平成10444日目
2017/08/12
この日のできごと(何の日)
【韓国】徴用工像を設置
韓国のソウルと仁川で12日、日本統治時代に朝鮮半島から労務動員された「徴用工」の像の除幕式があった。徴用工像の設置は初めて。歴史認識問題で日本に厳しい姿勢を示す文在寅政権の登場もあり、韓国ではこうした動きが活発化。慰安婦問題を象徴する「少女像」に続き、日韓関係を緊張させそうだ。
12日午後、ソウル中心部の竜山駅前広場で市民団体が徴用工像の除幕式を開いた。韓国国土交通省は、国有地への設置は国有財産法に違反するとし、認めない立場だったが、市民団体側は強行した。同省は「法に沿った手続きを取る」とするが、市民団体との衝突を避けて政府が黙認するのではとの見方も出ている。
同日夕には、日本の軍需工場が多数存在した仁川の富平公園内でも徴用工父娘像の除幕式があった。市民からの寄付金7500万ウォン(約715万円)で制作した。《朝日新聞》
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【PAC3】中四国4県に展開
北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、防衛省・自衛隊は12日、中四国4県の陸上自衛隊の駐屯地に、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開した。北朝鮮は米領グアム周辺へのミサイル発射計画を8月中旬までに最終的に完成させるとしており、日本政府はミサイルの国内落下も想定し、迎撃態勢を整備した。
迎撃には自衛隊法に基づく破壊措置命令が必要で、政府は昨年8月から命令を継続しているが、新たにPAC3を展開した駐屯地でも対応できるよう改めて発令した。
展開先は出雲(島根)、海田市(広島)、松山(愛媛)、高知の各陸自駐屯地。12日未明から順次、車両群が到着した。《共同通信》
【全日空37便】緊急着陸
12日午後6時半ごろ、羽田発大阪行きの全日空37便(ボーイング777―200型、乗客262人、乗員11人)が、機内の気圧が急激に低下したとして、羽田空港に引き返し緊急着陸した。同社は、機体中央付近の車輪を格納する場所にあるダクトの破損を確認。外気に触れる部分にあったダクトが損傷したことで機内の空気が外に漏れ、気圧が低下したとみて、損傷の原因を調べている。
全日空によると、羽田空港を離陸し上昇中に、機内の気圧が低下したことを示す警報が作動。機長が客室の乗客に酸素マスクを出し、20分後に羽田空港に緊急着陸した。乗客にけが人はいなかったが、2人が「気分が悪い」と訴えたという。《朝日新聞》
【この日の安倍総理】
墓参り
安倍晋三首相は12日午前、地元の山口県長門市で昭恵夫人と共に、父の晋太郎元外相の墓参りをした。その後、記者団に第3次安倍第3次改造内閣が始動したことを踏まえ「初心に帰って謙虚に、誠実に、丁寧に全力を尽くしていくと誓った」と述べた。首相の墓参は今年1月以来。
北朝鮮が米領グアム周辺への弾道ミサイル発射を計画するなど緊張が高まっていることについては「国民の生命・財産を守るために最善を尽くす」と強調した。
首相は11日に山口県入りした。12日は下関市内で支持者へのあいさつや弔問を行う予定だ。《共同通信》
【米・トランプ大統領】仏・マクロン大統領と電話会談
トランプ米大統領は12日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、緊張が続く北朝鮮情勢について協議した。ホワイトハウスが発表した。
両首脳は同盟国や友好国と共に国連安全保障理事会制裁決議の履行や朝鮮半島の非核化実現に向け協力することを約束。トランプ氏は目標達成に向け、あらゆる外交、経済、軍事的な手段を用いる用意があると伝えた。《共同通信》
【世界陸上・男子400メートルリレー】日本、銅メダル獲得
陸上の世界選手権第9日は12日、ロンドンで行われ、男子400メートルリレー決勝で多田修平(関学大)飯塚翔太(ミズノ)桐生祥秀(東洋大)藤光謙司(ゼンリン)の日本は38秒04で銅メダルを獲得した。昨年のリオデジャネイロ五輪2位に続く表彰台で、世界選手権では初メダル。今大会の日本勢のメダル第1号となった。
リオ五輪覇者のジャマイカは現役最後のレースで第4走者を務めたウサイン・ボルトが脚を痛めてゴールできず、5連覇はならなかった。英国が37秒47で初優勝し、米国が37秒52で2位だった。《共同通信》