平成1279日目

1992/07/09

この日のできごと(何の日)

【クリス・パッテン氏】最後の「香港総督」着任

第28代香港総督に任命されたクリス・パッテン氏は9日、空路香港に到着、セントラル地区のシティ・ホールで就任の宣誓を行い、総督に正式就任した。

パッテン氏はウィルソン前総督の後を受け“最後の香港総督”として、中国への返還を五年後に控えた植民地・香港の経営にあたる。

就任のあいさつに立ったパッテン総督は、誤解と信頼の欠如に英国と中国の関係が損なわれているとの風評を認めたうえで、「誤解を取り除き信類を打ち立てるために、あらゆる努力をしたい」と中国との関係に配意していく姿勢を表明した。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【警視庁】ろう城男を逮捕

神奈川県警の警官、主婦殺傷事件で警視庁は9日、逃走中の住所不定、無職A容疑者(23)=強盗致傷容疑などで指名手配中=が同県と隣接する東京都町田市、不動産業Bさん(65)方に立てこもっているのを確認、Bさん方から妻のC子さん(60)にナイフを突き付けて玄関先に出てきたところを捜査員がすきをつき午後0時40分、殺人、同未遂などの容疑で逮捕した。

人質のBさん夫妻は無事だった。逮捕の際警官1人が軽いけが。同容疑者は逃走中に短銃を自分で撃ち左手を負傷していた。警官射殺から人質事件と異様な展開を見せた事件は発生から21時間ぶりに決着したものの警察庁などの捜査当局は殉職者を出した上、二次、三次犯罪を許したことに大きな衝撃を受けている。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】5日目

大相撲名古屋場所5日目(9日・愛知県体育館)」土つかずは小結武蔵丸と前頭筆頭の水戸泉の2人になった。武蔵丸は若花田に食い下がられたが、土俵際の投げの打ち合いに勝ち、水戸泉は同じ無敗の小城ノ花を寄り倒した。関脇はそろって黒星。安芸ノ島は三杉里に先手先手と攻められ2敗。琴錦も鬼雷砲にはたき込まれ3連敗。貴花田は4日ぶりの白星をあげた。《読売新聞》

【宮澤喜一首相】参院選後の内閣改造「ない」

先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)に出席した宮澤首相は9日午前(日本時間同日夕)、ミュンヘン市内のホテルで同行記者団と懇談し、参院選について「善戦すると思う。調子は悪くない」と述べ、改選議席の過半数以上の確保に自信を示すとともに、参院選後の内閣改造問題については、「念頭にない」として明確に否定、引退などに伴う補充人事にとどめる考えを示した。

首相は懇談の中でミュンヘン・サミットについて「目的を達した」と述べ、北方領土問題が政治宣言に盛られたことを評価した。また、首相は参院選について、「法案の通り方、国会のあり方を国民がどう判断するかだ」と述べ、国連平和維持活動(PKO)協力法及び野党の牛歩戦術が国民に信を問われることになるとの考えを示した。

参院選後の内閣改造については、「今は参院選を一生懸命やっており、念頭にない」と述べたうえで、今月7日に任期が切れて議員を引退した谷川寛三科技庁長官の後任問題に触れ、「(内閣改造とは)切り離された話として考える」として、内閣改造は行わない考えを示した。

参院選で訴えたい政治課題については、サミットの成果をあげたほか①PKO協力法②北方領土返還と日ロ平和条約交渉③景気対策と生活大国構想④政治改革――を挙げた。

さらに首相は衆院定数是正を含む政治改革について、野党各党の協力を得ながら、秋の臨時国会での成立を急ぐ方針を強調した。《読売新聞》



7月9日 その日のできごと(何の日)