平成9296日目
2014/06/21
この日のできごと(何の日)
【富岡製糸場と絹産業遺産群】世界文化遺産登録決定
カタールのドーハで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は21日、日本政府が推薦した「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を世界文化遺産に登録することを決定した。明治期の高い技術革新と、海を越えて絹産業の発展をもたらした歴史的価値が世界に認められた。日本の世界文化遺産登録決定は昨年の「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」(山梨、静岡県)に続いて14件目、自然遺産も含めた世界遺産全体では18件目となる。
「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、西欧からの最新技術を導入して明治5(1872)年に設立された富岡製糸場と周辺の養蚕関連施設の計4件で構成。富岡製糸場のほかに、近代養蚕農家の原型である「田島弥平旧宅」▽養蚕技術の教育機関「高山社跡」▽岩の隙間から吹く冷風を利用して蚕の卵を貯蔵した「荒船風穴」-がある。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【超高速!参勤交代】本木克英監督作品公開
【卓球・荻村杯】
卓球の荻村杯ジャパン・オープン最終日は22日、横浜文化体育館で行われ、女子シングルス決勝は石川佳純(全農)がフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に2-4で敗れ、初優勝はならなかった。
石川は準決勝でユ・モンユ(シンガポール)を4-2で下したが、フェンに2-1から3ゲームを連取され、ロンドン五輪3位決定戦で敗れた雪辱を果たせなかった。
男子シングルスは水谷隼(DIOジャパン)が準決勝で村松雄斗(エリートアカデミー)に4-3で競り勝ったが、決勝では于子洋(中国)に2-4で敗れ、2年ぶりの優勝を逃した。
女子ダブルス決勝は福原愛(ANA)若宮三紗子(日本生命)組がフェン、ユ組を3-1で退け、初優勝した。男子ダブルス決勝は水谷、岸川聖也(ファースト)組が台湾ペアを3-0で下し、5年ぶり2度目のタイトルを手にした。《共同通信》
【JR指宿枕崎線】特急列車が土砂に乗り上げ脱線
21日午前11時すぎ、鹿児島県指宿市岩本のJR指宿枕崎線薩摩今和泉―生見間で、指宿発鹿児島中央行きの観光特急「指宿のたまて箱」(2両編成)が、線路内に流入した土砂に乗り上げて脱線した。
指宿南九州消防組合によると、乗客乗員48人中、11人がけがをした。命に別条はないという。JR九州は上下線で運転を見合わせている。
鹿児島地方気象台によると、指宿市では20日夕方から雨が降り始めた。21日午前7時49分までの1時間で、49.5ミリの激しい雨を観測した。
JR指宿枕崎線は、鹿児島中央駅(鹿児島市)と枕崎駅(鹿児島県枕崎市)を結ぶ。「指宿のたまて箱」は指宿地方に伝わる竜宮伝説をテーマにした観光列車で、2011年にデビュー。鹿児島中央駅―指宿駅を1日3往復する。《共同通信》
【韓国・江原道】陸軍部隊兵長が銃乱射、12人死傷
韓国国防省などによると、同国北東部の南北軍事境界線に近い江原道高城郡の陸軍部隊の見張り所付近で21日夜、同部隊の兵長が小銃を乱射し、同僚の兵士5人が死亡、7人が負傷した。北朝鮮と交戦があったとの情報はない。兵長は銃と実弾、手りゅう弾を持ったまま逃走。軍当局が行方を追っている。
見張り所は韓国北東端に位置し、YTNテレビによると、民間人が住む地域からは離れているという。
YTNによると、兵長は昼間の警戒勤務を終え夜間勤務の兵士と交代した直後、小銃を乱射したとみられる。兵長は昨年1月に別の部隊から転入してきたという。詳しい動機などは明らかになっていない。
韓国では2005年に北部京畿道の最前線部隊で兵士が銃を乱射するなどして8人が死亡する事件が起き、11年にも北西部江華島の海兵隊施設で上等兵が銃を乱射し、兵士4人が死亡した。《共同通信》
【韓国】各紙が「河野談話検証報告」を批判
日本政府が河野談話の作成過程検証報告書を6月20日公表したことに対し、21日付の韓国各紙は「日本政府の反省を込めた談話という立場を全面的に否定した」(朝鮮日報)など1面トップで激しく批判した。外交当局間の詳細なやりとりが公開されたことへの反発も出ている。
ただ、就任2年目を迎えた朴槿恵(パク・クネ)政権は具体的な成果も求められており、日韓間の協議を打ち切ることなく、納得できる解決策を提示するよう日本に求めていく考えだ。《毎日新聞》
【自民党・石破茂幹事長】都議会やじ発言者は名乗り出ろ
自民党の石破茂幹事長は21日の読売テレビ番組で、東京都議会の一般質問中にみんなの党会派の女性議員にセクハラとも取れるやじが飛んだ問題に関し、発言者は自ら名乗り出るべきだと強調した。「誰であれ『自分でした』と言っておわびすべきだ。仮にわが党であったとすれば、党としておわびをしなければいけない。大変申し訳ない」と述べた。
「産めないのか」などのやじが、自民党会派の席から発せられたとの指摘があることについては、「今の時点で自民党議員と決まったわけではない。特定して言っているわけではない」と述べるにとどめた。《共同通信》
【自民党・石破茂幹事長】集団安全保障参加に意欲
自民党の石破茂幹事長は21日の読売テレビ番組で、国連が侵略国などへの制裁として対応する集団安全保障の武力行使に自衛隊の参加を可能とすることに意欲を示した。
安全保障法制をめぐる与党協議会で公明党は、この問題に関し強く反発しているが、石破氏は「『今後、一切致しません』ということで議論が終われば、国際社会から浮いてしまう」と述べた。
両党は、集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈変更に向けた閣議決定案に、集団安全保障の武力行使への参加は盛り込まない方向だが、石破氏は、閣議決定後も引き続き、検討したい考えだ。《共同通信》
【麻生太郎副総理】集団的自衛権をいじめに例える
麻生太郎副総理兼財務相が21日、宇都宮市であった自民党栃木県連の会合で、集団的自衛権に言及した際、いじめをたとえに出し「勉強ができない、けんかが弱い、金持ちの子、これがいちばんやられる」と述べたことが分かった。
その上で「日本は間違いなく軍事力がある。しかしきちっと外から見えてない。金はあるということは分かってる。いちばん集中攻撃されやすい国が日本」と持論を展開。「抑止力は基本的に力がないとできない。その力を使うという国民的合意がいる」と主張した。
2011年10月に大津市立中2年の男子生徒がいじめを受け自殺した事件を受け、「いじめ防止対策推進法」が昨年9月に施行。自治体などが対策を進める中、特定条件の子どもはいじめに遭いやすいと無批判に発言した麻生氏の姿勢が問われそうだ。《毎日新聞》
【鳩山由紀夫元首相】北京で安倍政権を批判
鳩山由紀夫元首相は21日、北京市で開かれた「世界平和フォーラム」で講演し、安倍政権が「中国脅威論を強調し、積極的平和主義の名の下に、日本国民に集団的自衛権の行使を受け入れさせようとしている」と批判した。
フォーラムには外交専門家や各国の外交官らが出席し、鳩山氏は3年連続で参加。中国は安倍首相の外交政策に批判的な鳩山氏を招くことで、対日攻勢を強める中国側の立場を補強する狙いがあるとみられる。
講演後に開かれた記者会見で鳩山氏は、沖縄県・尖閣諸島の領有権問題は、日中国交正常化時に両国で棚上げするという合意があったとの見解をあらためて披露した。《共同通信》
【中国新疆ウイグル自治区】公安局で爆発、警察が容疑者13人射殺
中国新疆ウイグル自治区の公式ニュースサイト「天山網」は21日、同自治区のカシュガル地区カルギリク県で同日朝、「暴徒集団」が運転する車両が地元の公安局の建物に突っ込み、爆発装置を起爆させたと報じた。警察は現場で容疑者13人を射殺。警官3人が軽傷を負ったという。
市民らの死傷者はいないという。地元当局は容疑者の身元や経緯などを調査している。同サイトは「現在、現場の秩序は正常」としている。
自治区では区都ウルムチ市で5月22日にも爆発事件が発生し39人が死亡するなど、ウイグル族によるとみられる大規模な無差別殺傷事件が相次いでいる。《共同通信》
【中国】「犬肉祭」ひっそり開催
中国広西チワン族自治区玉林市で21日、犬肉を食べる伝統行事「犬肉祭」が行われた。行事をめぐっては、愛犬家や人気女優が反対の声を上げ国内で大論争となっており、地元住民は目立たないよう屋内で犬肉を食べるなど例年よりも控えめにこの日を過ごした。同日付の中国夕刊紙、法制晩報などが伝えた。
玉林市には体の抵抗力をつけるため、1年で最も昼が長い「夏至」の日に犬肉とライチの実を食べる習慣がある。だが約1万匹が食肉にされることに中国全土で反発が拡大。21日は朝から同市政府前に動物愛護団体などが集まり、行事への抗議の声を上げた。《共同通信》
【エジプト】183被告に死刑判決
エジプトの裁判所は21日、警官殺害や警察署襲撃などの罪に問われたイスラム組織ムスリム同胞団のメンバーら683被告のうち、同胞団指導者を含む183人に死刑判決を下した。496人は無罪、4人は終身刑にした。中東通信などが伝えた。
裁判所は4月、683被告に死刑を言い渡し、その後、最高イスラム法官に意見を求めていた。十分な審理なしの死刑言い渡しに対して、批判の声が上がっていた。
死刑判決を受けた中には、昨年のクーデターで倒れたモルシ政権を支持する同胞団のバディア最高指導者が含まれている。《共同通信》
【ロシア・プーチン大統領】ウクライナに対話を要求
ロシアのプーチン大統領は21日、声明を発表し、ウクライナのポロシェンコ大統領が表明した一方的な停戦宣言を含む和平計画を支持すると表明した。同時に、対話プロセス開始に向けた「実際的な行動」が伴わなければ計画は実現しないと、ウクライナ側に注文を付けた。
プーチン氏がポロシェンコ氏の和平計画への立場を公式に表明するのは初めて。条件付きながら支持の姿勢を示したことで、ウクライナ政権にとっては後押しとなる。
声明は、衝突を続ける全ての当事者に戦闘を止め、交渉のテーブルにつくよう呼び掛けた。親ロ派がプーチン氏の意向に沿い戦闘を止めるかどうかが焦点。《共同通信》
【石川要三さん】死去
元自民党衆院議員で、防衛庁長官を務めた石川要三氏が21日午前6時15分、肺炎による急性呼吸不全のため東京都青梅市内の病院で死去した。88歳。東京都出身。8月下旬にお別れの会を開く予定。
東京都青梅市長を経て1976年の衆院選で初当選し、通算8期務めた。第2次海部内閣で防衛庁長官に就任。2003年に政界を引退した。《共同通信》