平成9284日目
2014/06/09
この日のできごと(何の日)
【この日の安倍総理】
参院決算委員会
「信念を少し丸めて、その場を取り繕っても、後々大きな禍根を残すこともある。それは政治家として不誠実ではないか」
安倍晋三首相は9日の参院決算委員会で、河野洋平元衆院議長が月刊誌「世界」(岩波書店)で、首相の国会答弁の姿勢などを批判したことに、強い口調で反論した。慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の河野洋平官房長官談話が念頭にあるとみられる。
民主党の江崎孝氏が「世界」の河野氏の発言を引用し、「大先輩の指摘をどう思うか」と質問したのに対し、首相は「しっかり受け止め、拳々服膺(けんけんふくよう)する必要がある」とした上で、「このような批判も時には恐れず、自分の信念を述べていくつもりだ」と強調した。《産経新聞》
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安倍晋三首相は9日の参院決算委員会で、2015年度予算編成に関し、東日本大震災からの復興加速化へ必要な予算の確保に努める考えを示した。第2次安倍内閣発足後に11年度から5年間の復興予算枠を19兆円から25兆円に拡大したと強調し「さらなる財源確保の必要が生じた場合は適切に対応する」と述べた。
復興の現状については「26万人が避難生活を送るなど、いまだ道半ばだ。被災地の方々が一日も早く普通の暮らしに戻れるよう全力を尽くす」と決意を表明した。
参院決算委は11、12両年度決算に関する締めくくり質疑を実施。午後は民主党、公明党、日本維新の会などが質問した。《共同通信》
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安倍晋三首相は9日の参院決算委員会で、憲法解釈の変更により集団的自衛権の行使を容認しても、日米安全保障条約に日本の行使を義務付ける内容を盛り込む考えはないと明言した。「条約を変えるという考え方は毛頭ない。解釈の変更は権利として生じるもので、条約上の義務には全く関係ない」と述べた。
一方で「条約がしっかりと機能するには絆が必要だ。信頼のない条約は紙になる」と述べ、日米同盟を維持するために集団的自衛権の行使容認が必要だと訴えた。
解釈変更の閣議決定の見通しに関しては「与党の議論が調えば閣議決定する」と述べるにとどめた。民主党の江崎孝氏への答弁。《共同通信》
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【サッカー・小野伸二選手】J2札幌入団会見
サッカーJリーグ2部(J2)コンサドーレ札幌に移籍した元日本代表MF小野伸二選手(34)が9日、札幌市中央区のさっぽろテレビ塔で入団記者会見し「地域を盛り上げ、チームをJ1に昇格させたい」と抱負を述べた。
会見は初めて一般公開され、28社150人の報道陣が詰め掛け、サポーターも約400人が見守るなど、関心の高さを示した。《北海道新聞》
【ソフトバンク・スタンリッジ投手】全球団勝利
ソフトバンクのジェイソン・スタンリッジ投手が9日、阪神4回戦(甲子園)で完封し、プロ野球史上16人目の全球団勝利を達成した。
外国人では2012年のグライシンガー(ロッテ)以来、2人目。今季は涌井秀章(ロッテ)寺原隼人(ソフトバンク)大竹寛(巨人)が達成している。
スタンリッジは07年にソフトバンクに入団。10年から阪神で4年間プレーし、今季ソフトバンクに復帰した。《共同通信》
【米国】北朝鮮拘束の男性家族が声明
北朝鮮で拘束された米国人男性ジェフリー・ファウル氏(中西部オハイオ州)の家族が9日、声明を発表した。旅行好きで、休暇を利用して北朝鮮ツアーに参加したとし、早期の帰国実現を訴えた。米メディアが伝えた。
米国務省当局者は同日、米国の利益代表を務める平壌のスウェーデン大使館がファウル氏との接見を求めているが、北朝鮮当局が許可せずにいることを明らかにした。
声明によると、ファウル氏は56歳で、妻と子ども3人の5人家族。「知らない場所で異文化を経験するのが好きな人だ」としている。米メディアによると、ファウル氏は地元自治体の道路補修部門に勤務。《共同通信》
【ブラジル】南部で洪水、W杯に影響も
サッカー・ワールドカップ(W杯)開催を目前に控えたブラジル南部で記録的な大雨による洪水が起き、地元メディアによると、9日までに南部パラナ州などで少なくとも9人が死亡、5万人以上が影響を受けた。
同州の州都クリチバではW杯の4試合が行われるほか、前回覇者のスペイン代表がキャンプ地を置いており、練習や滞在に影響が出る恐れもあるという。クリチバでは住宅など約3500軒が浸水、約1万5千人が影響を受けた。
一方、南東部サンパウロでは依然水不足が深刻で、市内に飲料水を供給する貯水池は枯渇状態が続いており、観戦客への影響も懸念されている。《共同通信》
【エジプト】新大統領祝賀の広場で痴漢、7人逮捕
エジプト内務省は9日、シシ新大統領就任を祝うため、多数の市民が集まっていた首都カイロ中心部のタハリール広場で8日夜、痴漢に関与したとして、男7人を逮捕したと明らかにした。地元紙アルアハラムが報じた。
エジプトでは多発するセクハラや痴漢行為に対応するため今月上旬、最大禁錮5年を科する法律が公布されたばかりで、同紙は「シシ氏の就任を台無しにした」と伝えた。
2011年にムバラク政権を崩壊に追い込んだ革命以降、女性のデモ参加が広まった一方、痴漢被害も急増。「革命の聖地」と呼ばれたタハリール広場でも性的暴行を含め、多くの被害が報告されてきた。《共同通信》
【イラン・ロウハニ大統領】トルコ訪問
イランのロウハニ大統領は9日、隣国トルコを公式訪問し、ギュル大統領と会談した。この後、共同記者会見に臨み「国際化したテロへの対策」に全力で取り組む姿勢を示した。トルコのアナトリア通信が報じた。
訪問は2日間の予定で、ロウハニ師はエルドアン首相らと会談。シリア内戦をめぐってアサド政権を支持するイラン、反体制派を支援するトルコの構図で対立してきた双方の対応についても協議するとみられる。
アナトリア通信によると、イラン大統領のトルコ訪問は、アハマディネジャド前大統領が2008年に訪れて以来で、「公式訪問」としては1996年以来という。《共同通信》