平成9463日目
2014/12/05
この日のできごと(何の日)
【大韓航空ナッツリターン事件】
大韓航空の趙顕娥副社長(40)が、5日に米ニューヨークのケネディ国際空港で同社機に搭乗した際、客室乗務員の接客を叱責し、機内サービスの責任者を降ろすなどして離陸を遅らせたことが8日、分かった。このため目的地の韓国・仁川国際空港への到着は約11分遅れた。聯合ニュースが伝えた。
乗務員の指揮権限は機長にあるとする法令に違反する可能性があり、韓国国土交通省が調査を始めた。趙氏は大韓航空を中心とする韓進グループの会長の長女で、機内サービスを統括している。《共同通信》
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5日0時50分、ニューヨークを出発して韓国に向かう大韓航空KE086便が滑走路に移動中、10分後に突然止まった。飛行機はバックしてゲートに戻り、一人を降ろした。降りたのは乗務員のユニホームを着たチーフパーサーだった。チーフパーサーを置いた飛行機は離陸して6日未明、韓国に到着したが、乗客約400人への客室サービスと安全を担当するチーフパーサーはいなかった。乗客らの話を総合すると、この事件は出張でファーストクラスに乗っていたチョ・ヒョナ大韓航空副社長(40)の指示によるものだった。
あるキャビンアテンダント(CA)が他のファーストクラスの乗客と同様、趙副社長にマカダミアナッツを「召し上がりますか」と尋ねた。すると趙副社長は「どうしてこんなサービスをするのだ」と問い詰め、CAに飛行機から降りろと声を上げた。CAが「マニュアル通りにしました」と答えると、趙副社長はマニュアルを見せるよう要求した。趙副社長の叫び声にチーフパーサーがタブレットPCを持ってきたが、正しいパスワードを入力できなかった。趙副社長はCAの代わりに、チーフパーサーに飛行機から降りろと叫んだ。趙副社長の怒鳴り声は、エコノミークラスまで聞こえるほどだった。当時、ファーストクラスには趙副社長ら2人の乗客が乗っていたという。《韓国・ハンギョレ紙》
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【朝日新聞】新体制スタート
朝日新聞社は5日、大阪市内のホテルで臨時株主総会を開いた。福島第一原子力発電所の事故に関する「吉田調書」報道で記事を取り消したこと、慰安婦報道を検証した8月の特集紙面で誤報と認めながら謝罪しなかったことなど一連の問題の責任を取って木村伊量社長(61)が辞任、新しい取締役が決まり、新体制がスタートした。木村氏は経営から退き、予定されていた顧問就任も辞退した。《朝日新聞》
【四国】雪で一時130台立ち往生
国土交通省四国地方整備局によると、愛媛、徳島県境の国道192号で5日未明、雪で身動きが取れなくなる車が相次ぎ、約130台が立ち往生した。重機での除雪作業が進められ、同日午後10時までにすべて解消した。現場付近では午前中に約25センチの積雪を観測していた。
同整備局は改正災害対策基本法に基づき、国道192号の38キロを、やむを得ない場合に放置車両などを強制移動できる区間に初指定。立ち往生して道をふさいだ車両を路肩に移動させたほか、トレーラー1台が荷台部分を置いて現場を離れたため待避所に動かした。
香川、徳島両県にまたがる国道32号の約54キロ区間も指定したが、立ち往生車両はなかった。《共同通信》
【次世代の党・石原慎太郎最高顧問】引退明言
次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)は5日、長野市での衆院選立候補者の応援演説で「私もいい年。もうくたびれて、さすがに引退しようと思う。今度の選挙を機会にやめる」と明言した。
石原氏は衆院選の比例代表東京ブロックに同党の名簿登載順位最下位9位で立候補。テレビ番組で「討ち死に覚悟の出陣だ。政治家の立場を離れてもお国のためにすることがいっぱいある」などと語り、引退を示唆していた。
石原氏は2012年に東京都知事を辞職。同年の衆院選で当選し、17年ぶりに国政に復帰した。《共同通信》
【柔道・グランドスラム東京大会】第1日
柔道のグランドスラム東京大会第1日は5日、東京体育館で男女計5階級が行われ、男子66キロ級を17歳の阿部一二三が制した。準決勝で世界選手権3連覇の海老沼匡を、決勝ではゴラン・ポラック(イスラエル)を優勢で破った。
女子は48キロ級で19歳の近藤亜美が決勝で浅見八瑠奈との新旧世界女王対決を優勢勝ちした。
57キロ級はロンドン五輪覇者の松本薫が優勝し、世界選手権覇者の宇高菜絵は準々決勝で敗れた。52キロ級は橋本優貴が決勝で西田優香を下した。仁川アジア大会覇者の中村美里は準決勝で橋本に敗れた。
男子60キロ級の志々目徹は決勝で金ウォンジン(韓国)に敗れた。《共同通信》
【松坂大輔投手】ソフトバンク入団会見
米大リーグのメッツからフリーエージェント(FA)となり、ソフトバンク入団が決まった松坂大輔投手(34)が5日、福岡市内のホテルで記者会見し、「みなさんの期待も感じるし、それに応える自信もある。不安もあるがプレーしていく中で打ち消していけたらいい」と抱負を語った。9年ぶりの日本球界復帰となる。
3年契約で、年俸総額12億円プラス出来高払い。背番号は「18」。会見には王貞治球団会長も同席し、「投手陣の中心として頑張ってもらえると確信している」と期待を寄せた。(金額は推定)《共同通信》
【中島裕之内野手】オリックス入団会見
オリックスで3年ぶりに日本球界へ復帰する中島裕之内野手(32)が5日、ほっともっとフィールド神戸で入団記者会見に臨み「オリックスには優勝するために来ているので、少しでも力になれるように一生懸命やりたい」と抱負を述べた。球団幹部によると、3年契約で総額12億円。
米大リーグ出場を果たせず、古巣の西武や阪神からもラブコールを受けた中、地元関西から復活を目指す。「パ・リーグでずっとやっていたので、ちょっとでも慣れているところがいい」と説明した。少年時代にバッテリーを組んだ山崎勝己捕手(32)から誘われたのも大きかったという。(金額は推定)《共同通信》
【日本ハム・大谷翔平投手】契約更改
プロ野球日本ハムの大谷翔平投手(20)が球界最速タイで1億円プレーヤーになった。5日に札幌市内の球団事務所で来季の契約を更改し、7千万円増の年俸1億円でサインした。入団3年目の1億円到達は最速に並ぶペースで、高校からプロ入りした選手では西武時代の松坂大輔投手に次いで2人目となった。
投手と野手の「二刀流」に挑んでいる大谷はチームトップの11勝に加え、打者でも10本塁打を放ち、プロ野球史上初となる同一シーズンでの2桁勝利と2桁本塁打を達成。投打にわたる活躍が高く評価された。球速でも公式戦最速タイの162キロを出し、鮮烈な印象を残した。(金額は推定)《共同通信》
【香港・梁振英行政長官】デモ「早晩に行動取る
香港で続く大規模デモについて、親中派で香港政府トップの梁振英行政長官は「いつまでもデモを続けさせるわけにはいかない。政府は遅かれ早かれ行動を取る」と述べ、学生らが座り込みを続けるデモ拠点の強制撤去に近く乗り出す考えを示した。5日付の香港紙、香港経済日報のインタビューで表明した。
2カ月以上に及ぶ道路占拠で高まるデモ批判を受け、大学生団体「香港専上学生聯会」はデモを継続するか撤収するか近く判断する考えを示しており、梁氏の発言は大学生団体に圧力をかける狙いがあるとみられる。《共同通信》
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香港大規模デモで、裁判所は5日、デモの最大拠点、香港島アドミラリティ(金鐘)の一部区域に対して出した占拠禁止命令への異議申し立てを却下した。香港メディアによると、命令は事務手続きを経て8日にも有効となる見通しで、警察は来週後半にもバリケードの強制撤去に乗り出す。
多くのテントが設置されている占拠地中心部の幹線道は命令の対象外だが、目の前で強制撤去が行われればデモ隊には大きな圧力となる。デモ開始から2カ月以上がたち、撤収を検討し始めた大学生団体「香港専上学生聯会(学聯)」はじわじわと追い込まれている。命令はバス会社の訴えに基づき出された。《共同通信》
【南アフリカ】マンデラ氏追悼イベント
南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を主導したマンデラ元大統領が95歳で死去してから1年を迎えた5日、首都プレトリアなどで追悼イベントが開催された。大統領府が入るユニオンビルで、共に旧白人政権と闘った元活動家らがマンデラ氏の銅像に花輪をささげた。
市内の記念公園での追悼式典では出席者が3分間、黙とうし、中国を訪問中のズマ大統領の代理として、ラマポーザ副大統領が演説。
フランス公共ラジオによると、マンデラ氏の盟友で南アのノーベル平和賞受賞者、ツツ元大主教は声明で「彼が思い描いた社会の実現を目指し続けることが義務だ」と訴えた。《共同通信》
【ケニア】中国人77人拘束
ケニアの警察は5日までに、首都ナイロビの高級住宅地で不法に無線通信拠点を設置していたとして、中国人の男女77人を拘束した。インターネット詐欺やスパイ活動をしていた可能性があるとみて捜査している。地元メディアが伝えた。
それぞれが一戸建ての拠点7カ所にはネットに接続したコンピューターがあり、キャッシュカードのマイクロチップを偽造していた形跡があった。警察はネット詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)のほか、ケニア政府のサイトをハッキングしていた疑いがあるとみている。《共同通信》