のできごと(何の日)
https://www.goo-net.com/

トヨタ自動車は25日、新型セダンの「プレミオ」と「アリオン」を発売した。プレミオは主力車種として長い歴史を持つコロナの、アリオンはカリーナのそれぞれ後継車。

従来の客だけでなく「新しい顧客を増やしたい」(張富士夫社長)のため伝統の車名を変えて、ミニバンやRVに押され気味のセダン市場をてこ入れする。

新型車は大きさを従来とほぼ同じにしながら、室内を大きく広げたのが特徴。排ガスに含まれる有害物質を少なくし燃費を改善して環境への負荷も少なくした。高級車並みの装備と合わせ、40代から50代を中心に売り込む考えだ。

販売台数は合わせて月7000台。プレミオのX「Lパッケージ」が185万円。《共同通信》

【プロ野球】契約更改

巨人の松井秀喜外野手(27)が25日、東京・神田錦町の球団事務所で来季の契約交渉に臨み、単年契約で1億1000万円増の年俸6億1000万円でサインした。オリックス時代のイチロー(現マリナーズ)が2000年にプレーした時の5億3000万円を超えて史上最高額となり、日本球界初の6億円選手が誕生した。

今季は36本塁打、104打点と2冠を獲得した昨年(42本塁打、108打点)を下回ったが、打率3割3分3厘で初の首位打者に輝くなどチームへの貢献が認められた。「巨人も生まれ変わろうとしている。そのチームを引っ張っていきたい」と力を込めた。

来年4月にもフリーエージェント(FA)権を取得する。球団は引き留め策として5年契約を提示したが拒否。「FAは宣言するつもり。でもシーズン中はあくまでチームの中の松井でチーム第一」と話した。

西武の松坂大輔投手(21)は25日、所沢市内の球団事務所で契約交渉に臨み、4000万円増の年俸1億4000万円でサインした。

今季は15勝を挙げ、新人のシーズンから3年連続最多勝に輝いたほか、12完投するなど両リーグ最多の240回1/3を投げた点が評価された。

松坂は「理想には少し届かなかったが、いい部分の評価をたくさんしてもらった。去年、一昨年とけがして1年間先発ローテーションを守れなかったが、今年はそれができた。3年間やってきたことを評価してくれ、うれしく思う」と納得した表情だった。

今季で3年契約を終えたヤクルトの若松勉監督は25日、東京・新橋の球団事務所で契約更改交渉し、新たに3年契約を結び、来季は年俸1億円で合意した。

契約最終年を優勝で飾った若松監督は「複数年契約だが、1年1年が勝負と思っている」と連覇に意欲を見せた。多菊善和球団社長は「日本一に導いた手腕、我慢強いさい配などを高く評価した」と説明した。(金額は推定)《共同通信》

【中日・島野育夫2軍監督】阪神移籍へ

阪神の星野仙一監督からコーチとして招聘されている中日の島野育夫2軍監督が中日を退団し、阪神へ移籍することが25日、確実になった。

島野氏はこの日、名古屋市内の球団事務所で西川順之助球団社長に、阪神への移籍を要望。西川社長は複数年契約などを示して慰留したものの、話し合いは物別れに終わった。その後、同社長は従来の移籍拒否の姿勢を翻し「最終的には本人の意思に任せるしかない。『あなたが決めてください』と伝えた」と語り、慰留断念を示唆した。年明けの次回交渉で移籍が認められる見通し。後任は大橋穣2軍ヘッドコーチの昇格が有力視されている。

島野氏は星野監督が中日監督を務めた2期11年間、参謀役として支えた。「星野監督をボロボロにしたくない。亡くなられた(星野監督の)奥さんからは『日本一の胴上げをするまで頑張ってほしい』と言われている。約束を実現したい」と決意をのぞかせた。《共同通信》

【サッカー・城彰二選手】神戸へ移籍

Jリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は25日、元日本代表で横浜F・マリノスのFW城彰二(26)を期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は来年2月1日から2003年1月31日まで。

城は鹿児島実高から1994年にジェフ市原入り。97年に横浜マリノス(当時)に移り、昨年1月にはスペイン1部のバリャドリードへ期限付きで移籍。日本人で初めて同リーグでプレーし、その後横浜Mに復帰した。

また、神戸は札幌のFW播戸竜二(22)も1年間の期限付き移籍で獲得。三浦知良との3人で来季は攻撃的な布陣となる。《共同通信》

【マスターズ・リーグ】池永投手、復活快投

福岡ドームで25日に行われたプロ野球OBのマスターズ・リーグ、福岡ドンタクス−名古屋エイティデイザーズ戦で、元西鉄のエース池永正明さん(55)が福岡の先発投手で登板。「黒い霧事件」と呼ばれた八百長疑惑で球界を追われた「伝説の投手」に約1万6000人のファンから熱い声援が送られた。

65年に西武入りし、いきなり20勝を挙げて新人王に輝くなど、大活躍した。70年5月、球界を揺るがした「黒い霧事件」に関与したとして永久失格処分を受けた。

速いテンポで3回、打者11人に対し無安打、無失点。帽子を振って降板する池永さんを、ファンとチームメイトが迎えた。「いい舞台に上がらせてもらい感謝しています。上出来です」。笑みを浮かべ、感想を話した。

池永さんが会見の最後に「わたし個人では何もできないが」と前置きして「もう許していただきたい」と訴えた。傷は心の奥底に澱みのように残り続けているのだろう。《共同通信》

【九州南西海域工作船事件】小泉首相「(不審船)引き揚げた方がいい」

東シナ海で巡視船との銃撃戦の後に沈没した国籍不明の不審船について、小泉純一郎首相は25日、「技術的に可能だと行っている。水域が領海外なのでよく調べて、できることなら引き揚げた方がいい」と積極姿勢を示した。

扇千景国土交通相も同日、閣議後の記者会見で「不審船の国籍や目的が分からなければ今後、対処しようがない。調査のため沈没した不審船を引き揚げたい」と述べた。

これを受けて国土交通省は、水深約90メートルに沈んでいるとみられる船体の引き揚げが可能かどうか、民間のサルベージ会社などに打診を始めた。

現場は中国の排他的経済水域内にあり、実行には中国政府との交渉も必要になりそうだ。

サルベージ業界には「不審船所有国の妨害を受ける可能性があり、政府の十分な護衛態勢がなければ、受注はできない」とする不安の声も広がっている。

不審船の重量は約100トンと推定され、沈没現場は東シナ海の比較的浅い大陸棚。《共同通信》

【小泉純一郎首相】有事法制を一括提出へ

小泉純一郎首相は25日夜、都内で自民党の山崎拓幹事長と会談し、日本が直接攻撃を受けた際の自衛隊活動を円滑化するための有事法制について、自衛隊法など防衛庁所管法令(第一分類)と道路交通法など他省庁所管法令(第二分類)だけでなく、住民の避難誘導や捕虜の取り扱いなど所管省庁がはっきりしない「第三分類」まで含めた一括関連法案を来年の通常国会に提出し成立を目指す考えを表明した。

山崎氏はテロ対策特別措置法制定が影響して、政府部内での第三分類の法制化準備が行われていることを指摘し「(通常国会では)第一、二分類だけでも先行して処理してはどうか」と提案。これに対し首相は「できれば第三分類も含めて包括的にやりたい。準備作業を急がせたい」と述べた。《共同通信》

【民主党】新政策集団設立へ

民主党の鳩山由紀夫代表に批判的な旧社会党系議員を中心とする16人が25日、横路孝弘前副代表を中心にした従来の勉強会を衣替えして政策グループ「新政局懇談会」を結成することを決めた。赤松広隆、鉢呂吉雄、斎藤勁、大橋巨泉の各氏を世話人に選出。入会の内諾を得た18人の計34人で年明けに「設立総会」を開く。

当初は、より派閥色を強めた少人数の「新しい政権を創る会」結成を目指していた。だが旧社会党以外にもメンバーの幅を広げるため、横路氏を囲む情報交換の場だった「政局懇談会」の改編にトーンダウンした。

「小泉政権と対峙し、政権交代を求める」との基本方針で政策提言を行っていくことなどを決めた。《共同通信》



12月25日 その日のできごと(何の日)