平成7467日目
2009/06/18
この日のできごと(何の日)
【この日の麻生総理】
日本・フィリピン共和国首脳会談
麻生太郎首相は18日夜、来日中のフィリピンのアロヨ大統領と首相官邸で会談した。両首脳は、北朝鮮の再核実験に対する国連安全保障理事会決議の厳格な実施に向け協力することで一致した。
首相は「北朝鮮が決議の実施に向け建設的に対応することを期待するが簡単ではないだろう。拉致、核、ミサイル問題の包括的な解決を図りたい」と協力を求めた。大統領は支持を伝えた。大統領が日本の安保理常任理事国入りを支持する考えを重ねて示し、両首脳は安保理改革の早期実現に向け緊密に連携することを確認した。《産経新聞》
平成21年6月18日、麻生総理は総理大臣官邸で、フィリピン共和国のグロリア・マカパガル・アロヨ大統領と首脳会談を行いました。
会談では、二国間関係や現下の経済危機、北朝鮮問題、気候変動問題等について意見交換を行いました。麻生総理は、「EPA(経済連携協定)の発効によって新しい段階に入りました日本とフィリピンの関係について、アロヨ大統領の訪問を機に将来に向けた戦略的パートナーシップをはぐくむべく、更に日本・フィリピン関係を強化していくことを考えています。」と述べました。
その後、両首脳は署名式に臨み、「親密な隣国間に将来に向けて戦略的パートナーシップをはぐくむための日本・フィリピン共同声明」に署名し、共同記者発表を行いました。麻生総理は「この度、フィリピンよりマカパガル・アロヨ大統領をお迎えして、両国関係と国際社会における両国の協力について、率直かつ友好的な意見交換を行いました。その結果、ただいま親密な隣国間に将来に向けて戦略的パートナーシップをはぐくむための共同声明に署名をしたところです。」と述べました。《首相官邸》
“貨物検査法案”今国会の提出・成立目指す
麻生首相は18日の参院外交防衛委員会で、北朝鮮に出入りする船舶への貨物検査を行うための新たな特別措置法案について、「早急に整備すべきではないかと思っている。早急にまとまっていくのであれば、北朝鮮に対するメッセージとして極めてはっきりしたものが出せる」と述べ、今国会に法案を提出し、成立を目指す方針を示した。
貨物検査は、国連安全保障理事会決議1874に基づくものだ。国連加盟国は、北朝鮮の大量破壊兵器開発につながる物資の輸出入を阻止し、発見した場合は押収・処分することが求められている。日本は有事や周辺事態以外に貨物検査を行う根拠法がないため、政府は新たな法案の作成作業を進めている。《読売新聞》
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【この日の民主党】
目指す国の形は「脱官僚」政治。「反官僚」ではない 菅代行
菅直人代表代行は18日午後の定例会見で、「圧倒的に鳩山代表が的確な質問をし、総理は言い訳に終始した」と昨日の党首討論について感想を述べた。
冒頭、同日午後の衆議院本会議で行われた臓器移植改正案の採決について「A案に賛成という一票を投じた」と表明。初めて議員になっての質問は当時の社会労働委員会で、腎移植問題を取り上げたことに言及し、移植を受けたいとお考えの皆さんやご家族の思い、外国へ行って移植を受けることが条約で今後難しくなる状況などから、A案が必要になると考え、賛成したと語った。
昨日の党首討論については、月初の訪英時にブラウン首相とキャメロン保守党党首のクエスチョンタイムを視察したこと、日本と英国ではクエスチョンタイムの位置づけに違いがあることに触れつつ、「圧倒的に鳩山代表が的確な質問をし、総理は言い訳に終始した」と感想を語った。
麻生首相の都議選応援については、都民の皆さんに関心を持ってもらい、投票率を高くすることが重要であると指摘。新銀行東京や築地市場移転などの都政の問題、また「東京から政権交代」という民主党への主張にも関心が高まることは好ましいので、計画を変えずに都議選に全力投球してほしいと述べた。
菅代表代行はまた、英国視察の目的について、いまの日本の官僚主導の政治をどのように変えればよいのか、参考例として実情を調べるためであると説明し、目指す国の形は「脱官僚」政治であり「反官僚」政治ではないと表明。「官僚の皆さんの経験や知識は大いに活かして、私たちが政権を担当する場合には、官僚の皆さんに大いに協力、参加をしてもらって、やっていく。しかし政治家がやるべきことの範囲には、官僚の皆さんは、官僚という立場の中で、きちんとした線を引いてもらいたい。そのことが官僚の皆さんにとっても、本来なすべき仕事をすることができることになる」と説明した。
「家族会」「救う会」の皆さんと面談 鳩山代表
鳩山由紀夫代表は18日夕、党本部にて拉致被害者の「家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)」「救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)」の皆さんと面談。拉致問題解決に向け、北朝鮮へのさらなる制裁を視野に全力で取り組むと約束した。面談には、党拉致問題対策本部長の中井洽衆議院議員、同副本部長の松原仁衆院議員が同席した。
冒頭、鳩山代表は、党本部への訪問に心からの謝意を示すとともに、拉致問題解決に向け長年にわたる取り組みに対して敬意を表した。そのうえで、「政治家の一人として十分に政治が機能せず解決に至らないことを情けなく、申し訳なく思う」と述べ、民主党が政権交代を果たした際には、これまで以上に体を張って解決に向け努力していきたいと気概を表明。皆さんとの意見交換を通じて、「今、何をすべきか、政権交代後に何をすべきかご指導賜りたい」と語った。
「家族会」代表の飯塚氏は、民主党代表との面談は初めてだと述べ、「拉致問題を国の重要課題として取り組まれていると思う」とこれまでの党の活動を評価。来るべき解散・総選挙において、「マニフェストのなかに謳っていただきたい」と要請、(1)拉致問題は最優先課題の一つで、被害者の生存を前提に国の責任で全員救出する(2)北朝鮮への全面制裁発動――を求める要望書を鳩山代表に手渡した。現在の政府の制裁では足りないとしてさらなる強力な制裁を要求、モノ、金、人の一切の流通を禁止する強いルールをつくってほしいとして検討を求めた。
横田早紀江氏は、被害者もその家族も一日一日と衰えていくとして早期解決の必要性を改めて指摘し、国民の関心が高く、怒りも大きい拉致問題に関して、世界に向けしっかりとしたメッセージを発信してほしいと要請。横田氏からは、鳩山代表に救出運動のシンボルである青いリボンのバッヂが贈られる一幕もあった。
面談では、「家族会」「救う会」の皆さんからそれぞれ、強力な制裁こそが北朝鮮との真の交渉、解決に向け必要だとの認識が示され、民主党への期待が寄せられた。強力な制裁の必要性とともに日米韓、とりわけ韓国との連携が重要だとの見解で一致し、鳩山代表は拉致問題解決に向け先頭に立って取り組むと約束した。《民主党ニュース》