平成8999日目
2013/08/28
【この日の安倍総理】
カタール・アブドラ首相と会談
安倍晋三首相は28日午前(日本時間同日午後)、カタールのアブドラ首相と会談し、両政府は、日本企業の進出促進をにらみ投資協定締結に向けた交渉を開始することを柱とする共同声明を発表した。鉄道や下水道、スタジアム建設などカタールで予定されるインフラ整備で両国が協力を強化する方針も確認。ハイレベルの防衛交流のため研修生の交換などを活発化させる。
サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)開催国であるカタールでは大規模なインフラ需要が見込まれる。安倍首相は日本企業の参入や投資促進を後押しし、政権が掲げる成長戦略につなげたい考えだ。《共同通信》
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安倍晋三首相は28日、訪問先のカタールで記者会見し、東京電力福島第1原発の汚染水漏れに関し「東京電力任せにせず、国として緊張感を持って対応していく必要がある。政府が責任を持って対応し、国内外にしっかり発信する」と述べた。
自衛隊によるソマリア沖での海賊対処活動などを踏まえ「今後はテロ対策や治安、地域全体の安定に向け一層の役割を果たしていきたい」と、中東を含む地域の国際貢献に努める考えを強調した。
2020年の東京五輪招致について「最後の瞬間までオールジャパンでやり尽くしていきたい」と実現に強い意欲を示した。《共同通信》
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【世界柔道・男子73キロ級】大野将平選手、金メダル獲得
柔道の世界選手権第3日は28日、リオデジャネイロで男女各1階級が行われ、男子73キロ級の大野将平(天理大)は決勝でロンドン五輪銅メダルのウーゴ・ルグラン(フランス)から鮮やかな投げで一本を奪って初出場優勝を果たした。
21歳の大野は鋭い大外刈り、内股で強豪を次々と撃破。一本勝ち4試合に反則勝ち2試合と隙がなかった。男子は60キロ級の高藤直寿(東海大)、66キロ級の海老沼匡(パーク24)に続く優勝で、金メダルゼロと惨敗したロンドン五輪からの復権へ順調な3日間となった。日本女子は今大会初めてメダルを逃した。《共同通信》
【プロ野球・楽天】マジック「28」点灯
プロ野球パ・リーグは28日、首位楽天に球団創設9年目で初めてとなる優勝へのマジックナンバーが「28」で点灯した。楽天がオリックスに2―1で勝ち、ソフトバンクがロッテに2―3で敗れたため、楽天以外のチームに自力優勝の可能性がなくなった。
楽天は残り33試合のうち28勝すれば、92勝51敗1分けで勝率6割4分3厘となり、他のチームは残り試合を全勝しても勝率で上回れなくなった。《共同通信》
【岸田文雄外相】国連委に拉致問題の取り組みを説明
北朝鮮による日本人拉致問題の実態を調査するため来日した国連北朝鮮人権調査委員会のカービー委員長(オーストラリア)らは28日午前、東京都内で岸田文雄外相と古屋圭司拉致問題担当相による説明会に出席し、日本政府の取り組み状況を聴取した。
岸田氏は調査について「国際社会が北朝鮮の人権状況改善へ具体的行動を求める意思表示になることを期待する」と表明。古屋氏は「国連で拉致問題を取り上げ、解決への取り組みをしていただきたい」と要請した。
カービー氏は「どうすれば北朝鮮が、われわれが感じる苦痛を認識するか考えなければならない」と応じた。《共同通信》
【小野寺五典防衛相】米・ヘーゲル国防長官と会談
小野寺五典防衛相は28日午前(日本時間同)、米国のヘーゲル国防長官とブルネイ・バンダルスリブガワンで会談した。日米防衛協力指針(ガイドライン)改定着手を、近く開催する外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の際に正式合意し、作業を加速させる方針を確認した。
自衛隊と米軍の役割と協力の在り方を定めるガイドラインの改定は、中国の軍事的台頭などアジア太平洋地域の安全保障環境の変化に対応するのが狙いだ。
小野寺氏は会談で、米西部ネバダ州で米軍新型輸送機MV22オスプレイが着陸に失敗したことに関し情報提供を要請した。《共同通信》
【国連・潘基文事務総長】「日本で誤解があり残念だ」
潘基文国連事務総長は28日、オランダ・ハーグでの記者会見で、歴史認識問題で日本に自らを省みるよう求めた自身の発言に日本政府が疑問を示したことについて「日本で誤解があり残念だ」と述べた。
潘氏は発言の真意について「(日本と中韓両国の)歴史認識問題や政治的対立は(3カ国の)政治指導者らが強い意志を持って対話を通じて解決すべきだということだ」と釈明した。
潘氏は26日のソウルでの記者会見で歴史問題をめぐる対立に関し「日本政府と政治指導者は非常に深く自らを省みて、国際的な未来を見通すビジョンが必要だ」と述べた。《共同通信》
【韓国・朴槿恵大統領】日本の政治家を批判
韓国の朴槿恵大統領は28日、日本との関係について「一部の日本の政治家による歴史に逆行する言動で、韓日間の対立が続いており、残念だ」と述べ、日本側が歴史問題での姿勢を変えるようあらためて求めた。在日本大韓民国民団(民団)の代表団と会った席で述べた。
民団側が、ヘイトスピーチ(憎悪発言)を伴う日本でのデモで在日韓国人が苦境にあると訴えたのに対して、朴氏は「正当化できない行動で日本政府に解決を求めている」と述べた。大統領府と民団中央本部の呉公太団長が明らかにした。《共同通信》
【米・オバマ大統領】シリア介入へ決意表明
オバマ米大統領は28日、公共放送PBSとのインタビューで、シリアでの21日の大規模な化学兵器攻撃をアサド政権が実行したと「結論付けた」と明言した上で、アサド政権が二度と化学兵器を使わないように米国が「強いシグナル」を送ることになると述べ、軍事介入に向けた強い決意を表明した。
一方でオバマ氏は、最終決断はまだだとも述べた。介入に向けた国連安全保障理事会での議論の行方などをにらみながら、慎重に決断のタイミングを計っているとみられる。
オバマ氏は、化学兵器の使用は米国の重要な国益を脅かすとの認識を表明した。《共同通信》