平成10433日目
2017/08/01
この日のできごと(何の日)
【広島朝鮮学園】無償化除外で元生徒らが控訴
朝鮮学校が高校授業料無償化の対象から除外され、平等に教育を受ける権利を侵害されたとして、広島朝鮮高級学校(広島市)を運営する「広島朝鮮学園」と元生徒ら109人が、国の処分取り消しなどを求めた訴訟で、原告団は1日、請求を退けた1審・広島地裁の判決を不服として、広島高裁に控訴した。
同地裁判決は、朝鮮学校を無償化の対象としないとした国の判断について「裁量の範囲を逸脱したとはいえない」と認定した。
同種の訴訟は大阪、東京など5地裁・支部で起こされている。7月28日の大阪地裁判決では原告側の請求を認め、無償化の対象にするよう命じており、広島地裁と判断が分かれている。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【関東地方】激しい雨
関東地方は1日、気圧の谷の影響で大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨に見舞われた。
気象庁によると、神奈川県三浦市で午後5時過ぎ、1時間雨量が観測史上最多の74・5ミリを記録。1時間雨量は、相模原市で69ミリ、千葉県館山市でも53・5ミリを観測した。
神奈川県などによると、県の雨量計では、午後2〜3時に海老名市で120ミリ、綾瀬市で99ミリを記録。河川の氾濫や土砂災害などの恐れがあるとして、横浜市の鶴見、緑など14区と藤沢市では一時、計約4万2000世帯(約9万8000人)に避難勧告が出された。海老名、綾瀬市などでは計11棟が床上浸水したほか、道路冠水で動けなくなった車から、ドライバーが消防に救出された例もあった。《読売新聞》
【民進党】藤末健三氏を除籍処分に
民進党は1日午後の常任幹事会で、藤末健三政調会長代理の離党届を受理せず、除籍処分とすることを決めた。参院比例代表で当選したことを踏まえ、議員辞職勧告も行う。藤末氏は憲法改正に関する考え方の相違などを理由に離党届を提出していた。《産経新聞》
【この日の安倍総理】
IR整備推進本部
カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)導入を目指す政府のIR整備推進本部の会合が1日、首相官邸で開かれた。安倍晋三首相は政府有識者会議がまとめたIRの制度案に関する公聴会を各地で開催するよう指示した上で「国民的な議論を尽くし、幅広い意見を踏まえて魅力ある日本版IRの具体案をつくりたい」と強調した。
公聴会は全国約10カ所で開催する方向。ギャンブル依存症対策や訪日観光客の誘致につながる点をアピールし、カジノ解禁を巡る国民の不安を和らげたい考えだ。一般からの意見公募も予定している。《共同通信》
豆記者を激励
安倍晋三首相は1日、沖縄県と北海道函館市の小中学生からなる「豆記者」計64人と官邸で会い「大きくなり世界に出ることがあれば、生まれ育った町に誇りを持ち、日本はこんな国だと伝えてほしい」と激励した。
沖縄県読谷村立読谷中2年の金城若葉さん(14)は「活動で得た感動を一人でも多くの人に伝えたい」とあいさつ。豆記者たちが披露した琉球舞踊や「はこだて賛歌」の合唱に、首相は笑顔で拍手を送っていた。《共同通信》
【パキスタン】新首相選出
パキスタン首相のナワズ・シャリフ氏が最高裁に下院議員資格を剥奪され失職したことを受け、同国下院(定数342)は1日、過半数を占める与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)=のシャヒド・カカーン・アバシ前石油・天然資源相(58)を首相に選び、アバシ氏は同日夜、就任した。アバシ氏は前首相の「忠臣」で、政策を継承する。
選出後、アバシ氏は下院で演説し、経済の改善と税収の増加を目指すなどと表明。不正資金疑惑に絡んで失職を判断した最高裁を批判し、前首相について「汚職にまみれたこともなく、責任もない」と擁護した。《共同通信》
【オーストリア・ウィーン】猛暑で観光馬車「一斉休業」
オーストリアの首都ウィーンで1日、今年初めて気温が35度を超え、王宮や歌劇場など中心部の観光名所を巡る2頭立て馬車が市の規定に従い「一斉休業」した。猛暑にさらされる馬の健康を守るため昨年導入した強制措置で、オーストリア通信によると実施は初めて。
観光客らであふれるホーフブルク王宮やシュテファン大聖堂前の乗り場には馬車が列を作って観光客を待つのが普段の光景だが、この日は午後になると気温は35・4度を記録。乗り場や路地から完全に馬車の姿が消えた。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】海洋権益と反分裂を強調
中国人民解放軍の創設90年を記念する式典が1日、北京の人民大会堂で開かれた。習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)は演説で、領土主権と海洋権益を守ると述べた上で「国家の分裂」を容認しないと強調、香港独立派や台湾独立志向の民主進歩党の蔡英文政権などを強くけん制した。
指導部メンバーが大幅に入れ替わる秋の党大会に向けて習氏の権威や求心力を高める狙いがある。習氏は「人民解放軍は、軍に対する党の絶対的指導を必ず堅持しなければならない」とも述べ、党への忠誠を重ねて要求した。
習氏は演説で、「一片の領土も中国から分裂させることを許さない」と強調した。《共同通信》
【中国】東シナ海に掘削船
岸田文雄外相は1日の記者会見で、東シナ海の日中中間線付近のガス田開発を巡り、中国が掘削船を停船させ、何らかの作業を行っていることを確認したと明らかにした。中国側には確認後、速やかに「一方的な開発行為は極めて遺憾だ」と抗議した。中国は、付近に16基のガス田掘削施設を設置しており、新たな掘削施設に向け試掘を行っている可能性がある。
政府関係者によると、防衛省が7月下旬、日中中間線の中国側で、移動式掘削船を海底に固定し作業をしていることを確認した。移動式の掘削船の停船は、昨年10月に確認されて以来という。《共同通信》