2002 平成14年11月9日(土)　早大雄弁会・100周年式典

平成5054日目

2002/11/09

この日のできごと(何の日)

【早大雄弁会】100周年式典

政界に多くの人材を輩出している早大雄弁会の創設100周年記念式典が9日、同大の大隈講堂で開かれ、海部元首相、森前首相、自民党の青木参院幹事長ら“大物OB”が駆けつけた。

式典では、渡部恒三衆院副議長が「私の親分は田中角栄さん(元首相)だが、人脈では田中さんに負けない。雄弁会にいたおかげだ」とあいさつ。さらに、「青木君が代表質問で雄弁会でないと言えない素晴らしい(小泉首相の経済政策を批判する)演説をした。『小泉さんに協力します』の部分がなければなお良かった」としたうえ、「『内閣総理大臣・青木幹雄君』と呼べるまで副議長をやっているかなあ」と語り、会場の笑いを誘った。

雄弁会は1902年に設立。政治演説活動を展開し、大隈、石橋湛山、竹下登、海部俊樹、小渕恵三、森喜朗の6氏を首相に送り出した。同会出身の国会議員は118人に上るという。《読売新聞》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第12節第1日日(9日・万博記念競技場ほか＝6試合)優勝争い生き残りを懸けたG大阪−鹿島は、鹿島が2−0で快勝し、勝ち点23で2位に浮上した。G大阪は手痛い敗戦で2位から3位に後退。浦和も市原に0−1で敗れて3連敗となり、3位から5位まで順位を下げた。

東京Vは札幌にVゴール勝ちして勝ち点21で4位。勝ち点20のF東京は名古屋に0−1で敗れた。

J1残留を争う神戸と広島は1−1で引き分けた。年間順位15位の広島は今節の降格決定は回避したが依然、厳しい状況が続いている。《共同通信》

【J2】

J2第42節第1日(9日・長居陸上競技場ほか＝5試合)C大阪は水戸に5−1で大勝、勝ち点を83に伸ばし、J1復帰に大きく前進した。16日の新潟戦に引き分けても、2位を確保し昇格が決まる。

既にJ1昇格を決めている首位大分は、川崎を2−1で破って勝ち点を91に伸ばし、2試合を残してJ2初優勝を決めた。《共同通信》

【プロ野球】

巨人・桑田真澄投手、残留

巨人の桑田真澄投手(34)は9日、東京ドームで記者会見し、フリーエージェント(FA)権を行使した上で来季以降も巨人でプレーすることを明らかにした。同日、巨人の土井誠球団代表がFA権行使の申請文書をコミッショナー事務局に提出した。

同投手のFA権行使は2度目。2000年に再取得したが、2年続けて権利を行使せず、1年契約を結んでいた。

桑田は「(移籍は)考えていない。200勝を巨人でできたらいいと考えている」と残留を明言。あと36勝に迫った通算200勝へのこだわりを理由に挙げた。細部については、12月の契約更改交渉で詰める。土井代表は「ほっとしている。(契約面の)細かい話には至っていないが、残留してもらえたことが最大のメリット」と話した。《共同通信》

大リーグ選抜、巨人に大勝

日米野球開幕を翌日に控えた9日、米大リーグ選抜と巨人との親善試合が東京ドームで行われ、大リーグ選抜が巨人に8−1で大勝した。

大リーグ行きを表明し、巨人の一員としては最後の試合となった松井は4番で出場し4打数1安打だった。

大リーグ選抜は一回に4番ボンズの先制2ランに続き、5番ジアンビ(ヤンキース)にも一発が出て3点を先取。五回には再びボンズ、ジアンビの連続本塁打で大差をつけた。イチロー(マリナーズ)は野球教室開催のため欠場した。

10日に日米野球が開幕し、全日本と大リーグ選抜が17日までに7試合を行う。《共同通信》

【イチロー外野手】少年野球観戦

未来のイチローを目指せ−。米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー外野手は9日、日米野球を欠場し、出身地の愛知県豊山町でイチロー杯争奪の少年野球大会を観戦、子どもたちを表彰した。イチロー杯は今年で7回目だが、イチロー自らが球場を訪れるのは初。

イチローは子どもたちにもみくちゃにされながら登場し、バックネット裏の控室で真剣な表情で試合を観戦。表彰式では「大リーグ挑戦を父に反対されつらかったが、自分の思いを貫いた」と振り返り、「大リーグでプレーできる可能性はみんなにもある。少しずつステップアップしてほしい」と努力を続ける大切さと夢を強調。選手一人一人にメダルを手渡し、記念品のプレゼントや記念写真の撮影に一緒に納まるなどサービスたっぷりだった。

「チチロー」こと父親の宣之さんも、表彰式でイチロー愛用の帽子を優勝チームなどに贈り、父子そろって姿をみせた。《共同通信》

【東北新幹線・はやて】試乗会

東北新幹線盛岡ー八戸の12月1日の開業を控え、JR東日本は9日、「はやて」の一般向け試乗会を開催した。2日間の日程で盛岡、八戸両駅から計24本が運行され、全国各地から応募があった1万5000人が試乗する。《共同通信》

【フィギュアスケート】

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、ボスロフト杯第2日は9日、ドイツ・ゲルゼンキルヘンで行われ、女子シングルで恩田美栄が初優勝、村主章枝(早大)も2位となった。GPシリーズで日本女子選手の優勝は初めて。

ショートプログラム(SP)で2位だった恩田は、自由演技の冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で回転が不足気味ながらも着氷に成功。自由演技1位となり、SP1位の村主を逆転した。《共同通信》

11月9日　その日のできごと(何の日)