平成6843日目
2007/10/03
【民主党、新党日本】選挙協力で合意
赤松広隆選挙対策委員長は3日夕、国会内で新党日本の田中康夫代表と会い、次期衆議院選における選挙協力について意見を交わした。
小沢一郎代表の強い意向を受け、民主党からの呼びかけによって実現したことを明らかにした赤松委員長は、「次期衆院選は極めて重要な意味をもつ」との基本認識のもと、現在の自民党政治を変えたいと思うすべての政党や人びとが一つに結集して政権交代を実現したいとの思いによるものだと説明した。
田中代表からもほぼ同じ認識が示され、日本の政治を変えようという思いのもと、年末までをめどに調整を進め、協力体制を整えるべくお互いに努力していくことで合意した。
田中代表は「統一会派を組むときに参議院の方々にお話したが、小沢一郎さんの元で、皆さんとともに、まっとうにこの日本で生きる方々のための、真の変革を一日も早く実現するべく歩ませていただきたいと申し上げた」と表明。次期衆院選においても、真の日本の変革を実現すべく、民主党と協力し、政権交代に向けて具体的な検討を行っていきたいとの意向を示した。
選挙対策委員長代理の内藤正光参院議員、佐々木隆博衆院議員も同席した。《民主党ニュース》
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【プロ野球高校生ドラフト】
高校生対象のドラフト会議は3日午後、東京都内のホテルで開かれ、5球団が競合した佐藤由規投手(宮城・仙台育英)はヤクルト、4球団の中田翔外野手(大阪・大阪桐蔭)は日本ハム、2球団の唐川侑己投手(千葉・成田)はロッテがそれぞれ交渉権を獲得した。
1巡目の最初の指名は“ビッグ3”だけ。快速球で夏の甲子園大会を沸かせた佐藤にはヤクルトのほか、楽天、横浜、中日、巨人の指名が重なった。5球団の指名は、高校生では1995年の福留孝介外野手(中日)の7球団(近鉄が交渉権獲得したが入団拒否)以来。
高校通算87本塁打の中田は日本ハムのほか、オリックス、阪神、ソフトバンクの4球団が競合。将来性豊かな大型右腕の唐川は地元ロッテと広島が重複した。
西武は今春の裏金問題の制裁処分で上位2選手の指名がはく奪され、4巡目からの指名で計4選手を指名した。《共同通信》
【警視庁】L&G本社などを捜索
「円天」と呼ばれる独自通貨や高額の配当と引き換えに、全国の約5万人から総額1000億円に上るとみられる「協力金」を集めていた健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(波和二会長)について、警視庁は3日、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで東京・新宿の同社本社など36か所の一斉捜索を始めた。
同社は今年2月の配当停止以降、実際は破たん状態に陥っていたのに高額配当を約束して会員集めを続けていたとみられ、同庁は、こうした点が詐欺容疑にあたる可能性が高いとみて捜査を進める。
調べによると、同社は、2004年ごろから全国各地の高級ホテルなどで説明会を開き、「1口100万円の協力金につき年36%の配当を支払う」「協力金に応じて円天を支給し、会員限定のバザーで買い物ができる」とうたって全国の主婦などの会員から、多額の資金を受け取っていた疑いが持たれている。
同社では、会員は一般の出資者ではなく、「株主社員」と対外的に説明、不特定多数から出資金を預かることを禁じた出資法違反にはあたらないと主張してきた。しかし警視庁では、同社が古手の会員に多額の紹介料を払って会員を勧誘していたことなどから、不特定多数からの資金集めと判断した。《読売新聞》
【福田康夫首相】早期解散を拒否
福田康夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が3日午後の衆院本会議で始まった。参院が与野党逆転した7月の参院選後、約2ヶ月ぶりの本格論戦で、首相にとっては初の質疑。参院で第一党となった民主党を中心とする野党は早期の衆院解散・総選挙に追い込みたい構えで「ねじれ国会」を舞台にした与野党攻防が本格化した。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は、参院選を受け「直近の民意は参院にある。福田内閣は民意を受けていない」と早期の衆院解散を迫り、対決姿勢を鮮明にした。首相は「政治に今求められているのは解散ではない。国民の声を真摯に受け止め、きめ細かく対応してくことだ」と拒否した。《共同通信》
【この日の民主党】
年金信頼回復と税金ムダ遣い一掃を 長妻議員
3日午後の衆議院本会議で、長妻昭衆議院議員(『次の内閣』ネクスト年金担当大臣)は福田首相の所信表明演説に対する質問を行い、「消えた年金」問題の解決策などについて見解を求めた。
首相が所信表明で触れた「若者が明日に希望を持ち、お年寄りが安心できる希望と安心の国」について、長妻議員は「現在の自民・公明政権では実現できない」と明確に主張、年金の信頼回復に全力で取り組んでいるか質した。
「消えた年金」問題を例に、政府の「実態解明」「責任追及」「解決策の実行」のプロセスすべてがお粗末だと手厳しく指摘。民主党の強い要請で行われている5000万件中7840件のサンプル調査については、該当する紙記録を探し出して照合し、入力ミスの件数も調査するよう、再質問にも立って追及した。福田首相の答弁は「今後具体的な実施方法の検討を進め、来年度以降に計画的に実施する」などと述べるにとどまった。
長妻議員はまた「日本には先進国では見られない、税金や保険料のムダ遣いを自動的に発生させるシステムが国の中心に埋め込まれている」と述べ、5つの代表例「ヒモ付き補助金」「天下りあっ旋・仲介」「特別会計」「官製談合」「随意契約」のイニシャルをとった「HAT-KZ(ハットカズ)」システムに言及。巨額の浪費を生み出すシステムに切り込む覚悟を質し、首相は徹底した見直しを行って歳出の抑制に最大限の努力を行うとした。
長妻議員は「すべての制度を生活者の立場から、公正・安全・透明性などの観点から、作り変えていく必要がある」として「生活者主権の改革」「統治機構の見直し」を主張。「一刻も早く、政権交代を実現することが、国益にかなう」とした。
「福田官僚復権内閣」の官僚答弁に真摯な姿勢は見られない 鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は3日夕、福田首相の所信表明演説に対する代表質問が行なわれた本会議終了後、記者団を前に福田首相の答弁について、「最初の答弁なので若干の期待を持とうと思ったが、完全に官僚答弁に終始した。官僚と政治が癒着しているのが問題だという思いで質問をしたのに対して、全部役人が作った答弁を繰り返した。この政権は、何か今問題なのか全くわかっていないということに尽きると感じた。真摯な答弁が全く得られなかった」と切り捨てた。
また、福田内閣を「官僚復権内閣」と称し、今後、予算委員会などの審議において、「政治とカネ」や「税金のムダづかい」など官僚と政治が結託したムダづかいの構造を国政調査権の発動も視野に入れながら、徹底的に追及する姿勢を強く示した。
最後に鳩山幹事長は、引き続き福田内閣に対して解散・総選挙を求めていくとともに、「このような政治が続けば、国民の皆さんの不幸が続くということである。小泉・安倍路線の微修正という情けない認識だけでは、この国を国民本位の日本に変えることができないと確信した。長期自民党政権の最終章にピリオドを打ち、国民のための政治に変えていく」と決意を表した。《民主党ニュース》