平成7496日目
2009/07/17
【この日の麻生総理】
経済財政諮問会議
平成21年7月17日、麻生総理は総理大臣官邸で、経済財政諮問会議を開催しました。
この日の会議では、危機克服への道筋とリスクへの対応や、地方公共団体における平成21年度補正予算の対応等について議論しました。
麻生総理は「景気対策等々、急激な経済の落ち込みを食い止めるという、当初の目的、最優先の課題は克服できつつあると思いますが、これを確実なものにしていく必要があります。日本経済をさらに力強い経済成長の軌道に乗せていくというのが、内閣の使命です。このため、早急に緊急雇用経済対策実施本部を開催して、経済対策の進捗状況等を総点検をしたいと思っております。
また、さまざまなリスクの対応や克服に向けて、手綱を緩めることなく経済対策の実施を進め、全治3年の間に必ず克服していかなければならないと思っております。」と述べました。《首相官邸》
21日午後に解散
自民党の細田博之幹事長は17日、党本部で記者会見し、中川秀直元幹事長らが総裁選前倒しを視野に要求した両院議員総会は開催せず、代わりに麻生太郎首相も出席して21日に両院議員懇談会を開くと発表した。
正式な議決機関である総会開催が見送られたことで、中川氏らの「麻生降ろし」は困難となった。これを受け首相は当初方針通り21日午後に衆院を解散する意向を固めた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【北海道・大雪山】ツアー登山などで10人死亡
北海道・大雪山系のトムラウシ山(標高2141メートル)と美瑛岳(標高2052メートル)で登山ツアー客らが悪天候により遭難し、これまでに10人の死亡が確認された。
トムラウシ山では16日、18人の登山パーティーから頂上近くで悪天候で身動きがとれなくなったと警察に救助を求める連絡があった。北海道警察の救援隊が救助に向かったが、17日までに8人の死亡を確認した。
このほか、個人で同山に登っていたとみられる男性1人が、遺体で見つかった。また、トムラウシ山に近い美瑛岳でも、登山客の女性1人が死亡した。
気象庁職員によると、登山客らの遭難時、現地は低気圧の通過とともに風速20以上の暴風雨が吹き荒れており、気温も10度まで低下していたという。《AFP》
【最高裁】オウム・早川被告の上告棄却、死刑確定へ
坂本弁護士一家殺害など7事件で殺人罪などに問われ、一、二審で死刑とされたオウム真理教元幹部早川紀代秀被告(60)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は17日、被告側上告を棄却した。死刑が確定する。
教団の一連の事件で死刑が確定するのは、元教団代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(54)らに続き6人目。ほかに元幹部の井上嘉浩(39)、新実智光(56)両被告ら7人が二審で死刑とされ、最高裁に上告している。《時事通信》
【この日の民主党】
「国民は政権交代を望んでいる」神奈川5区決起集会で鳩山代表が激励挨拶
鳩山由紀夫代表は17日夜、神奈川県横浜市で開かれた神奈川県第5区・田中けいしゅう総支部長主催の決起集会に参加。田中総支部長はじめ水戸まさし、牧山ひろえ両参議院議員とともに、政権交代を誓った。
政治に閉塞状況が続くなか、田中総支部長は、麻生首相がズルズルと総選挙を引き延ばしたために景気を余計に悪くし、未だに仕事が通常の3割程度に留まるなど、中小企業の筆舌しがたい窮状に言及。貸し渋り、貸し剥しはなくなるどころか、さらに厳しくなっていることにも触れ、弱者の視点に立った政治を実現することが如何に大切かを説いた。
また、今回の選挙は政権を、総理を選ぶ選挙でもあると前置きし、「衆院選で勝利し、みなさんによって鳩山代表を総理にしていただきたい」と訴えると、会場からは万雷の拍手がわいた。
続いてマイクを握った鳩山代表は、官僚支配の政治に終りを告げ、政治を国民の手に取り戻す必要性を力説。「道路建設は少し遅れても大丈夫だが人の命は1年、2年どころか1日だって待ってくれない。道路より命。医療費を抑制させるのではなく、必要な医療費は増やしていかなければならない」との認識を示した。
同時に、「長期政権の自民党は我も我もとポストを争って大臣になるのが目的となり、政策を官僚任せにする政治に成り下がってしまった。その結果、後期高齢者医療制度のような国民から大反発をくう政策がつくられてしまった。官僚に丸投げし、政治家が何も関わらなかった証拠だ」と指摘した。
さらに「医療費も介護費も福祉も聖域とは言わせない、削っていくと、本来なら2200億円増えるはずの社会保障費がカットされた」として、その結果、地域においては医師不足、看護師不足、介護労働者不足が起きてしまった現状を問題視。また、自立支援法と言いながら支援とはまったく逆の弱者切捨ての法律が成立した現状も指摘し、「役人が人の命を顧みず、財政が足りないからと、どんどん必要なところの予算を削ってしまった結果だ。官僚任せにした政治は石のように冷たい」と官僚政治の問題点を強く批判した。
自公政権による、今までの命を軽んじる政治、国民生活を後回しする官僚任せの政治を見直す必要性を強く表明し、政権交代がどれほど必要かを、会場を埋め尽くしたみなさんに強く訴えた。《民主党ニュース》