平成7153日目
2008/08/08
【この日の福田総理】
中国訪問
平成20年8月8日、福田総理は第29回オリンピック競技大会(2008/北京)開会式に出席するため、貴代子夫人とともに中華人民共和国の首都北京を訪れました。
北京に到着した福田総理は、人民大会堂で行われた胡錦濤国家主席夫妻主催の歓迎式典にアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領夫妻、ロシアのウラジーミル・プーチン首相、フランスのサルコジ大統領等各国からの参加者と共に出席した後、オリンピック選手村を訪れ、日本選手団を激励しました。
夕方、温家宝国務院総理、胡錦濤国家主席とそれぞれ会談を行い、福田総理から、オリンピックの開幕を日本政府・国民を代表して祝福するとともに、四川大地震という困難を乗り越えオリンピック開催に至った中国政府・国民の意気込みに敬意を表しました。また、福田総理から、2016年オリンピックの東京への招致及び北京パラリンピックへの支持についても言及しました。
日中関係については、引き続き「戦略的互恵関係」を更に深めていくことを双方で確認すると同時に懸案事項となっている、中国産冷凍ギョウザ問題について福田総理から、中国国内で生じた中毒事件と日本における事件の関連性も含め、真相究明のために日中間での協力を一層強化し、本問題の一刻も早い解決のために共に努力する旨を、また、情報開示の重要性についても指摘がありました。これに対して胡国家主席からも早期解決に向けて適切に対処したいと述べられました。
北朝鮮の拉致問題については、福田総理から、六者会合に関しては、早期に検証の枠組みに合意し、検証が開始できるよう中国のリーダーシップと、日朝関係に関して中国からの働きかけを期待すると述べました。これに対して、胡国家主席から最近は六者の努力により非公式外相会合が行われるなど一定の進展があり、第二段階の措置の全面的な履行を進め、新たな段階に至ることを希望していると述べ、日朝関係についても、対話により、日朝間の関連する問題が解決されることを支持する、日朝の関係正常化と非核化が並行して進むことを希望していると述べられました。
夜、国家体育場(通称:鳥の巣)で行われたオリンピック開会式に出席、観客席から入場行進する日本選手団を応援しました。全ての日程を終え、9日の早朝に帰国しました。《首相官邸》
福田康夫首相は8日午後、北京五輪開会式に先立ち北京市内で中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相と個別に会談した。
胡主席は中国製ギョーザ中毒事件に関し「一貫して重視している。できるだけ早く解決するよう全力を挙げる」と表明。中国・瀋陽で11日に始まる日朝実務者協議を通じた拉致問題の進展にも期待感を示した。
一連の会談で福田首相は、中毒事件をめぐり中国国内でも被害が出たことに言及し「未解決の状況が続くと、日中両国の利益にならない。一刻も早く解決するよう一層の努力を願いたい」と捜査の加速を求めた。《共同通信》
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【北京五輪】開幕
第29回夏季オリンピック北京大会は8日午後8時(日本時間同9時)、「鳥の巣」の愛称を持つ北京市北部の国家体育場で開会式を行い、4年に1度のスポーツの祭典が開幕した。会場周辺は一般車両の通行が封鎖され、テロ封じ込めに向けた厳戒態勢が敷かれた。
3月のチベット暴動鎮圧をめぐり国際的な非難を集め、開幕直前には新疆ウイグル自治区で五輪テロとみられる事件もあった。式の途中にロシアとグルジアが軍事衝突のニュースが伝わり、平和の祭典に影を落とした。《共同通信》
【東京地裁】福島県前知事に有罪判決
福島県発注のダム工事汚職事件で収賄罪に問われた前知事、A被告(69)の判決公判が8日、東京地裁であり、山口雅高裁判長は懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年6月)の有罪判決を言い渡した。収賄と談合罪に問われた実弟のB被告(65)は懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)、追徴金約7300万円(求刑は両被告に計1億7300万円)とした。《日経新聞》
【ロシア、グルジア】交戦状態に突入
世界各国の首脳が集い北京五輪が開幕した8日、旧ソ連を構成したロシアとグルジアが、同国から独立しロシアへの編入を目指す南オセチア自治州をめぐり交戦状態に突入した。旧ソ連の崩壊後、両国が本格的な戦争状態に陥ったのは初めて。
グルジアは8日未明、独立状態にある南オセチアの再統合を目指し進攻、激しい戦闘となり、双方に多数の死傷者が出た。これに対し、同自治州の後ろ盾となってきたロシアが報復攻撃を敢行。ロシア軍が、グルジアの首都トビリシ近郊の軍基地を空爆したほか、戦車などからなる地上増援部隊を同自治州に派遣し、双方の間で戦闘が行われた。両国による全面戦争への拡大が懸念される。《産経新聞》
【この日の民主党】
菅代表代行を迎え、大阪17区・つじ総支部長「集い」を開催
菅直人代表代行は8日、大阪府堺市を訪れ、つじ恵・大阪府第17区総支部長の支援者が主催する「菅直人代表代行を迎えての集い」に出席し、参加した約60人の支援者に対し政権交代に向けた民主党の決意を示した。
はじめに、つじ総支部長が挨拶に立ち、次の衆議院選が自分自身にとって正念場の闘いであると共に、日本の沈没を救う最後のチャンスであることを訴えた。右肩上りの経済成長を前提にした社会から少子高齢化社会へと時代が転換する中で、利権誘導と官僚主義を特徴とするこれまでの政治システムは完全に破綻しており、日本の崩壊を立て直すには「国民の生活が第一」の政治を実現するしかないことを医療の崩壊、農業の解体、年金の破綻という実例を取り上げて熱っぽく語った。
続いて、菅代表代行は2005年の衆議院議員選挙を振り返り、次の選挙では農村部はもちろんのこと1勝24敗の東京、2勝17敗の大阪を始めとして、7勝102敗に終わった大都市部での勝利が絶対必要であり、大阪府第17区の小選挙区での勝利が政権交代に不可欠であることを訴えた。
また、菅代表代行は、「小選挙区勝利のためには地元・地域での地道な活動がカギである」と指摘。「今日お集まりいただいた方々は、猛暑の中で何万枚ものポスティングをして下さっていると聞いているが、これは新聞折込にすれば何百万円~1000万円に換算できる労力であり、チラシ10枚まいていただくといった小さな活動の協力の積み重ねをもっともっと拡げて行ってもらいたい」と民主党への更なる支援を訴えた。
最後に、菅代表代行はつじ総支部長について、「このような社会経験豊富で、国民の立場で物を言う即戦力の政治家を誕生させ、みなさんの声が政治に反映できるよう頑張ろう」と述べるとともに、民主党は次の選挙で必ず政権交代を実現することを約束すると決意を表明した。
集会参加者全員は、つじ総支部長の一層の活躍を誓い合った。《民主党ニュース》