平成5753日目

2004/10/08

【この日の小泉総理】

平成16年10月8日、この日の午前に行われたアジア欧州会合(ASEM)第5回首脳会合の開会式で小泉総理は、「連帯と連携の下でASEMの協力を拡大させることが必要である。効果的な多国間の取組を強化するとの観点から、国連改革に関する議論を深めるとともに、一致してテロや不拡散などの脅威に取り組むという強い意志を示さなければならない。」とあいさつしました。

その後行われた首脳会合では、政治、経済問題を協議し、テロや大量破壊兵器の拡散などに対処するため、国連強化が必要だとの認識で一致しました。この中で小泉総理は、「国連改革の機運が高まっているが、ASEMとしても改革を是非進めてほしい。日本も国連改革を進めるべく努力したい。」と述べました。

また、この日の午後、小泉総理はフランスのシラク大統領と首脳会談を行いました。シラク大統領は、日本が国連の安全保障理事会の常任理事国入りを目指していることについて、「全面的に支援する。」と述べるとともに、日本の対北朝鮮政策について、「核開発問題、拉致問題の包括的解決を目指す日本の政策を理解している。今後もできるだけ協力したい。」と述べました。このほか、イラク問題・国際熱核融合実験炉(ITER)の誘致についても意見交換を行いました。《首相官邸》

アジア欧州会議(ASEM)に出席している小泉純一郎首相は8日午後、ハノイ市内でフランスのシラク大統領と会談した。

シラク大統領は北朝鮮の核開発問題と拉致問題について「包括的解決を目指す日本の政策を理解している。日本の努力を支持し、できる限り強力する」との考えを表明。また、イラクの復興支援については、来年1月の選挙実施に向け両国が強力していくことで一致した。《共同通信》




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【中畑清氏】巨人軍助監督就任要請を辞退

プロ野球・巨人の滝鼻オーナーと渡辺前オーナーは8日、東京都内のホテルで野球解説者、アテネ五輪日本代表ヘッドコーチの中畑清氏(50)に助監督就任を要請したが、中畑氏は固辞した。滝鼻オーナーは今後も交渉を続ける意向を示したが、中畑氏の意思は固いと見られる。

中畑氏は滝鼻氏らとの会談後、「(助監督の)要請はあったが、今のままでは無理。チームにも迷惑をかける。(助監督を受けたら)僕の立場が難しくなるかもしれない。自分の知恵のなさで助監督は失礼」などと語った。一方、滝鼻オーナーは「中畑氏のジャイアンツに対する情熱は深く、得るものが大きい。連休中も連絡をとる」と今後も交渉していく姿勢を示した。《朝日新聞》

【環境省・温泉調査】かけ流しと循環は半々、加水32%

各地の温泉で不正表示などが相次いでいる問題で、環境省は8日、全国の温泉旅館やホテルなど2万施設を対象に行った初の実態調査の結果を公表した。

源泉の湯を使い捨てる「かけ流し」の浴槽があると回答した施設と、循環濾過(ろか)装置を使用している施設(重複回答あり)は、ともに全体のほぼ半数で、湯量不足や温度調節のために水を加えている施設は32%、沸かし直している施設は51%だった。

調査は郵送方式で、約1万2000施設が回答した。源泉かけ流しの浴槽があると回答したのは約5900施設で、全体の52%。循環濾過装置を使用している施設は約5700施設(50%)だった。

法的義務はないものの、循環濾過を表示しているのは該当する施設の16%。加水は16%、加温は19%だった。「許可を得た源泉と異なる源泉を使用」と答えた施設が17か所あり、同省は事情を聞く方針。

長野県の白骨温泉で発覚した入浴剤の使用については、24施設が「かつては表示せずに使用していた」と答えたが、「現在も使用」はゼロ。「温泉以外の水を使用している」と答えた施設もなかった。今回の調査では、水道水を沸かしていた“偽温泉”施設は、温泉利用許可を受けていないため、対象外だった。

小池環境相は記者会見で、「温泉利用者が、どのようなお湯に入っているのか分からないのは問題」と述べ、加水や加温などを含む情報表示の義務化に向けて、温泉法改正を検討する考えを示した。《読売新聞》

【この日の民主党】

逃げずに、隠さずに、真面目に対応を 川端幹事長が会見で

民主党の川端達夫幹事長は8日の定例記者会見で、12日に開会となる臨時国会について、政府に対して「山積する課題を十分に追及していく。逃げずに、隠さずに、真面目に討論に対応していただくよう期待し、要請したい」と述べ、従来の対応を批判した。

特に政治とカネをめぐる問題について、小泉首相が橋本元総理は説明されるべきだと発言したことに触れ「口先だけでなく、自民党総裁として、実際の行動としてリーダーシップを発揮していただきたい」としたうえで、「1億円の献金だけでなく、政治とカネの問題は、政治に対する国民の信頼を取り戻すことに尽きる。民主党はそのために、この国会に政治資金規正法改正法案の提出を準備している」ことを改めて明らかにした。

また、イラク戦争支持の首相の外交・政治姿勢について、改めてこの国会で追及することを明らかにし、最近の首相の開戦支持の発言に関し「『イラクが査察を受け入れなかったから』と発言し、論点をすりかえようとしているが、綸言汗の如し。責任をもっていただきたい」厳しく批判した。《民主党ニュース》



10月8日 その日のできごと(何の日)