平成7544日目
2009/09/03
【民主党の鳩山由紀夫代表】小沢一郎氏に幹事長就任を要請
民主党の鳩山由紀夫代表は3日夜、党本部で小沢一郎代表代行と会談し、幹事長就任を要請した。小沢氏は受諾した。来年夏の参院選に向けて引き続き選挙を担当したいという小沢氏の意向に沿った人事となった。現幹事長の岡田克也氏は重要閣僚として処遇する。党実力者の小沢氏が幹事長に就任することで政府・与党の力関係に大きな影響がありそうだ。
鳩山氏は会談後、小沢氏起用の理由について「党務と政府の意思決定を両輪として回さないといけない。総選挙は小沢さんのおかげで300を超える議席をとることができた」と記者団に語った。《日経新聞》
鳩山由紀夫代表は3日、党本部で記者団に答え、小沢一郎代表代行との会談で次期幹事長への就任を要請して、小沢代行から「全力で支える」との快諾を得たことを明らかにし、「次の幹事長は小沢代行にお願いすることを決定した」と重ねて語った。
「これから、党務と政府のなかの意思決定、このふたつを両輪としてしっかりと回さなければいけない」との見解を示した鳩山代表は、幹事長の決定はあまり遅くなってはいけないとの思いがあったとした。
同時に、「小沢代行には今回の総選挙、ある意味で前代表、さらに代行としてもしっかりと頑張っていただいて、小沢代行のお陰で300を超える議席を得ることができたという思いがある」と強調。また、次に控える「参議院選挙においても、何としても民主党は勝利を収めなければならない。そして、国民の皆さんのための政治をやっていくという意志をしっかりと持たなければいけない」と述べ、そうした観点からも、「いずれかの時点で小沢代行に幹事長をお引き受けいただきたいと申し上げるつもりでいた」と説明。
選挙が終わってから首班指名までの期間が長いこともあり、「党の意思というものも検討しなければならないので、まずはヘソの部分の幹事長人事を決めなければいけないと思っていた。そして今日のタイミングになった」とも語った。
その他の党役員人事については、「これからの話」としたうえで、「次期の幹事長を中心にそのタイミングをはかって進めていくことになる」とした。
また、岡田克也幹事長の処遇については「枢要な内閣のポストについていただきたいと思っている」と述べつつも「その人事は時期尚早ですので、申し上げる段階でない」とした。それに関連して、「厳密に首班が指名されてから閣僚人事が決まるわけであるから、それまでの間、正式な決定はありえない」との見解を示し、一方で党役員人事については、16日召集予定の特別国会前に決めることは「可能性としてある」と述べた。《民主党ニュース》
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【福岡県警】現金輸送車を乗り逃げ、運転手を指名手配
福岡県大刀洗町の路上で2日、現金約7200万円を積んだ筑邦銀行(本店・同県久留米市)の現金輸送車が乗り逃げされた事件で、県警は3日、運転していた同行子会社社員、A容疑者(65)を窃盗容疑で指名手配した。また、自宅を捜索した。
県警はA容疑者は現場近くのパチンコ店駐車場で輸送車を乗り捨て、タクシーでJR博多駅周辺まで移動したとみており、新幹線や在来線などで逃走していないか調べている。
捜査関係者によると、パチンコ店の防犯カメラに、大きなボストンバッグ2個を持ったA容疑者とみられる男が映っていた。タクシーに乗った際も大きなバッグを持っている姿が目撃されており、県警は輸送車のジュラルミンケースをこじ開けたあと、盗んだ現金を移し替えたとみている。《毎日新聞》
【民主党・鳩山由紀夫代表】米・オバマ大統領と初の電話会談
民主党の鳩山代表は3日未明、党本部で米国のオバマ大統領と約10分間、電話で初めて会談し、新政権の発足後、日米同盟を基軸とし、気候変動や核廃絶、経済対策などの問題で協力していくことで一致した。
電話会談は、衆院選に勝利した鳩山氏に祝意を伝えるため、米側から申し入れがあった。
大統領は会談で、「海の両側で民主党が勝利した」と述べ、自らの大統領選勝利とともに衆院選での民主党の圧勝に祝意を示した。
鳩山氏は「民主党の勝利はオバマ大統領のおかげだ。日本では初めて民主的な手続きで政権交代が行われた。大統領が日本国民にチェンジの勇気を与えてくれた」と応じた。
また、鳩山氏は「建設的に未来志向の日米関係を築きたい。大統領は気候変動問題や核廃絶でリーダーシップを発揮しておられる。我々も同じ気持ちで考えている政党だ。経済でも緊密に協力し、(景気を)改善したい」と語った。《読売新聞》
【民主党・鳩山由紀夫代表】外交デビュー
民主党の鳩山由紀夫代表は3日、政権発足をにらんだ外交活動を本格化させた。党本部でルース駐日米大使、ベールイ駐日ロシア大使と相次いで会談。同日未明のオバマ大統領に続いて、ブラウン英首相、サパテロ・スペイン首相、潘基文国連事務総長とも電話で協議した。外務省職員を同席させないなど、鳩山流の外交スタイルもじわり打ち出した。
「日米同盟の関係は、世界平和の礎だ。米国留学中に国を愛する心を学び、政治を目指すことになった」。鳩山代表はルース大使との面会で、未明のオバマ大統領との電話協議に続き、対米重視の姿勢を前面に打ち出した。ルース氏も「大統領も新首相と働くのを楽しみにしている」と応じた。《日経新聞》
【公明党・太田昭宏代表】辞任表明
公明党の太田昭宏代表は3日午前、党本部で記者会見し、衆院選惨敗の責任をとって辞任する意向を表明した。太田氏は会見で「責任はすべて党代表の私にある。党の代表の職を辞する」と述べた。16日召集の特別国会までに後任を選出する見通しで、新代表は来夏の参院選に向けて党の立て直しをめざすことになる。
公明党はこれに先立ち党本部で常任役員会、中央幹事会を開き、太田代表の辞任を正式に了承した。7日の中央幹事会で新代表を推薦し、8日に党大会に代わる全国代表者会議を開いて選出する。特別国会の首相指名選挙で公明党は新代表に票を投じる方針だ。
後任には参院議員の山口那津男政調会長、井上義久副代表、斉藤鉄夫環境相らの名前があがっている。党再建に加えて、約10年間にわたって連立政権を組んできた自民党との関係の見直しや、政権を奪取した民主党への対応も課題になる。
公明党は今回の衆院選で公示前勢力の31議席を21に減らし、衆院初進出の1967年に獲得した25を下回る過去最低の議席数となった。東京12区に立候補した太田代表は比例代表と重複せず、民主党候補に敗れて落選。大阪16区の北側一雄幹事長も議席を失った。《日経新聞》
【自民党総裁選】本命不在
衆院選大敗の余波に自民、公明両党が揺れている。麻生太郎首相(党総裁)の後継を選ぶ自民党総裁選は有力候補の1人である石原伸晃幹事長代理が出馬に慎重な姿勢を見せるなど、本命不在の状態が続く。執行部が決めた総裁選日程の前倒しを求める声も広がる。公明党は執行部人事の調整を急ぐが、来夏の参院選に向けた展望は描けていない。
石原氏は3日、所属する山崎派の山崎拓会長と会談、現時点では総裁選に出馬する考えがないと伝えた。この後の山崎派総会では、衆院選で落選した山崎氏を引き続き派閥会長とすることを決定した。《日経新聞》