平成3496日目

1998/08/04

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】行革断行を強調

中央省庁改革推進本部の顧問会議が4日午後、首相官邸で開かれ、1府12省庁の設置法案など関連法案策定のための基本方針原案が提示された。小渕恵三首相を本部長に全閣僚で構成する推進本部会合も同日午前、政権発足後初めて開かれるなど「小渕行革」が本格スタートした。

推進本部会合で首相は「中央省庁改革は内閣の最重要課題の一つであり、精力的に推進していく。揺るぎない意思をもって断行していく決意だ」と強調。橋本前政権の行革路線を継承し、2001年からの1府12省庁体制への移行を柱とする行革実現に全力を挙げる考えを重ねて表明した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【連合】民主軸に勢力結集を

連合(鷲尾悦也会長)は4日、連合本部で中央執行委員会を開き、小渕政権について「参院で自民党が過半数を確保できていないことや、景気動向を考えると短命と考えられる」と分析した。

その上で総選挙は「近い時期」と想定、「勤労者、生活者に政策スタンスを置く、新たな政治勢力の政権樹立に向けた活動を支援する」として民主党を中軸とした幅広い政治勢力の結集に向け努力することを決めた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・小渕恵三首相は4日夜、都内のホテルで開かれた世界保健機関(WHO)の西太平洋地域事務局長選挙の候補者の支援集会であいさつ。「私も衆院選が12回、そして今回初めて自民党総裁選をやったが、負けたことは一回もない。私の支援ほど心強いものはない。実績もある」と、選挙の強さをアピール。さらに愛知万博誘致の成功にも触れ「選挙と言えば小渕。応援させてほしい」と会場を沸かせた。政治空白は許されないと衆院解散・総選挙を否定している首相だが、選挙へのあまりの自信ぶりに周囲からは「総選挙に突っ走るのでは」と心配する声も。

○・・・この日の民主党代議士会で池端清一会長は、衆院本会議での同党の故奥田敬和氏への追悼演説の時間が、自民党の故住博司氏より少ないことを取り上げ「5分間も短いのはどういうことか。議院運営委員会で何も言わなかったのか」と珍しくクレーム。議運委理事の赤松広隆氏が「追悼文を読む人の申告によるもので、それ以上の意味はないし制約もできない」と説明し一件落着とはなったが、温厚な人柄で知られる池端氏も参院選での民主党飛躍に刺激され強気に出た?《共同通信》

【横浜・佐々木主浩投手】通算193セーブ

横浜の佐々木主浩投手(30)は4日の横浜スタジアムでの阪神19回戦で通算セーブを193とし、阪神、広島などで活躍した江夏のプロ野球記録に並んだ。2−1の九回に登板、打者3人で抑えて今季28セーブ目を挙げた。

横浜が三浦の好投などで逃げ切り、阪神戦の7年ぶりの勝ち越しを決めた。三浦は八回途中まで1失点でしのぎ、リーグトップに並ぶ10勝目を挙げた。打線は、佐伯が1点を追う二回に左犠飛、五回には右越え本塁打を放って勝ち越した。阪神は打線に粘りなく、横浜戦5連敗。《共同通信》

【和歌山毒物カレー事件】3つのなべに2種混入か

和歌山市の毒物カレー事件で、住民が調理した3つのなべのカレーからヒ素が検出されたことから、和歌山東署捜査本部は4日、犯人が夏祭り会場に並べられた事件当日の午後4時以降に、3つのなべにそれぞれ青酸化物とヒ素の両方を混入したとの見方を強め、目撃情報の収集に全力を挙げるとともに、ヒ素の流通ルートの洗い出しに全力を挙げている。

青酸化合物はなべのカレーからは全く検出されていないが、捜査本部は混入された後、一定時間加熱されて気化したとみている。

また捜査本部は、昭和60年ごろから、県内でヒ素化合物の盗難がなかったことを確認。県内でヒ素、ヒ素化合物を取り扱うことができる782業者を対象に、保管状況や辞めていった社員の動向も含め詳しく調べる。

調べによると、これまで青酸化合物が検出されたのは、患者の吐いた物や、遺体の体内、食べ残しのカレーなど。カレーはガレージで大なベ2つ、近くの民家で家庭用なべ1つで調理されたが、ガレージの1つと家庭用なべはほとんど手が付けられておらず、大なベの1つに青酸化合物が混入されたとみられていた。

しかし、3つのなべのカレーからヒ素が検出されたことから、捜査本部は、2カ所の調理場で毒物を混入するのは極めて難しいと判断。3つのなべが会場に運ばれた午後4時以降、再び加熱するまでの間に見張りのすきをついて混入した疑いを強めている。さらに、会場の住民に怪しまれずに混入するには、青酸化合物とヒ素の両方を同時になベに混入した可能性が高いとみている。《共同通信》



8月4日 その日のできごと(何の日)