平成5627日目
2004/06/04
【小泉純一郎首相】ベトナム首相と会談
平成16年6月4日、小泉総理は総理大臣官邸で、ベトナムのファン・バン・カイ首相と首脳会談を行いました。
会談では、昨年日本とベトナム両国が投資保護協定に署名したことを踏まえて、小泉総理はカイ首相に「多くの日本企業からの投資を受け入れて発展してほしい。」と述べ、カイ首相も「協定が間もなく発効するので、投資環境を改善したい。」と受け入れ体制の整備に努める考えを示しました。
また、カイ首相は、10月にベトナムのハノイで開かれるアジア欧州会合(ASEM)の首脳会合への小泉総理の出席を要請し、小泉総理も「ぜひ出席したい。」と述べました。《首相官邸》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【巨人・清原和博内野手】通算2000本安打
巨人4−7ヤクルト◇神宮
プロ野球、巨人の清原和博内野手(36)は4日、神宮球場で行われたヤクルト9回戦の一回にベバリン投手から中前打を放ち、プロ19年目で史上31人目の通算2000安打を達成した。九回には2安打目となる通算490本目の本塁打を放った。《共同通信》
◇
巨人清原和博内野手(36)が、歴史に名を刻んだ。ヤクルト9回戦(神宮)の第1打席に中前打し、2000本安打を達成した。86年4月5日に初安打を本塁打で記録して以来2141試合。プロ19年目で史上31人目の偉業。
高校時代からスター街道を歩んだが、故障などで挫折を味わう時もあった。引退をも覚悟したことがあったが、ファンの声援と家族の絆(きずな)を心の支えに、バットを振りつづけた。新たな1歩の2001安打も、1安打目と同じ本塁打の今季10号で記した。男・清原が堂々の名球会入りを果たした。
心で泣いた数だけ笑った。神宮の杜(もり)に響くファンの祝福コールに、花束を抱えながら何度も頭を下げ感謝した。1回の1打席目。ベバリンの134キロ変化球をセンター前へ運んだ。感謝を込めたフルスイング。豪快なホームランも魅力だが、節目で男くさく、渋く抜けるヒットもまた、清原の野球人生を物語るものだった。
ナインの祝福にベンチでは泣きそうになったが、グッとこらえた。「頭の中が真っ白で何も覚えてないです。バッティングの基本のセンター返しですから。そういう意味では2000本目で、原点に戻った感じです」。最後は豪快だった。9回、五十嵐亮の155キロ速球を左中間席へたたき込んだ。「全身の筋肉が1つになった。プロなら打たなあかんときがある。プロに入って5本の指に入る会心の当たり」という2001本目のヒットはファンへの御礼弾、新たな1歩へのドラマチックな祝砲だった。《日刊スポーツ》
【WBAダブルタイトル戦】佐藤修選手、坂田健史選手、共に戴冠ならず
世界ボクシング協会(WBA)ダブルタイトルマッチの各12回戦は4日、東京・有明コロシアムで行われ、フェザー級の佐藤修、フライ級の坂田健史(ともに協栄)はともに判定で敗れ王座奪取に失敗した。
WBAスーパーバンタム級に次ぐ2階級制覇を目指した佐藤はチャンピオンのクリス・ジョン(インドネシア)に0−3で判定負けした。世界初挑戦の坂田は、王者のロレンソ・バーラ(ベネズエラ)に0−2の判定(1人のジャッジは引き分け)で敗れた。《共同通信》
【この日の民主党】
衆参両院で厚生労働委員長解任決議案を提出
年金関連法案の成立阻止をめざす民主党は4日午前、前日に法案採決を強行した国井参議院厚生労働委員長の解任決議案を参院議長に提出。また衆議院でも共産、社民両党と共同で衛藤厚生労働委員長の解任決議案を提出した。両案は、同日午後1時からの両院本会議でそれぞれ審議される。
同日午前に開かれた参議院議院運営委員会では、野党側が前日の厚生労働委員会での質疑打ち切りは不当だとして、残っていた野党委員ら3人の質疑を首相出席のもとに改めて行うことを求めたが、与党はこれを拒否した。
[参院本会議]国井厚生労働委員長の解任決議案を審議
参議院本会議で4日午後1時から、民主党・新緑風会提出の国井厚生労働委員長解任決議案の審議が行われた。解任決議案の趣旨説明には民主党の森ゆうこ議員が立ち、3時間にわたって提案理由を説明した。
森議員は、前日の厚生労働委員会における強行採決で共産党の小池晃議員、社民党の福島瑞穂議員、および無所属の西川きよし議員の質問権を奪ったことを解任の第1の理由とした。また森議員はこの間の審議過程で、与党が中央公聴会の開催を誠心誠意約束したにもかかわらず開催しなかったこと、また、小泉首相自身が法案の中心となるマクロ経済スライドを理解していなかっことなどを挙げた。さらに、社会保険庁の無駄遣い問題、首相の厚生年金詐欺事件も追及。そのうえで、良識の府としての良心を与党議員にも訴え、決議案に賛成するよう呼びかけた。
賛成討論に立った民主党の大塚耕平議員は、2時間にわたって議論を展開。強行採決について「邪、正を犯す国会の惨状は慙愧に堪えない」とし、国井委員長のとった措置を厳しく非難した。また、年金法案の基礎となる数理計算のプログラムを示し、これを理解している人間は厚生労働省の数理課に5人しかいないとの数理課の課長の発言を挙げて、政府・与党が年金の仕組みの基本が分からずに提案していることを暴露。このプログラムに誤りがないか誰も分からないとして、法案を白紙に戻し、ゼロベースからもう一度議論すべきとした。さらに、法案が想定している年金運用の利回りが異様に高利回りとなっていることなど法案の欠陥を指摘した。
その上で大塚議員は、論語、聖徳太子、平家物語の冒頭、徳川家康の遺訓を引き、国井委員長と与党に「三省」を求めた。
国会内で緊急抗議集会を開催
民主党は4日夕、参議院議員面会所前で緊急抗議集会を開催。参院本会議が開会中のため衆院議員が中心となったが、笹森清会長ら連合の幹部も多数激励に駆けつけ、政府年金法案の廃案に向けて気勢を上げた。
岡田克也代表は「小泉首相は不誠実・はぐらかし答弁に終始し、国民に対してきちんと説明する気がない。これ以上続けると、ますますおかしくなるのを恐れて、質疑を残しての異例の強行採決に出た。聞いたこともない、許せない暴挙だ。いま衆参で頑張っている。これからが本格的審議だ。国民といっしょになって政府案成立を阻止し、国民の立場になった年金制度を創ろう」と檄を飛ばした。
笹森会長も「誠に嘆かわしいというのが国民全体の気持。強行採決は言語道断。何が百年の大計だ、何が安心できる制度だ。この最終局面で民主党は体と命を張って政府案を廃案にし、国民が安心して信頼できる抜本改革への糸口にして欲しい。そして今度の参院選で抜本改革を示していただきたい。連合は全面的に応援する」とエールを送った。
藤井裕久幹事長が「昭和30年以降全く例のないメチャクチャな強行採決。そして、まじめな政治課題を茶化す小泉首相。政府案廃案とともに、小泉政権交代を目指そう」と締めくくり、最後に三日月大造衆院議員のリードで「頑張ろう」を三唱した。
「廃案へあらゆる手段とる」藤井幹事長
民主党の藤井裕久幹事長は4日、定例記者会見を開き、前日の参議院厚生労働委員会における年金関連法案の強行採決について「戦後を通じて絶無」だと厳しく批判、「何としても廃案に持っていくため、あらゆる手段をとる」と改めて決意を示した。
藤井幹事長は強行採決について、全野党が出席する総理質疑が途中でうち切られた例は戦後絶無であることを指摘。委員会でマクロ経済スライドという与党法案の本質について質問されたものの答えられず、それを押し隠す形で採決に打って出た小泉首相の所業は「許し難い」と批判した。
さらに、首相が自身の勤務実態なき厚生年金加入を「問題ない」としていることについて「大変なこと。国民年金より有利な厚生年金に形だけでも入ろうとすることを拒否できなくなる」と述べた。
また藤井幹事長は、佐世保市の小6女児死亡事件をめぐって井上防災相が「元気な女性が多くなってきた」などと記者会見で発言した問題にも言及し、「女性が強くなったというようなこととは全く質が違う問題。こういうことを言うこと自体が許し難い」「こういう発想を持っている大臣がいること自体が問題」などと厳しく述べ、国会でも追及する意向を示した。
「市民から見たマニフェスト」フォーラム開催
民主党は6月4日、東京都内で、市民がつくる政策調査会との共催のもとに、「市民から見たマニフェスト」フォーラムを開催した。本フォーラムは、4月中旬から9回にわたって開催してきた民主党マニフェストに関する課題別意見交換会の一環として開催したもの。
第1部では、政府審議会の改革と市民政府への市民参加について、大山礼子駒澤大学教授と、並河信乃行革国民会議事務局長からの課題提起の後、高齢社会をよくする女性の会代表の樋口恵子氏、法政大学教授の廣瀬克哉氏、および原口一博衆議院議員によるディスカッションを、インサイダー編集長の高野孟氏のコーディネートのもとに行った。政府審議会の政策形成過程における官僚支配や、諸外国での議員立法のプロセス、市民による政策形成と政党の役割など、多岐にわたる議論がなされた。
第2部では、仙谷由人政調会長、山花郁夫政調副会長と、東京ワーカーズ・コレクティブ連合会理事長の中村久子氏をパネリストに迎え、市民運動全国センターの須田春海さんをコーディネーターとしてディスカッションを行った。課題別意見交換会の報告を含め、市民生活の課題に向けた市民による政策立案と立法府や政党の役割、憲法や個別法の課題などについて議論がなされた。《民主党ニュース》