平成5096日目
2002/12/21
この日のできごと(何の日)
【中村紀洋内野手】近鉄残留を表明
プロ野球近鉄からフリーエージェント(FA)宣言し、近鉄、阪神、米大リーグのニューヨーク・メッツから交渉を受けていた中村紀洋内野手(29)は21日、大阪市内のホテルで会見し、残留を表明した。
同内野手は大リーグへの夢を追い、メッツのゼネラルマネージャーが「中村選手とは基本的に合意に達し、健康診断を受けていた」と明かすように一度はメッツ入りを決意した。
しかし、一転して残留を決断。その理由にメッツ側から一方的に情報が流れたことへの不信感を挙げ、さらに近鉄・梨田監督らから熱心な残留要請を受ける中で、近鉄で日本一を目指すことに再び気持ちが大きく傾いたという。
同内野手は会見で「日本一になって恩返ししたい。(松井君がメジャーに行くが)日本の野球を引っ張っていくつもりでやりたい」と話した。《共同通信》
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【サッカー・高原直泰選手】ドイツ移籍が決定
サッカーの日本代表FW高原直泰(23)がJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田からドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ)ハンブルガーSVに移籍することが21日、決まった。来日中のハンブルガーSVのロナルド・ブルフ会長と磐田の松崎孝紀社長が同日、大阪市内で移籍交渉し、来年1月から2年半の完全移籍で合意に達した。契約のサインは22日に交わされる予定で、高原は1月早々に渡航し、1月25日に再開するリーグ戦(対ハノーバー)出場を目指す。
高原は2月にアルゼンチン1部リーグのボカ・ジュニアーズから磐田に復帰。4月に肺動脈血栓塞栓症になり、ワールドカップ(W杯)日本代表メンバーからは漏れたが、今季のJ1で26得点を挙げて磐田の年間優勝の原動力となり、得点王と最優秀選手賞の両タイトルを獲得した。
高原の移籍で、欧州リーグでプレーする日本人選手は、イタリア1部リーグ(セリエA)の中田英寿(パルマ)中村俊輔(レッジーナ)、オランダ1部リーグの小野伸二(フェイエノールト)、イングランド・プレミアリーグの稲本潤一(フラム)らと合わせて8人となる。《共同通信》
【北朝鮮】核施設封印撤去
国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は21日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が、米朝枠組み合意で凍結中の寧辺の実験用原子炉(5000キロワット)から封印をほとんど撤去、監視カメラなども使用できないよう妨害したことを明らかにした。
北朝鮮の国営朝鮮中央通信は22日、核施設の封印解除と監視カメラ撤去作業を開始したと報じ、撤去を確認した。北朝鮮が施設稼働再開に向け強硬な行動に踏み込んだことで、枠組み合意は崩壊の瀬戸際に立たされた。
事務局長はこの日の声明で、今回の行動を「一方的だ」と非難するとともに「深い憂慮の念」を表明。北朝鮮に対し、IAEAが現地に常駐させている査察官の退去など、さらなる行動をとらないよう警告する書簡を同日付で送付した。
北朝鮮は今月12日の核凍結解除表明後、IAEAに二度にわたり封印などの撤去を要請したが、IAEAは拒否、専門家レベルの協議に応じるよう促していた。
IAEA広報部によると、寧辺に常駐する査察官が21日、北朝鮮側が原子炉の機器を封印していたロープを切断したり、監視カメラに覆いをしたりするなどの行動を取ったことを報告。しかし、他の施設ではそうした兆候はなく、査察官の退去も求められていないという。IAEAはこれまでに北朝鮮に対し、核施設封印などの措置を維持する重要性を強調、一方的な封印撤去は、IAEAとの保障措置協定違反となり、国連安全保障理事会に報告すると警告している。《共同通信》