平成3497日目

1998/08/05

【横浜・佐々木主浩投手】通算194セーブ、プロ野球新記録

横浜の佐々木主浩投手(30)は5日、横浜スタジアムでの阪神20回戦で今季29セーブ目を記録し、通算194セーブのプロ野球新記録を樹立した。これまでの記録は阪神、広島などで活躍した江夏豊投手の193。佐々木は4日の阪神19回戦(横浜)でこの記録に並んでいた。

佐々木は4−1の九回に登板し、二死満塁から1点を取られたが、後続を断ち、新記録を達成した。《共同通信》

救援投手部門の記録はこの男のためにあると言っていい。横浜の最後のとりで、佐々木だ。前夜並んだ名投手江夏の記録を抜き去るプロ野球新記録の194セーブ目をマークレた。

今季に入って樹立したプロ野球新記録は通算セーブポイント、連続試合セーブ、連続試合セーブポイントに続いて4つ目。記録破りには慣れているはずだが、プレッシャーがかかっていた。「緊張した。もう記録はいい。これからの個人的な目標? ないよ」と、ひたすら開放感を強調した。

九回から登板し、珍しく乱れた。「力むと真っすぐがいかないし、フォークも落ちない」。走者をためたところで、フォークボールのすっぽ抜けが捕逸となって1点を失った。タイ記録、新記録の度に周囲が慌ただしくなることでいらぬ緊張が生まれたという。

プロ野球最多のセーブを積み上げてきたが、日本シリーズでのセーブのチャンスはこれまでなかった。悲願の優勝に向け、全身全霊を傾けるのは言うまでもない。《共同通信》



【Jリーグ第1ステージ】第16節

Jリーグ第1ステージ第16節(5日・名古屋市瑞穂陸上競技場ほか=9試合)首位のジュビロ磐田は名古屋グランパスを2−1で下し、2位の清水エスパルスもサンフレッチェ広島を1−0で退け、ともに勝ち点を36に伸ばした。3位以下に勝ち点4以上の差をつけ、1試合を残して優勝は、昨年の年間チャンピオンの磐田と初優勝を狙う清水の静岡勢に絞られた。勝ち点が同じ場合は得失点差で順位が決まり、磐田のプラス32点に対して清水はプラス15点と、磐田が大きくリードして8日の最終節を迎える。磐田は最終節、ベルマーレ平塚と、清水はアビスパ福岡と対戦する。ドゥンガが復帰した磐田は、名古屋GKの軽率なプレーにも助けられて、清水は広島の堅い守りに苦しみながらも、それぞれ勝った。《共同通信》

【川崎公害訴訟】地裁、国の責任認め賠償命令

川崎市の大気汚染による公害病認定患者と遺族計295人が国と首都高速道路公団に約64億円の損害賠償と環境基準を超す自動車排ガスの差し止めを求めた川崎公害訴訟(2−4次)の判決で、横浜地裁川崎支部(小川克介裁判長)は5日、「排ガス中の二酸化窒素が呼吸器系疾患を発症させる危険性があった。少なくとも国は1969年ごろには窒素酸化物の健康への影響を予見できたのに対策をとらなかった」として、健康被害との因果関係を認め、首都高速横羽線などの沿道50メートル以内の原告48人について総額1億4900万円を支払うよう国、公団に命じた。差止請求は棄却した。《共同通信》

【自民党】「前進会議」初会合

自民党は5日、参院選惨敗を総括する「参院選反省・前進会議」(会長・小渕恵三総裁)の初会合を党本部で開き、9月上旬までに敗因分析や対応策をまとめることを決定した。

小渕総裁(首相)はあいさつで「選挙に勝つ時は偶然があるが、敗北には相当の原因がある。党再生のため、選挙の結果を分析し、次の新しい飛躍に向かっていかなければならない」と強調。森喜朗幹事長は敗因として(1)自民党の政策に対する不満(2)複数改選区での2人擁立(3)都市対策の不備、などを指摘した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・小渕恵三首相は5日昼、首相官邸で、記者団から「フーテンの寅さんファンだと聞いているが」と水を向けられると「そうだよ。ファンクラブ(の会員)第一号だ」と自慢げにニヤリ。さらに4日が、寅さんを演じた俳優の故渥美清さんの三回忌だったことに触れ「(渥美さんをしのんで神奈川県鎌倉市の鎌倉シネマワールドに作られた)タイル画の完成式をやったみたいだな。タイルを一つ残しておいてくれたらおれも行ったのになあ」。所信表明演説の準備や経済対策で就任早々忙しい毎日なのに、そんな余裕があるのかと陰の声も。

○・・・太田誠一総務庁長官はこの日、自民党本部で開かれた日本傷痍軍人会代表者会議に出席。あいさつのため司会者から紹介されると「大きな会場で総務庁長官と呼ばれるのは(就任後)初めてなので、一瞬だれのことかと思った」と、新閣僚らしい初々しさ。待ちに待った入閣を果たし、緊張と晴れがましさの連続で、政界有数の巨体を小さくする日々が続いている。代表者会議が終わって太田長官は記者団に「毎年この会合には出席してるんだけど、閣僚としてあいさつするのは勝手が違う」と、まだ足が地に着かないようだ。《共同通信》

【インドネシア、ポルトガル】東ティモール自治合意

インドネシアからの独立要求が高まっている東ティモール問題の解決を目指すインドネシアのアラタス外相と旧宗主国ポルトガルのダガマ外相の会談が5日、ニューヨークの国連本部で行われ、会談を仲介したアナン国連事務総長は、両外相が暫定的な住民自治の実施を経た段階的な問題解決の枠組みに合意したと明らかにした。

1976年にインドネシアが併合を宣言して以来、解決の糸口が見えなかった東ティモール問題は、包括的な解決に向けた一歩を踏み出したと言え、アナン事務総長は「大きな進展が図られた」と合意達成を歓迎した。

事務総長が両外相とともに記者会見して発表したコミュニケによると、両国は、インドネシアが提案した東ティモールの「広範な自治に基づく特別な地位」の詳細を詰める高官協議を9月末から始め、年内の協議決着を目指す。

また両外相は、これまで両国間の協議から排除されていた東ティモール住民の意思を今後の問題解決策に反映させるため、事務総長が特別代表を通じて東ティモール内外の住民代表との接触をより緊密にすることでも合意した。《共同通信》




8月5日のできごと