2014 平成26年12月6日(土)　仏ロ、ウクライナ正常化へ協議

平成9464日目

2014/12/06

この日のできごと(何の日)

【フランス、ロシア】ウクライナ正常化へ協議

フランスのオランド大統領は6日、ロシアを訪問し、モスクワ郊外のブヌコボ空港でプーチン大統領と、停戦合意が事実上破綻したウクライナ東部の正常化をめぐり会談した。プーチン氏は会談後、記者団に、あらためて停戦合意が結ばれることに双方が期待感を示したことを明らかにした。

ウクライナ政府と東部の親ロシア派勢力は最近、9日からあらためて停戦することで一致し、近く直接対話を行うことも模索している。プーチン氏の発言はこの動きへの支持を示している。

ウクライナ危機が先鋭化して以降、対ロ制裁を科した先進7カ国(G7)の首脳の訪ロは初めて。《共同通信》

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フランスのオランド大統領は6日、訪問したロシアでプーチン大統領との会談後、ウクライナ東部で続く戦闘をめぐり近く「停戦が宣言される。それを守らなければならない」とフランスのテレビに述べた。ロイター通信が伝えた。

ウクライナのポロシェンコ大統領によると、同国政府と親ロシア派との直接協議が9日にベラルーシの首都ミンスクで行われる見通し。オランド氏はこの場で停戦合意が確認されるとの考えを示した可能性がある。

カザフスタンからの帰途に急きょ訪ロを決めた理由についてオランド氏は「プーチン氏と共に緊張緩和のメッセージを送りたかった」と強調した。《共同通信》

【J1】ガンバ大阪、9年ぶり2度目のリーグ制覇

J1最終節(6日・鳴門ポカリスエットスタジアムほか=8試合)今季J1に復帰したG大阪が9年ぶり2度目の優勝を決めた。最下位の徳島を攻め切れず0−0で引き分け、勝ち点63。2位浦和が名古屋に1−2で逆転負けして62にとどまり、3位鹿島も鳥栖に0−1で敗れて60のため、G大阪が逃げ切った。今季前半の低迷から巻き返し、前節初めて首位に立っての逆転劇だった。

残留争いは大宮の16位が決まり、来季J2に降格する。C大阪を下し勝ち点35としたが、15位清水が甲府と引き分けて36とし、残留を決めた。

川崎は神戸を退け、2ゴールの大久保は通算18点で2年連続得点王をほぼ手中にした。広島は仙台に勝ち、FC東京―横浜Mは引き分けた。新潟―柏は雪の影響により延期された。《共同通信》

【柔道・グランドスラム東京大会】

柔道のグランドスラム東京大会第2日は6日、東京体育館で男女計4階級が行われ、男子は73キロ級で28歳の秋本啓之が決勝で昨年の世界選手権覇者、大野将平に優勢勝ちし、3年ぶり2度目の優勝を果たした。

81キロ級は21歳の永瀬貴規が決勝でセルゲイ・トマ(アラブ首長国連邦)を延長で下し2連覇。準決勝では世界王者のアフタンディリ・チリキシビリ(グルジア)に一本勝ちした。

女子は70キロ級決勝で田知本遥がジブリズ・エマヌ(フランス)に敗れた。世界選手権銀メダルのヌンイラ華蓮は準々決勝と3位決定戦で敗戦。63キロ級は西川真帆の3位が最高だった。《共同通信》

【ベースボールフェスタin福島】

日本野球機構による東日本大震災の復興支援イベント「ベースボールフェスタin福島」が6日、福島市の国体記念体育館で開かれ、日本ハムの大谷翔平投手(20)らプロ野球12球団の選手23人が、福島県内の小学生約300人と一緒に体を動かして交流した。

東京電力福島第1原発事故の影響で児童が屋外活動を控え運動不足が懸念されるため、体を動かす楽しさを知ってもらおうと運動会をイメージ。大谷投手や福島県相馬市出身の巨人の鈴木尚広外野手(36)らが子どもたちと綱引きやリレーを楽しみ、カレーの炊き出しも手伝った。《共同通信》

【福山雅治さん】オールナイトニッポン終了を発表

福山雅治(45)が6日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「オールナイトニッポン サタデースペシャル“魂のラジオ”」(土曜午後11時半) の中で、同番組を来年3月末で終了すると発表した。

番組の最後に「突然ではございますが、ラジオの前のあなたに、とてもとても大切なお知らせがございます。放送丸15年を迎える15年3月28日に終了となります。冗談じゃないんです。本当なんです」と話した。「福山雅治のオールナイトニッポン」として92年1月開始。その後、曜日や時間帯を移しながら98年3月にいったん終了した。約2年のブランクをへて00年3月、現在の番組名及び時間帯でリスタートした。「オールナイト」は福山の芸能人生とともに歩んできたともいえる、足かけ23年に及ぶライフ ワークだった。《日刊スポーツ》

【第47回衆院選】公示後初の週末

衆院選は6日、公示後初の週末を迎え、与野党党首が、自民党優位との序盤情勢を踏まえて攻防を激化させた。安倍晋三首相(自民党総裁)は民主党政権時代に円高で倒産が相次いだとして、自身の経済政策「アベノミクス」を継続させる必要性を強調した。民主党の海江田万里代表は「自民党に大きな数を与えて白紙委任していいのか」と訴えた。自民党が圧倒的多数を占める「1強」維持を狙うのに対し、野党は反転攻勢に向けて政権批判を強めた。

首相は神戸市北区で街頭演説し「民主党は円安を批判しているが、2、3年前は行き過ぎた円高で根っこから仕事がなくなっていた」と力説。自民党が政権を奪還して以降、雇用が増えて倒産件数も減ったと主張した。

海江田氏は新潟市での演説で、非正規労働者の割合が多いと問題視。アベノミクスは企業重視だとして「働いている人が幸せを感じる国にしたい」と見直しを求めた。前橋市では、政権の原発再稼働方針を念頭に「国民と対話せず、一方的に押し付けるのが首相のやり方だ」とけん制した。

維新の党の江田憲司共同代表は東京都内の演説で「安倍政権は大変強権的な体質だ。巨大与党では『1強多弱』で緊張感がない」と指摘した。首相が原発再稼働や公共事業拡大を進めるとの見方も示し、歯止めが必要だとした。

公明党の山口那津男代表は岡山県倉敷市で、消費税再増税時の低所得者対策として軽減税率の導入を約束した。次世代の党の平沼赳夫党首は都内で、自主憲法制定の持論を展開した。

共産党の志位和夫委員長はさいたま市で、政権による集団的自衛権の行使容認について「海外で戦争をする国造りだ」と非難。生活の党の小沢一郎代表は岩手県奥州市で「アベノミクスを続ければ真っ先に地方が衰退する」と述べた。

社民党の吉田忠智党首は秋田市で昨年の特定秘密保護法の採決強行を挙げ「国民を無視した政治だ」と位置付けた。新党改革の荒井広幸代表は都内で脱原発を進める考えを示した。

【台風22号】フィリピン中部上陸

フィリピン気象庁によると、非常に強い台風22号が6日午後9時15分(日本時間同午後10時15分)ごろ、同国中部サマール島に上陸した。今後、西に進み同国を横断する見通しで、レイテ島タクロバンでは当局が海辺の住民に退避命令を出すなど警戒が強化され、全土で約60万人が避難。緊張が高まった。

日本の気象庁によると、台風22号は日本時間6日午後9時現在、中心付近の気圧が935ヘクトパスカル、最大瞬間風速は70メートル。死者・行方不明者約7400人を出した昨年の台風30号と進路が似ており、北寄りに進んだ場合には首都マニラを直撃の恐れも出ている。《共同通信》

【米・ヘーゲル国防長官】アフガニスタン訪問

ヘーゲル米国防長官は6日、辞任を前にアフガニスタンを予告なしに訪問した。首都カブールで記者会見し、2015年のアフガン駐留米軍の兵力を当初計画の9800人よりも最大で千人増やし、1万800人とする方針を明らかにした。ロイター通信が伝えた。

16年末までにアフガンから米軍を完全撤退させる計画は堅持する。

国際治安支援部隊(ISAF)を主導する北大西洋条約機構(NATO)は15年以降、アフガン治安部隊の訓練や助言に任務を移行するが、加盟国や協力国の部隊派遣が整うまでに時間がかかる見込みで、米軍の増員により不足分を補う。《共同通信》

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