平成5639日目

2004/06/16

この日のできごと(何の日)

【所沢ダイオキシン報道訴訟】テレビ朝日と農家側が和解

埼玉県所沢市産の野菜がダイオキシンに汚染されているとテレビ番組「ニュースステーション」で報道され、野菜価格が急落したとして、同市の農家ら29人がテレビ朝日に損害賠償と謝罪を求めた訴訟は16日、差し戻し後の東京高裁(大藤敏裁判長)で和解が成立した。

和解内容は、テレ朝が「放送内容に不適切な部分があり、所沢産の野菜の安全性に疑いを生じさせ、農家に多大な迷惑をかけた」とおわびしたうえで、和解金として1000万円を支払う、というもの。 農家側は900万円を三宅村に、残りの100万円を所沢市に寄付するという。昨年10月の最高裁の差し戻し判決を受けて、同高裁が和解を勧告していた。《朝日新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【小泉純一郎首相】竹中経財相に立候補を要請

竹中平蔵金融・経済財政担当相(53)が参院選比例代表で自民党の公認候補として出馬することが16日決まった。小泉純一郎首相が同日夜、都内のホテルで会談し「小泉内閣が進める構造改革の必要性を誰よりも知るあなた自身が参院選に出て改革を訴えてほしい」と要請。竹中氏は「光栄だ。構造改革をしっかり訴えたい」と受諾した。17日、正式に出馬を表明する。

竹中氏は慶大教授から2001年4月の小泉内閣発足で入閣以来、構造改革路線を主導し「小泉改革」の象徴的な存在。自民党は竹中氏の知名度を生かし大量得票を図り議席増を狙う。《共同通信》

【この日の民主党】

テレビCF「まっすぐに、ひたむきに。」編発表

民主党の枝野幸男総合選対本部企画委員長は16日午後、テレビCF「まっすぐに、ひたむきに。」編を記者発表した。

枝野委員長は「19日から7月10日まで放映する。ポスターと同じく、実直で真面目な代表の姿勢がストレートに伝わるようにした。代表自身の言葉でその思いを語っていただいた」と説明した。岡田克也代表も「いいCMを作っていただいた。最初に立候補した時に、ポスターが貼られた後歩くのが恥ずかしかったが、このCMが流れると恥ずかしいかもしれない」と初めてのCF撮影の感想を述べた。

[両院議員総会]参院選で小泉政治を正す決意固める

民主党の両院議員総会が16日午後党本部で開かれ、150日間の通常国会を振り返るとともに、参議院選挙勝利へ気勢を上げた。

あいさつに立った岡田克也代表は「1か月弱、未熟な私を支えていただき、何とか無事に終えることができた。小泉政権の国民無視、国会軽視が露わになった国会。最終版、一致結束して闘った。この力を参議院選挙で発揮し、数を取りしっかりした政治をするために、選挙を堂々と勝ち抜こう」と檄を飛ばした。また、勇退される議員に「OBとしてしっかりと民主党を支えていただきたい」と述べるとともに、労をねぎらった。

藤井裕久幹事長は「小泉政権は戦前の反省に立っていない。軍隊を出すということは、国家の究極権力行使。原則もなくやっていたのでは戦前の日本と同じ。小泉さんの本質がすべてバレた国会。参議院選挙で間違いを正し、やめさせることが日本の役に立つ」と総括。

また総会では、今次で勇退される11人の民主党・新緑風会所属参議院議員が紹介され、代表して藁科満治参院議員会長が「民主党で本当に良かったと思う。気持ち良く仕事をさせてもらった」とあいさつした。

勇退される議員は以下の方々(敬称略50音順)。民主党=勝木健司、川橋幸子、長谷川清、平野貞夫、藤井俊男、堀利和、松岡満壽男、本岡昭次、藁科満治。新緑風会=大渕絹子、大脇雅子。

「国民無視の小泉政権へ審判を!」新橋で街頭演説会

年金改革、イラクへの自衛隊派遣問題等を争点にした第159通常国会が閉幕した16日、民主党は東京・新橋駅前で街頭演説会を行い、年金法成立時の強行採決はじめ民主主義の根幹をゆるがしかねない政府・与党の暴挙の数々を糾弾するとともに、日本政治の変革と国民本位の政治の実現に向け、参議院選挙での圧倒的な支持を聴衆に訴えた。

最初にマイクを握った藤井裕久幹事長は、年金問題に絞って演説を展開。「人口構成が激変する中、仕組みを変えなければ、年金給付額をカットするか、保険料負担を増やすしかないのは当然」とし、制度そのものの抜本改革なくして給付削減・負担増のみを国民に強いた小泉政権の基本姿勢そのものを批判。また、政府が従来から示してきた年金保険料の上限や現役世代の50%を確保するとした年金給付額の下限がまやかしの数字にすぎなかったこと、合計特殊出生率が年金法における想定(1.32)を下回り1.29であったことを法案成立後に示したことなどについて、「到底許すことはできない」と政府を指弾した。

円より子副代表は「国民の7割が反対していた年金制度を強行採決した政府・与党。小泉総理は自民党をつぶすと言っていたが壊したのは民主主義そのものだ」と厳しい口調で指摘。国会審議もないままに自衛隊のイラク多国籍軍参加を単独で表明した小泉首相に対しては「怒り心頭、国民・国会の意見を聞かない総理などあるか。こうした独裁者を私たちはトップにしておきたくない」と語気を強めて批判し、参院選ではその怒りを打倒・小泉政権への一票に込めてほしいと呼びかけた。

応援に駆けつけた連合の草野忠義事務局長は「今のままの年金制度では立ち行かなくなる。年金問題はこれで終わりではない」と指摘。国民が信頼できる制度に作り直すため、「(参院選での)民主党の飛躍に力を貸して行く」と語った。

街頭演説会にはこのほか、石井一常任幹事、古賀一成国民運動委員長、手塚仁雄同代理、松本剛明『次の内閣』ネクスト防衛庁長官、小宮山泰子、鈴木克昌、田嶋要、辻惠、西村智奈美の各衆院議員、元ゴールドマン・サックス投資社長の山崎養世氏が参加した。《民主党ニュース》



6月16日 その日のできごと(何の日)