平成1278日目
1992/07/08
この日のできごと(何の日)
【きんさんぎんさん】大相撲を観戦
百歳の双子のおばあちゃん、成田きんさんと蟹江ぎんさんが8日、大相撲名古屋場所4日目を愛知県体育館で観戦。ほかの観客から土俵上の力士に負けないほどの歓迎を受けた。
館内の事務所で「大ファン」という名古屋場所担当の大鵬理事から色紙を贈られた後マス席へ。
姉のきんさんは熱田神宮の奉納相撲を見たことがあるだけで本物の大相撲観戦は初めて。貴花田びいきのぎんさんは13年ぶりの観戦だそうで、2人は力士のぶつかり合いを目前にして「やっぱり迫力が違う。いいねえ」と大喜びだった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【大相撲名古屋場所】4日目
大相撲名古屋場所4日目(8日・愛知県体育館)大関小錦は久島海を問題にしなかったが、霧島は大関初挑戦の琴椿に敗れて2敗となった。関脇安芸ノ島が、水戸泉の投げに屈して初黒星。小結武蔵丸は四つ相撲で栃乃和歌を下して4連勝、役力士ではただ1人の勝ちっ放し。平幕では水戸泉ら2人が全勝。若花田は立洸を突き落として3連勝、貴花田は旭道山に敗れ3連敗。《読売新聞》
【近鉄・新井宏昌外野手】通算2000本安打達成
近鉄の新井宏昌外野手(40)は8日、藤井寺球場で行われたオリックス14回戦の3回、伊藤敦投手から右中間三塁打を放って通算2000安打を達成した。
1990年の大島康範内野手(日本ハム)以来プロ野球26人目で、現役選手では3人目。プロ入り18年目の新井外野手は現在40歳2ヶ月で、大島内野手の39歳10ヶ月を上回る史上最年長の到達で史上初の40歳以上での快挙となった。《共同通信》
【神奈川県大和市、横浜市】男が短銃で警官ら3人を殺傷
8日午後、神奈川県大和市のホテルで、強盗致傷などの疑いで指名手配されていた容疑者が、逮捕しようと張り込んでいた神奈川県警の捜査員2人を短銃で撃ち、殺傷した。
この男はトラックを奪い、3歳の男児を人質にして東京都町田市から横浜市緑区内まで逃走。2時間後にトラックを放置、人質を解放した後も、逃走のため主婦の車を奪おうと発砲したが、強奪に失敗。近くの山林に逃げ込んだ。
神奈川県警、警視庁は大捜査網を張ったが、車で逃走した男の行方を一度もつかめず、凶悪犯に振り回され続けた。《共同通信》
【ミュンヘン・サミット】閉幕
第18回先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)は8日午前、世界経済の成長重視政策や対ロシア支援での協調、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の年内決着を柱とする経済宣言を採択し、3日間の日程を終えた。《共同通信》
【宮澤喜一首相】ロシア・エリツィン大統領と会談
宮澤首相は8日午後1時(日本時間同日午後8時)過ぎから、カール公宮殿で開かれたワイツゼッカー独大統領主催の昼食会の際、ロシアのエリツィン大統領と約10分間会談した。
宮澤首相は「エリツィン大統領が勇敢に改革を進めておられることを常々深く尊敬している。成功を祈る」と述べ、ロシアの改革路線への支持を表明。さらに、「9月の訪日を共同で成功させるため、お互いに働かなくてはならない」と述べるとともに、「大統領を歓迎するために、何か出来ることがあれば喜んでしたい」と、訪日歓迎の意向を伝えた。これに対し、エリツィン大統領は「全く同感だ。我々は来るべき訪日に向けて真剣な準備を進めている」と答えた。
当初、宮澤・エリツィン会談は、サミット終了後の7か国首脳と同大統領との「G7プラス1」会合後に開く方向で調整が進められていたが、大統領の日程上の都合で実現が不可能となったため、昼食会の席という変則的な形で行われた。《読売新聞》
【ロシア・エリツィン大統領】北方領土「政経分離」強く要求
8日午後(日本時間同日夜)ミュンヘンで行われた「G7プラス1」会合では、北方領土問題が中心議題の一つとなり、エリツィン・ロシア大統領は、「9月中旬に訪日することになっているので、今後の方向づけをしたいと考えている」と述べ、日ロ関係改善に前向きな姿勢を示した。
しかし、北方領土問題については「二国間の問題」とするとともに、「経済と政治は切り離して考えて欲しい」とロシアに対する本格支援は領土問題解決が前提とする日本の対口「政経不可分」方針に不満を表明、「政経分離」を強く求めた。
会合の冒頭、政治宣言についてはマルルーニー加首相が代表して概要を報告した中で北方領土問題について言及、「エリツィン大統領は、二国間の問題というかもしれないが、それ以上の意味合いを持っており、政治宣言に(北方領土問題解決の)文言を採用した」と説明した。これに対し、エリツィン大統領は日ロ関係について、「自分が大統領になってから、G7首脳と相互訪問などを通じ、関係を深めているが、日本とはそういう進展が見られていない」と述べ、九月の来日を機に日ロ関係改善に積極的に取り組む考えを示した。
しかし、北方領土問題に言及した政治宣言については「よく拝見した」と述べるにとどまり、同問題が「二国間の問題」であることを改めて強調、「ロシア国民は大きな経済的困難に遭遇している」ことなどを説明、対ロ支援を要請した。
宮澤首相は、「法と正義に基づく外交を提唱し始めたことは、いい動きと受け止める」と、ロシアが領土問題解決に向け動き出すことに期待感を表明した。《読売新聞》
【第16回参院選】公示
参院の与野党逆転状況の下、宮澤政権発足後初の本格的な国政選挙である第16回参院通常選挙が8日公示され、国連平和維持活動(PKO)協力法の是非、政治倫理・政治改革や景気対策などを争点に、26日の投票まで18日間の激しい戦いに入った。《共同通信》