平成2543日目
1995/12/25
この日のできごと(何の日)
【大相撲・土佐ノ海関】小結昇進
日本相撲協会は25日朝、大相撲初場所(来年1月7日初日・両国国技館)の番付を発表した。九州場所で両横綱を倒して殊勲、技能両賞を獲得した土佐ノ海が入幕4場所目で新小結となり、玉春日が新入幕するなど、学生相撲出身力士の躍進が目立っている。
土佐ノ海は同大出身としてては初の三役力士。玉春日は中大出身2人目の幕内。学生相撲出身の幕内は通算30人目で、現役は11人となった。
横綱、大関陣に大きな変化はなし。貴乃花が4場所連続最高位の東横綱に座り、先場所途中休場の曙が西。九州場所で2度目の優勝を果たした若乃花が東大関で、初の綱とりに挑む。武蔵丸が西に回り、貴ノ浪は東と変わらず。
関脇は東が魁皇、西が琴錦。魁皇は7場所連続関脇で、史上7位タイ。琴錦は関脇在位通算17場所で昭和以降2位のままだが、1位長谷川の21場所にまた一歩近づいた。三役在位通算24場所は同3位となっている。
小結は東が新の土佐ノ海で、西には関脇から落ちた武双山。先場所小結の貴闘力は東前頭筆頭、琴稲妻は西2枚目に後退した。入幕は1人で玉春日。久島海は勝ち越しながら、番付の不運で先場所と同じ東十両筆頭に止められた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ヤクルト・池山隆寛内野手】契約更改
ヤクルトの池山隆寛内野手(30)、巨人の広沢克内野手(33)が25日、ともに契約を更改したが、昨年までのチームメートは明暗を分けた。
2年ぶり日本一の立役者の一人となった池山はフリーエージェント(FA)宣言して再契約金1億2000万円で3年契約。当初2年間の年俸は今季と同じ1億5000万円で据え置きとなるが、既に今季から取り入れている成績に応じる出来高払い契約の延長にも合意した。
一方、FAでヤクルトを飛び出した広沢の巨人一年目は不振を極め、1500万円減の1億6500万円でのサインとなった。(金額は推定)《共同通信》
【北朝鮮・金正日書記】反革命行為は排撃する
朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の労働新聞は25日、金正日書記の「革命の先輩を敬うことは革命家たちの崇高な道徳的義務である」と題した談話を掲載した。
談話は、社会主義をつくりあげた歴史的業績を否定するような「改革」は、社会主義の崩壊を招くと指摘、「わが党と人民は、社会主段偉業に貢献した革命の先輩たちの闘争と業績を中傷するあらゆる反革命、背信行為に反対し排撃する」と強調した。
また「敬愛する領袖金日成主席を生きている時と変わりなく奉じるべきである」とした上で「労働者階級の領袖としてのマルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンの業績を高く評価する」としている。《共同通信》
【社会党・関山信之政審会長】辞表提出
社会党の新党結成先送りに対し、関山信之政審会長が25日に辞表を提出、あらためて党内の対立、村山富市首相(党委員長)への不満のうっ積を浮き彫りにした。辞表の取り扱いについては「新執行部選出までは棚上げ」(幹部)する方針で直接的なインパクトはないとされる。
しかし党務の中心である五島正規副書記長に続き、連立3党の政策調整のかなめである政審会長の辞表提出は「現職首相(委員長)への反乱」(幹部)ともいえ、政権のイメージダウンは免れない。《共同通信》
【沖縄県・大田昌秀知事】「基地固定化やめてほしい」
大田昌秀沖縄県知事は25日、東京・平河町の都道府県会館で記者会見し、来年4月に来日が決まったクリントン米大統領と村山富市首相の首脳会談に関連して「21世紀に生きる(沖縄の)若者が希望をなくさないよう、基地の固定化をやめてもらいたい。また(日米安保条約の)極東条項がグローバルに拡大することのないよう(日米両政府に)明確に要請している」と述べ、米軍の世界戦略の中で在沖縄米軍の位置付けが強化されないよう、あらためて強調した。
また、平成8年度政府予算案で沖縄振興開発事業費が初めて3000億円を超える額を確保した点について「基地問題と振興計画とは別の問題だが政府の(沖縄に対する)認識が深まったと思う」と評価した。《共同通信》
【東京都・青島幸男知事】臨海副都心開発継続を強調
東京都の臨海副都心の見直しを進めている臨海副都心開発懇談会が25日、都庁で開かれ、福川伸次座長(電通総研社長)が青島幸男都知事に中間報告を提出した。
青島知事は「(中間報告は)開発の先行きについての不安を解消し、開発を継続していく上で大きな意義がある」と開発を継続する考えを強調した。
中間報告は都市基盤整備などに既に巨額の投資がなされていることを見据えるべきだとして、現実的な見直しの必要性を指摘するなど、全体に既定路線容認の色が濃い。その上で、副都心を国際化の進展や都市住民ニーズの多様化への対応、災害対策活動の支援基地、産業活動の自由化などに役立てる方策を盛り込んでいるが、総花的過ぎるとの批判もありそうだ。
具体的な検討課題については別表として添付。①土地処分方式にこれまでの貸し付けに加えて売却や定期借地制度の導入②全体の開発スケジュールの見直し③国際貿易ビジネスゾーン化―などの検討を挙げた。
別表を添えるかどうかについては「議論が尽くされていない」として強い異論があったが、報告の末尾に「多様な意見」などとしてわずかに反対意見を紹介するにとどまった。《共同通信》
【ディーン・マーチンさん】死去
軽妙な演技と甘い歌声で多くのファンを魅了した米国の映画俳優で歌手のディーン・マーチン氏がクリスマスの25日朝(日本時間同日夜)、急性呼吸不全のため、ロサンゼルス・ビバリーヒルズの自宅で死去した。78歳だった。
米国オハイオ州のイタリア系一家の生まれ。高校卒業後、ボクサーやとばく師、用心棒などの職業を転々とした末、売れないクラブ歌手になった。1946年(昭和21年)、急場しのぎに組んだ喜劇役者ジェリー・ルイスとのコンビが大当たりし、一躍、ラジオ、テレビの売れっ子として活躍。2人は映画にも進出、「底抜け」シリーズなどで人気を集めた。《共同通信》