平成3560日目
1998/10/07
この日のできごと(何の日)
【韓国・金大中大統領】来日
韓国の金大中大統領は7日正午すぎ、国賓として李姫鎬夫人らとともに特別機で羽田空港に到着、大統領就任後初めて来日した。同日夜には大統領夫妻を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が皇居・宮殿の「豊明殿」で開かれた。
陛下はお言葉で「一時期、わが国が朝鮮半島の人々に大きな苦しみをもたらした時代があり、そのことに対する深い心の悲しみは、常に私の記憶にとどめられています」と1990年の盧泰愚、94年の金泳三両大統領へのお言葉を踏襲した戦争被害に言及。「若い人々の交流が盛んになっていることは、今後の両国関係の発展に大きな期待を持たせます」と友好増進へ向けた思いを述べられた。
金大統領は、過去の植民地支配には触れず「われわれ皆が誇るに足る隣国関係を確立して後世に残せるよう努力し合おう」と述べ「正しい歴史の継承を」と呼び掛けた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【スズキ・Kei】発売
スズキは7日、新規格に対応した軽自動車の新型車4車種6タイプを発売した。従来の「アルト」「ワゴンR」「ジムニー」の3車種を全面改良し、価格を平均で約3万円値下げ。また、都市部とオフロードの両方の用途を想定した新しいジャンルの車種「Kei(ケイ)」を追加した。
スズキの軽自動車市場でのシェアは30%を超え、過去25年間首位を維持している。同日、東京都内で会見した鈴木修社長は燃費や部品点数を減らしたことによるコスト削減努力を強調し「一層、シェアを高めたい」と意欲をみせた。
価格は、アルトの一部のバンタイプで最低価格の50万8000円を据え置いたほか、最量販車のワゴンRが70万8000円−139万7000円、Keiは71万8000円−129万円などとなっている。
燃費は、新開発のリーンバーン(希薄燃焼)エンジンや無段変速機など新技術の導入で、全車種平均で1リットル当たり18.9キロと従来より3.8%改善させた。《共同通信》
【プロ野球・西武】2年連続13度目のリーグ優勝
プロ野球、パ・リーグは7日、西武ライオンズが2年連続13度目のリーグ優勝を遂げた。前身の西鉄時代を含めると18度目リーグ制覇となる。
6日に優勝へのマジックナンバーを2としていた西武は近鉄とのダブルヘッダーの第2試合に勝ち、今季の1位を確定させた。日本ハムはこの日のロッテとのダブルヘッダーに連敗して脱落。最終的にマジックの対象となったオリックスが残り試合に全勝しても、西武が全敗したときの勝率に及ばない。
連覇を狙った今季の西武は開幕から低迷し、日本ハムに7月には10ゲーム差をつけられた。しかし、後半戦に入って日本ハムが失速、一時は1位から4位まで1ゲーム速にひしめく混戦となったが、機動力と投手力で抜け出した。
38年ぶりのリーグ制覇を目前にしているセ・リーグの横浜は7日の阪神戦が中止となり、中日がヤクルトに敗れたためマジック1で優勝決定は8日以降に持ち越した。日本シリーズは17日に開幕する。《共同通信》
◇
7日、西武は本拠地の西武ドームで行われた近鉄とのダブルヘッダー第2試合に勝って、リーグ優勝を決めた。マウンドにベテランの伊東を中心にした輪ができた。ベンチから駆け付けた東尾監督は4度、ナインの腕で宙に舞った。《共同通信》
◇
西武が2年連続のリーグ優勝を決めた。決勝打は五回の和田だった。1−1のこの回一死二塁から左翼席へ3号2ラン。追加点を奪えず重苦しいムードだったが、一気に吹き払った。1点差に迫られた八回には高木大の適時打などで突き放した。竹下の好投も光った。今季初先発ながら8回を5安打2失点に抑え、流れを渡さなかった。近鉄は借金1で全日程を終了した。《共同通信》
【日本ハム・落合博満内野手】現役引退
日本ハムの落合博満内野手(44)の今季限りの現役引退が7日、明らかになった。この日、千葉マリンスタジアムで日本ハムは今季最終戦となるロッテとのダブルヘッダーを行った。試合前に、上田監督からDH(指名打者)での先発出場を促された落合は「代打で始まった男だから代打で終わりたい」とこたえ、引退の決意を口にした。
同選手はロッテ、中日などセ、パ4球団を渡り歩き、ロッテ時代には1982、85、86年の3度三冠王(首位打者、本塁打王、打点王)に輝いた。
一昨年のオフに、「年俸3億円、2年契約」で巨人から日本ハム移籍した。昨季は113試合に出場した。が、打率2割6分2厘、3本塁打、43打点の不成績に終わった。44歳で迎えた今季も8月15日のダイエー戦を最後に先発から外れるなど、わずか59試合で38安打、2本塁打、18打点、打率2割3分5厘の成績だった。《共同通信》