平成6369日目

2006/06/16

この日のできごと(何の日)

【この日の小泉総理】

最後の国会が閉会

第164通常国会は16日、衆参両院の本会議で継続審議の手続きを行い、18日の会期末を前に事実上閉会した。小泉純一郎首相にとって最後となる国会で、構造改革の総決算と位置付けた行政改革推進法など内閣提出と議員立法を合わせて96本が成立したが、重要法案の多くが次期国会以降に先送りされた。今後は「ポスト小泉」をめぐる自民党総裁レースが本格化することになる。《共同通信》

薬物乱用防止キャンペーン

小泉純一郎首相は16日昼、政府の薬物乱用防止キャンペーンのキャラクターを務めるアイドル歌手の松浦亜弥さんと首相官邸で会い、「薬物は自分が駄目になるだけでなく、人にも迷惑を掛ける。しっかりキャンペーンを頑張ってください」と激励した。

首相は多忙な松浦さんの健康状態が気になったのか、「食事は健康のもとなのに、最近の女性はやせ過ぎだ。身長160センチなら体重は60キロが最適サイズなんだ」とアドバイス。これに対し松浦さんは「それは…事務所からやせろと怒られてしまいます」と言葉に詰まっていた。

松浦さんは懇談後、首相の印象について「テレビで見るよりずっと小柄な方でした。緊張したけど、すごく気さくで楽しく話してくれた」と記者団に語った。《共同通信》

平成18年6月16日、小泉総理は総理大臣官邸で、薬物乱用防止キャンペーンキャラクターで歌手の松浦亜弥さんの表敬を受けました。

薬物乱用対策については、総理を本部長とする「薬物乱用対策推進本部」の下、関係省庁が連携し、啓発活動、取締り等の対策を講じています。

今回、薬物乱用防止を推進するため行われる「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」の街頭キャンペーンに向けて、小泉総理は「安易に薬物に手を出すと自分の健康な身体はもちろん、他人にまで迷惑をかけてしまう」と述べ、キャンペーン参加者に向けて「薬物乱用防止の輪を広げて欲しい」というメッセージを松浦さんに託しました。

また、松浦さんから小泉総理に、薬物乱用防止キャンペーンのポスターと、帽子などの啓発グッズが手渡されました。《首相官邸》

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【西武・松坂大輔投手】通算100勝

西武松坂大輔投手(25)が16日、横浜4回戦で今季9勝目を挙げ、通算100勝を達成した。本塁打などで3失点したが、緩急を巧みに使い分け3安打、12奪三振の好投だった。191試合目での100勝達成は、ドラフト制導入以降では、元巨人の江川卓氏(51=野球評論家)の193試合を抜いて最速記録となった。《日刊スポーツ》

【この日の民主党】

渡部国対委員長に党のネーム入り印籠 代議士会で

この国会最後となる代議士会が16日昼、衆院内で開かれ、最後まで緊張感をもって臨むよう確認され、少なくとも午後5時までは待機とすることが決められた。また、国会閉会中に全国を回る渡部恒三国会対策委員長のために、田島一成議員の後援会から、3カ月かけて作られた民主党のネーム入りの印籠が贈られた。

渡部国対委員長は、田島議員と並んで印籠をかざし、「全国を回り、『この印籠が目に入らぬか。民主党に投票しなければ国が滅ぶ。国民も幸せになれない』と言って歩く」と感謝の辞に替え、全国を遊説することを約束した。

この他、中川正春議院運営委員会筆頭理事から、本会議対応の報告がなされ、「最後まで緊張感をもって臨む」こと、通常国会の最終日は18日であることから、慣例の議長の本会議での挨拶、各党挨拶回りは行わないことが報告された。また、平野博文国対委員長代理から、代議士会皆勤者の内、党役員、国対役員を除く5名の議員名が報告された。

荒井聰国対委員長代理からは「がん対策基本法、自殺対策法、北朝鮮を対象とする人権法案、民主党の主張が通った」とこの国会を振り返り、協力を感謝した。

政権獲得のための100日 菅代行が両院総会で行動を呼びかけ

民主党の両院議員総会が16日正午から国会内で開かれ、菅直人代表代行が、予想される臨時国会開催までの100日間を、政権獲得のための100日と位置づけ、行動するよう全議員に呼びかけた。

挨拶に立った菅代表代行は、「この100日に、これからの民主党の未来がかかっている。党は都市・農村部でも風によって議席を伸ばしてきたと言われる。必ずしもそうではない部分もあるが、風で勝ち、風で負けるようでは、永久に政権に辿り着けない。どんな風が吹いても再選を果たし、新しい仲間を迎えるために行動を」と訴え、弱いとされる日常活動を強化するよう求めた。

報告に立った鳩山由紀夫幹事長は、冒頭、党運営に関する議員の協力に感謝の意を述べた。さらに、小沢一郎代表が参議院選挙区対策のため高知県入りしているため総会を欠席していること報告した。その上で、国会閉会中に関して、福井日銀総裁の村上ファンドへの投資、社会保険庁の不正保険料免除などを、「例えば野党党首会談を開き、追及の手を休めないでいきたい」として、閉会中審査などを積極的に要求していくことを明らかにした。更に、10月の衆議院補欠選挙に触れ、「民主党が2勝すれば、新総理への不信任となる」として、勝利への協力を要請した。また、5月一杯の党員・サポーター登録の増加上位5都府県(1位岩手、2位東京、3位神奈川、4位大阪、5位兵庫)を報告した。

渡部恒三国会対策委員長は、「後半国会は一団結したがんばりで、完全に民主党ペースになった。胸を張って選挙区に帰れる国会にした」と、この国会を総括した。また、閉会中審査についても「正すべきところは正していく」として、実現を強く求める考えを示した。

最後に、江田五月参議院議員会長が感謝の辞を述べた後、小泉政権を「偽装政権、粉飾政権そのもの」だとして、福井日銀総裁の村上ファンドへの投資、社会保険庁の不正などへの「怒りを国民と共有し、大いなる希望をもってがんばっていこうではないか」と呼びかけ、両院議員総会を締めくくった。

「重要法案に総理は無関心そのもの」国会閉会にあたって小沢代表

小沢一郎代表は16日、訪問先の高知県で平野貞夫県連代表とともに会見を行った。

会見は記者からの質問に答える形で進められ、冒頭、民主党推薦で立候補し、新緑風会の広田一参議院議員のほか党所属国会議員・県会議員ともにいない高知県の現状をどう見るか問われたのに対しては、「それなりに大きな影響があると思っている」としたが、一方において同日行われた各分野の方々と意見交換を通しての印象を踏まえ、「今日の自民党・小泉政権に対する非常に大きな批判と現状打開を何としても(行って欲しい)という声を強く感じた」と説明。民主党がそうした声に応えられるような主張を届けることによって、高知県の県民の皆さんの支持を得ることができると確信しているとの認識を示した。

商工会議所や建築業協会といった、いわゆる自民党支持基盤といわれる団体ではどういう小泉批判があったかとの問いには、「小泉政治の批判と言うと語弊がある」と前置きし、そもそも農業も漁業も大変な状況にあると指摘。このままの農林漁業政策を続けていたら、農業も漁業も、そして地域社会全体が本当に崩壊してしまう、そうした強い危機意識が共通して示されたことを小沢代表は明らかにした。同時に、自民党支持基盤という指摘については、「私の認識では既にそういうイメージで見ていない」と表明。本当に自民党支持基盤であれば、自民獲得票はもっと増えるはずだとして、「今までのしがらみを断ち切るまでには至っていないという状況であろう」と分析した。「現状に対する不満と批判、そして将来に対する不安、自民党に投票している人のほとんどが共通して持っているものだと私は認識している」と重ねて語り、それに対して民主党がきちんとしたメッセージを伝えることができるかどうかが、われわれ自身の最大の問題であるとも表明した。

来年の参院選における高知県の公認候補選定については、「県連を中心に、各方面と意見交換しながら懸命にその作業を進めていると聞いている」と回答。平野県連代表は「物理的に6月中を目標にしたが、慎重な協議を行っており、6月を過ぎる可能性が出てきている」と述べ、小沢代表は「3県勝利をめざしてがんばりたい」として四国4県中3県での勝利をめざす意向に変更がないことを改めて明らかにした。

同日、衆参両院の本会議で継続審議の手続きを行い、18日の会期末を前に第164通常国会が事実上閉会したのを受けて、小泉政権をどう総括するか問われたのに対しては、「俗に重要法案と政府与党が言っているなかで、無理やり押し通したのは結局、医療制度改革関連法だけだが、これは何ら創造的・建設的なものではなく、国民のみなさんの負担をむしろ重くするもの」と指摘。終盤国会となって提出された教育基本法改正案や共謀罪などの重要法案は軒並み継続審議となったことに関しては、「あっさりとまったく無関心そのものに総理は国会を閉会した」と述べ、そうした姿勢は小泉政権の5年間を象徴するものだと思うとした。

また、民主党の今国会における対応に関連しては、「時代が戦後の半世紀から大きく、世界的、歴史的な変化をとげる時代に遭遇している」との認識を示すとともに、「旧来から行われてきた役所にすべて丸投げする、行政・役所ペースの政府・自民党の政治では、国民の不安や不満は解消されない」とも指摘。政治のしくみを新しい時代に沿って抜本的に作り直さなければならないとも主張し、「そうした視点で鮮明な(与党との)対立軸を掲げることが大事だと考えているが、民主党内でもそういう理解が深まってきている」と語った。

国と地方という関係で見た場合、今後の民主党は地方をどう捕らえ、鮮明な対立軸として打ち出していくのかとの問いには、「地方の時代、地方分権、地域の発展などと言うが、旧来の中央集権の統治機構、行政の機構、これらの延長線上では決して地方の時代は何年たっても来ないと思う」と強調。小泉政治はそれにさらに拍車をかけて、中央にすべてのものを集め、中央での力の支配を是認する政策をとっているとも分析し、「明治以来の中央集権的な統治のしくみを変える。地域社会のことは地域にお金も権限もぜんぶ移譲し、国は外交、社会保障、治安維持、医療などの基礎的に国が担うべきものだけに専念する。そういう国のしくみを作り変えないとこの問題は解決しない」と従来から主張している持論を展開してみせた。「まずは国そのもののしくみを国土全体に行き渡るようなしくみに変えていくことが先決だと思う。革命的な変革なので、私どもが政権をとって命がけでやらなければできない問題。自民党・公明党の政権では100年たっても200年たってもできっこない。それを国民のみなさんには具体的な事例を出して訴えていきたい」とも述べた。《民主党ニュース》



6月16日 その日のできごと(何の日)