平成6368日目
2006/06/15
この日のできごと(何の日)
【この日の小泉総理】
最後の国会論戦
小泉純一郎首相は15日の参院予算委員会で、首相として最後の国会論戦を終えた。在任中の5年余り、自らの主張を明快で印象的な「ワンフレーズ」で言い切る一方、野党の追及を強弁やはぐらかしでしのいだと指摘された小泉首相だが、最後まで「小泉節」は変わらなかった。
野党からはこの日も「まともな答弁はもらえなかった」と評判は悪かったが、委員会終了後、首相は記者団に「世界の首脳の中で、回数でも答弁時間でも日本の首相は最多、最長だ。誠心誠意答弁しようと心掛けた」と自画自賛気味に感想を述べた。《共同通信》
世界経済フォーラム・東アジア会議2006年 総理主催レセプション
平成18年6月15日、総理大臣官邸で、「世界経済フォーラム・東アジア会議2006年」の総理主催レセプションが開催されました。
この会議はダボス会議とも呼ばれる「世界経済フォーラム」の東アジア版として、日本で初めて開催されました。このレセプションには、今回議長を務めるシュワブ世界経済フォーラム理事長、北城経済同友会代表幹事など、約250名が参加しました。
小泉総理は、「アジアは人口の面、経済の活性化の面などで世界経済に大きな影響のある地域。アジアの可能性に富んだ国とともに日本も経済活性化のため改革を進めていきたい」と挨拶し、シュワブ理事長からは、「日本は総理自身ビジョンを持って構造改革に取り組み成果をあげている。将来の日本経済の継続的成長を祈念します」とレセプション開催への謝辞がありました。《首相官邸》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【道路交通問題を考える会】改正道交法差し止め求める
短時間の放置駐車違反取り締まりや、業務の民間委託などを柱として1日に施行された改正道交法は国民の十分な理解を得られていないとして、千葉県市川市の「道路交通問題を考える会」代表谷川寿光さん(67)が15日、警察庁長官を相手取り、改正法の施行差し止めを求める訴えを千葉地裁に起こした。
今回の改正で違反の取り締まりは、放置後一定時間の経過後にステッカー(確認標章)を取り付ける方式から、駐車時間にかかわらず取り締まる方式に変更された。
訴えによると、1990年の法改正で「放置駐車」とは、路上を車庫代わりにする“青空駐車”と規定しており、配達などで一時的に車両を離れた場合も放置車両とされる今回の改正は国民の理解を得られていない、としている。《共同通信》
【プロ野球・楽天】球団初の3カード連続勝ち越し
阪神1−2楽天◇15日◇フルスタ宮城
楽天が球団初の3カード連続勝ち越し。1−1と同点に追いつかれた直後の8回一死一、三塁から関川の中前打で勝ち越した。先発の愛敬が7回無失点と好投したのが大きかった。福盛は12セーブ目。阪神は3カード連続の負け越し。《共同通信》
【この日の民主党】
松本政調会長・安住選対委員長らが報告・要請行う 代議士会で
15日午後、衆議院本会議を前に民主党・無所属クラブの代議士会が国会内で開かれ、松本剛明政策調査会長や安住淳選挙対策委員長らから、報告・要請等が行われた。
中川正春議院運営委員会筆頭理事、平野博文国会対策委員長代理からの報告に引き続き、松本政調会長も、昨日行われた『次の内閣』閣議の内容について報告。出席議員に対し、『次の内閣』運営に関して「ご協力いただいたことに心から御礼申し上げる」とし、閉会中も、わが党の政策を「まだまだ磨き上げていく作業がこれから大切になっていく」と指摘。「この間は、民主党の政策を広めていくチャンスでもある」として、医療、農林水産、教育などの分野で「積極的にお取り組みいただきたい」と要請を行った。
安住選対委員長も特に発言を求め、衆院大阪府第9区補欠選挙について、「都市部で巻き返す、われわれにとっての試金石だ」と、各議員に協力を要請。来週には当選1・2期の議員を対象に選対で研修会を実施することも明らかにした。また、参議院の候補者擁立作業に関し、特に1人区を抱えている都道府県連に所属する議員に対して、「勝てる候補者の擁立」に全力を挙げるよう、「特段のご支援・ご指導を」などと呼びかけた。
小沢代表、公正な社会実現へ反転攻勢開始を誓う 連合の集会で
15日夜、連合主催の「反転攻勢! 連合6.15東京大結集」集会に出席した小沢一郎代表は、働く皆さんの声を反映させる政治を実現すると決意表明した。
連合の高木剛会長による開会挨拶に続いて登場した小沢代表は、小泉政権の5年間について、働く環境が悪化する一方で社会保障制度も破たんの一途をたどり、社会の不安は増大していると指摘。勤労者の声を政治に反映させねばという思いで立ち上がり、ここに集ったみなさんとともに、働く人たちの声を政治に反映させ、公正な社会を実現するために、国会や自治体議会で民主党は全力で努力すると表明し、一緒に頑張ろうと呼びかけた。
小沢代表はまた「しがらみと利権を断ち切り、根本から政治を変える」と政権交代の実現に懸ける思いを提示。政権交代によりはじめて、小泉改革の負の遺産や格差社会をぬぐう真の改革がはじまるとした。
来年の参議院選挙については、自公を過半数割れに追い込み、「政権交代への大きい足掛かり」となる正念場との認識を示した。反自公・非自公勢力が民主党を中心に、共通の目標に向かって大きい協力をすべきだとも述べて、民主党へこれまで以上の支援をと訴えかけた。
トークライブ「格差是正に向け、連合と民主党はいかに反転攻勢するのか!」には、鳩山由紀夫幹事長が出席し、高木会長と、実現すべき政策などについて率直な意見交換を行った。
鳩山幹事長はこの中で、小泉政権下で、働く人たちの税金や保険料の負担が増えている状況に対して、民主党は、徹底した無駄遣いの削減による減税のシナリオを提示したいとした。また、競争があおられ「負け組」「勝ち組」といった言葉が出てきているが、二分化させること自体が政策の誤りだと鋭く批判し、自殺防止対策にも言及。民主党が政権を取った際には、社会保障制度というセーフティネットの再構築へ取り組まなくてはならないとした。
党一丸となって10月の補欠選挙で勝利をおさめ、新総理への不信任を示したいとの考えを鳩山幹事長は述べ、国民のために公平公正な政治を実現する党への力添えを求めた。高木会長も「政治を変える反転攻勢」を開始し、「一連の選挙で、連合も一糸乱れぬ体制を作りたたかい抜く」などと表明。二人は熱い思いを込めて握手を交わした。
集会には、民主党から、太田和美衆院議員、池口修次、若林秀樹、神本美恵子、藤原正司各参院議員も出席。政権交代に向けた勝利を引き継ごうなどと、それぞれ挨拶を行った。《民主党ニュース》