平成10495日目

2017/10/02

この日のできごと(何の日)

【民進党・枝野幸男代表代行】「立憲民主党」結党を表明

民進党の枝野幸男代表代行は2日の記者会見で「立憲民主党」を結党すると表明した。リベラル系の前衆院議員らが参加する見通しだ。民進党は希望の党(代表・小池百合子東京都知事)との合流を決めており、分裂状態となった。衆院選(10日公示―22日投開票)は安倍政権と希望、立憲民主の三極が憲法改正や消費税増税を巡って対立する構図が鮮明になった。自民党(総裁・安倍晋三首相)は改憲案の国会発議を目指すことを柱とする公約を発表した。

枝野氏は民進党に離党届を提出した。東京都内のホテルで開いた会見で「安倍政権の暴走に歯止めをかけるための大きな役割を果たす」と強調した。《共同通信》

民進党の枝野幸男代表代行は2日、東京都内のホテルで記者会見し、新党「立憲民主党」を結成し、自身が代表に就くと表明した。希望の党の小池百合子代表が民進党からの合流に「排除」の方針で臨み、公認を得られない立候補予定者の受け皿となる。民進リベラル系が参加し、安倍政権に反対する市民と連携し、共産党などとの野党共闘路線の再構築を目指す。

民進党は、希望の党への合流、立憲民主党への参加、無所属に3分裂した。希望の党は、立憲民主党が候補者を擁立する選挙区に対立候補を立てる方針。10日公示、22日投開票の衆院選は、「自民・公明」「民進合流組を含む希望の党・維新」「立憲民主党や共産などの野党共闘勢力」の三つどもえの構図となることがほぼ固まった。

枝野氏は記者会見で、前原誠司代表が合流を図った希望の党について、「前原氏が(民進党の)理念・政策を新しい器の中で実現していくとしたが、方向が違うと判断せざるを得ない」と表明。安全保障法制の容認などで「踏み絵」を迫る小池氏と歩調を合わせられないことを強調した。

そのうえで、「安倍政権の暴走に歯止めをかける大きな役割を果たす」と主張。憲法9条に自衛隊を明記する改憲案は「安保法の違憲部分の追認になる」、2019年10月の消費税10%の増税は「現下の経済情勢では国民の理解を得られない」と反対する考えを示した。また、「一日も早く原発ゼロを実現していく」とも訴えた。

会見に先立ち、枝野氏は2日、連合の神津里季生(こうづりきお)会長と会談し、支援を依頼。「理解、賛同を頂けたと思っている」と語った。枝野氏は安倍政権に反対する市民と幅広く連携する考えも強調。共産や社民党は枝野新党の結党を歓迎し、衆院選での共闘を模索する方向だ。

枝野氏らは2日に離党届を出し、3日に新党結成を総務省に届け出る。新党には菅直人元首相、赤松広隆元衆院副議長、長妻昭元厚生労働相ら前職7人が参加する意向を示したほか、民進で公認内定し、希望の党の公認が受けられない議員からも参加者が増える見込みだ。

一方、野田佳彦元首相、岡田克也元代表、安住淳元財務相、江田憲司・前代表代行らは無所属で立候補する意向を表明した。《朝日新聞》

民進党に離党届を提出した枝野幸男元官房長官は2日、東京都内のホテルで記者会見し、新党「立憲民主党」を結党すると表明した。要旨は以下の通り。

[結党の理由]

国民の生活の安心、立憲主義、民主主義、自由な社会をしっかりと守っていくために、立憲民主党を結成することを決意した。この総選挙で安倍晋三政権をストップさせる。そのための大きな役割を果たす。

選挙に備えてきたのに、残念ながらこのままでは戦えない。民主党から民進党へと積み重ねてきた理念と政策の方向性をさらにブラッシュアップしながら、国民の皆さんの声を受け止める。残された時間は多くないが、国民に自信を持って政策と理念を訴えて、その期待に応えていく。

[野党共闘]

1人区では(与野党候補が)1対1の構図が望ましい。民進党の大島敦幹事長に対し、市民から「各選挙区でできるだけ1人に絞って、安倍政権の暴走、立憲主義の破壊をとめてほしい」という申し入れがある。その点は全く同じ思いなので継承していきたい。

[衆院選の争点]

立憲主義の破壊や格差拡大など、安倍政権の暴走をとめることが唯一にして最大の争点だ。

[希望の党]

希望の党の理念や政策は、私たちが目指す理念や政策の方向性とは異なるものだと判断をせざるを得ない。政治家にとって理念や政策は何ものにも替えがたく、譲ってはならない。

(希望の党に公認申請した民進党出身者は)同じ綱領のもとで衆院選に向けて準備してきた仲間だ。一緒に戦えると思っている。「一緒にやりたい」という声があれば、どなたであれ排除することなく、共に戦わせていただきたい。

[憲法改正]

民進党は「憲法の議論は積極的に進める」「国民とともに未来志向の憲法をつくる」という立場だ。ただ、違憲部分を含んでいる安全保障法制が存在する中で自衛隊を明記すれば、その部分を追認することになるので、許されない。

[消費税増税]

将来的な国民の負担をお願いしていくことについては堂々と訴えるべきだが、現下の経済状況、使い道で(平成31年10月の10%への引き上げを)予定通り実行することは国民の理解を得られない。

[エネルギー政策]

一日も早く原発ゼロを実現する。難しいプロセスだが、もはや原発ゼロはリアリズムだ。具体的な工程表をしっかり示すことができる。一定程度、民進党でその作業が進んできているので、より早く国民に示す。

[連合との関係]

「働く者の立場」は立憲民主党においても私たちの立ち位置だ。これまで連合とさまざまな形で連携してきたので、理解、賛同をいただけると確信している。

(2日午前に会談した)神津里季生会長には「新しい党を立ち上げる。その際にはご支援を頂きたい」と話して、理解、賛同をいただけたと理解している。《産経新聞》

民進党の枝野幸男代表代行が2日、新党「立憲民主党」を結成すると表明し、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党に「合流」するはずだった民進党は分裂状態となった。希望か立憲民主党か、それとも無所属か。民進系立候補予定者らは、自らの政治理念や「安倍1強」政治打破とのはざまで揺れ動いている。

北海道3区から出馬予定の前職荒井聡元国家戦略担当相(71)は、小池氏と同様に旧日本新党出身。いったんは希望への公認申請に前向きな姿勢を示した。

だが民進出身者を選別する小池氏の意向に反発。方針を転換し、無所属での出馬や枝野氏の新党への参加も視野に入れる。

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【体操・内村航平選手】連勝ストップ

体操の世界選手権は2日、モントリオールで開幕して男子予選が行われ、6種目合計の個人総合で7連覇を目指した内村航平(リンガーハット)は2種目目の跳馬で左足首を負傷し、4種目目の鉄棒以降を棄権した。五輪、世界選手権を合わせた8年連続の世界一を含め、9年間続いた国内外の大会での連勝記録が「40」で止まった。

3班を終了し、個人総合で白井健三(日体大)が合計85・697点で4位につけた。前回2015年大会2位のマンリケ・ラルドゥエト(キューバ)が86・699点でトップ、リオデジャネイロ五輪銀メダルのオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)が85・431点で5位。3日の最終4班の結果で順位が確定する。《共同通信》

【日産自動車】121万台をリコールへ

日産自動車は2日、国の規定に反して新車の無資格検査をしていた問題を受け、販売済みの約121万台のリコール(無料の回収・修理)を今週中に国土交通省に届け出ると発表した。横浜市の本社で記者会見した西川広人社長は謝罪し、無資格検査が常態化していたと説明した。販売店を含め在庫として持つ約3万4千台を再点検し、点検を終えた車の販売を3日から順次再開する。

問題の全容と再発防止策を10月末に国土交通省に報告する見込み。リコール対象は当初、小型車ノートや電気自動車リーフなど21車種としてきたが、さらにムラーノ、ラティオ、e―NV200を追加し24車種になると発表した。《共同通信》

【民進党・赤松広隆元衆院副議長】新党参加検討

衆院選に愛知5区から出馬する民進党の赤松広隆元衆院副議長(69)は2日、名古屋市内で記者団の取材に応じ、枝野幸男代表代行らの新党について「入るかどうか中身を聞いて2日中に判断する。希望の党には行かない」と述べ、参加を検討する考えを示した。民進党内でリベラル系グループを率いており、動向が注目されていた。

愛知3区の近藤昭一副代表(59)も同日、「重要な選択肢」と記者団に話し、参加検討していることを明らかにした。希望の党へは公認申請しないとしている。

赤松氏は「リベラルの人が投票する選択肢を奪ってはいけない」と強調した。《共同通信》

【野田佳彦前首相】無所属で出馬へ

民進党の野田佳彦前首相は2日、枝野幸男代表代行が結成する方針の新党や「希望の党」には参加せず、衆院選を「無所属で戦う」と明言した。千葉県庁で記者団に明らかにした。

野田氏は枝野氏の新党について「自分は穏健な保守。リベラル新党に身を置くことはない」と合流を否定。「首相経験者が敗北したら、政治生命はない。気合を入れ、裸一貫でやる」と述べた。

これまでも希望に公認されなかった場合「自民党を倒す無所属の候補者として頑張る」としていた。《共同通信》

【自由党・小沢一郎共同代表】無所属出馬へ

自由党幹事長の玉城デニー前衆院議員は2日、沖縄県沖縄市の選挙事務所開きのあいさつで、小沢一郎共同代表が新党「希望の党」に合流せず、岩手3区から無所属で出馬する方針を明らかにした。

自身も無所属で沖縄3区から出馬する予定の玉城氏は2日、小沢共同代表と電話で会談。「今回はあえて無所属という立場を選んでいくことで(小沢共同代表と)確認した」と述べた。

玉城氏はその後、記者団に衆院選では「恐らく自由党公認は誰もいないのではないか」と述べた上で、立候補予定者は希望の党か無所属で出馬する方向で調整中と説明した。《共同通信》



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