平成3561日目
1998/10/08
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・横浜】38年ぶり2度目のリーグ優勝
前日に2位中日が負けてマジックナンバーを「1」としていた横浜が8日、阪神を4−3で破ってセ・リーグ優勝を決めた。最後の打者が三振に倒れると、佐々木を中心にマウンドに集まったナインが喜びを爆発させた。胴上げで権藤監督は5度、宙を舞った。敵地甲子園にもかかわらず、多くのファンが駆け付けたスタンドからも大歓声が沸き起こった。
七回まで2−3と劣勢だった横浜は、八回に二死満塁から進藤の右前打で逆転し、残り2回をストッパー佐々木が抑え切った。
横浜は、17日から始まる日本シリーズでパ・リーグの覇者西武と対決する。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【フジ系連続ドラマ・眠れる森】放送開始
【小渕恵三首相】韓国・金大中大統領と会談
小渕恵三首相と韓国の金大中大統領は8日午前、東京・元赤坂の迎賓館で初の首脳会議を開き、今世紀の日韓関係を総括し、新たな協力関係構築への決意をうたう「共同宣言ー21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」に署名した。植民地支配での韓国国民への「痛切な反省と心からのおわび」を初めて明記した文書となった宣言には「日韓新時代」幕開けを強く印象づけた。
同日午後に大統領は、韓国大統領として3人目の国会演説を参院本会議場で行い、共同宣言が「歴史認識問題に一段落をつけ、共同の未来を開拓するための礎になる」と述べ、過去の清算と日韓関係発展を目指す決意を強調した。
首脳会談で大統領は天皇陛下の韓国訪問を招請、NHK番組では「2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)以前の実現」に期待を示した。会談で首相は「努力して環境を整えるよう努めたい」と踏み込んだ表現で実現への努力を表明した。《共同通信》
【民主党・菅直人代表】金大中大統領歓迎の談話
菅直人代表は8日、「金大中大統領の来日を歓迎する談話」を発表した。
談話では「日韓両国が不幸な歴史を乗り越えて和解と善隣友好協力に基づいた未来志向的関係を発展させるためにお互い努力するとの大統領の言葉に、心から感銘を受けた」とし、「両国関係の発展にとって特に重要なのは、大統領も述べられている『民族と国境を越えた市民社会の連携』」と指摘。民主党として「共有する価値観」をさらに作り出すために交流・対話を進める決意を示した。《民主党ニュース》
【高村正彦外相】韓国・洪淳瑛外交通商相と会談
高村正彦外相と韓国の洪淳瑛・外交通商相は8日午前、新日韓租税条約とワーキング・ホリデー査証(ビザ)に関する協定に署名するとともに、外交・公用の旅券所持者に対する査証免除の書簡を交換した。
新租税条約は、1970年に締結した現行条約を改定。日本からの進出企業に対する韓国側の課税権限が広かった点などを、経済協力開発機構(OECD)モデルに沿って対等な関係に直し二重課税を回避するのが狙い。
ワーキング・ホリデーは、青少年(18歳以上25歳以下)が働きながら、留学や観光ができる1年間有効の査証を発行する制度。日本はこれまでオーストラリア、ニュージーランド、カナダの3国と同制度を実施している。
査証免除は、両国の人的交流促進のため、外交または公用の旅券所持者に対し公務の場合は査証を免除、公務以外でも90日以内の滞在は査証を免除する。《共同通信》
【ノーベル文学賞】ジョゼ・サラマーゴ氏
スウェーデン・アカデミーは8日、1998年のノーベル文学賞を、ジャーナリスト出身のボルトガル人作家ジョゼ・サラマーゴ氏(75)に授与すると発表した。
同アカデミーは「想像力と同情と皮肉に支えられた比法によって、つかみどころのない現実を理解することを可能にした」と、授賞理由を述べた。
サラマーゴ氏は1922年11月、サンタレン県ア一ジニャーガ生まれ。高等中学校卒業後、出版社に勤めながら、サラザール政権の独裁体制下、雑誌や新聞に鋭い政治批評を発表。74年4月の政権打倒を経て、76年以降は文学活動に専念、新時代のポルトガルを代表する作家になった。
代表作に詩集「可能な詩」(66年)、戯曲「夜」(79年)、小説「僧院回顧録」(82年)などがある。《共同通信》