平成1273日目

平成4年7月3日(金)

1992/07/03

【国際捕鯨委員会】日本、脱退を示唆

英グラスゴーで開かれていた国際捕鯨委員会(IWC)総会最終日の3日、日本政府代表団の島一雄代表(水産庁次長)は締めくくりの演説の中で、「日本の政策担当者は、IWC加盟国との関係を見直さざるを得ない」と述べ、日本がIWCから脱退する可能性を示唆した。アメリカ、イギリスなど反捕鯨国に主導権を握られ、一向に商業捕鯨再開に動き出さないIWCに最大限の不満を表明したもの。日本が国際機関からの脱退に言及するのは極めて異例のことだ。

今総会では、捕鯨国の“造反”が相次ぎ、アイスランドが正式に脱退を表明、ノルウェーも一方的に商業捕鯨の再開を宣言した。そうした中で捕鯨国のリーダーである日本が強硬な姿勢を示したことで、来年日本で開かれる総会に向け、捕鯨を管理する組織としてのIWCの存在意義が厳しく問われるのは必至である。《読売新聞》



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【社会党】参院選出陣式

社会党は3日、党本部で緊急都道府県代表者会議を開き、「政策争点を明確にして社会、自民両党激突の情熱が盛り上げ、国民の選択を迫る」などとした参院選挙の基本方針を決定。続いて総決起集会(出陣式)を行い、必勝を期して全力投球することを確認した。

参院選の基本方針は山花書記長が提案し、了承された。方針では、選挙の政策争点として、①自衛隊の海外派遣の是非を国民に問い、平和憲法に基づく国際貢献策を確立する②政治腐敗防止と国会改革を推進する③人間を大切にする生活者の政治を実現する—の三点を強調。さらに民社党との選挙協力が困難となっている「連合(型)選挙」については、連合が打ち出した国際貫献についての基本方針に沿って行動するよう連合(型)候補に求めていく方針を明示した。

また、代表者会議であいさつした田辺委員長は、社会党衆院議員全員が提出した辞職願の取り扱いに関し、「国会が閉会してから(衆院)議長権限で『不許可』としたことは法とルールの無視であり、極めて遺感だ」と強い不満を示したが、同時に「もはや(辞職願の)公正な取り扱いを期待できないので辞職願の再提出を行わない」と公式に明言した。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】日欧対話強化に努力

訪英中の宮沢首相は3日夜(日本時間4日未明)、ロンドン市内のホテルで開かれた日本協会など主催の歓迎レセプションであいさつし、「日本と欧州共同体(EC)との対話を強化するため、一層の努力を払う」と述べ、英国が今月、EC議長国になったのを機に、日・EC間の政治対話をより深めていく考えを強調した。

また、4日に行われるメージャー英首相、ドロールEC委員長との会談について、「先進国首脳会議(ミーュンヘン・サミット)を目前に控え、政策協調と協調を確固としたものにするための最良の機会となる」と語り、とくに北方領土問題についてのわが国の立場への理解を得ることへの強い期待感を示した。《読売新聞》



7月3日のできごと