平成5628日目

2004/06/05

【ロナルド・レーガン氏】死去

冷戦下の1980年代に「強いアメリカ」を目指した保守政治家で、対ソ強硬路線の末に緊張緩和を実現させた米国のロナルド・レーガン元大統領(第40代、在任81~89年)が5日午後、カリフォルニア州の自宅で死去した。93歳だった。《朝日新聞》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【全仏テニス】アナスタシア・ミスキナ選手、初優勝

テニスの全仏オープン第13日はパリのローランギャロスでロシア勢同士による女子シングルス決勝を行い、第6シードのアナスタシア・ミスキナが第9シードのエレーナ・デメンティエワを6−1、6−2で下し、初優勝を果たし、賞金83万8500ユーロ(約1億1500万円)を獲得した。《共同通信》

【年金改革法】成立

終盤国会最大の焦点となった年金制度改革関連法は5日午前の参院本会議で自民、公明両党の賛成で可決、成立した。野党が提出した倉田寛之参院議長の不信任決議案、坂口力厚生労働相の問責決議案は与党の反対で否決された。

民主、社民両党は欠席し、倉田議長と民主党出身の本岡昭次副議長が議事をめぐって対立。憲政史上例のない異常事態となり、負担増と給付削減を求め国民生活に深く関わる年金改革はスタートから大きな汚点を残した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】年金改革関連法成立「大きな一歩」

小泉純一郎首相は5日、年金改革関連法成立について「年金の給付と負担の均衡を確保し、制度の安定を図ることは先送りできない課題だ。改革法成立で大きな一歩を踏み出すことができた」との談話を発表した。《共同通信》

【この日の民主党】

廃案に向けさらに決意固める 参院議員総会

民主党の参議院議員総会が、厚生労働委員長解任決議案を採決する本会議の開会を前にした5日午前0時から開かれ、年金法案廃案に向けて一層の決意を固めた。総会には岡田克也代表が出席し、「参議院の皆さんの奮闘、ご苦労様です。これからが本番、力を合わせて頑張っていきたい」と激励の挨拶した。

参院厚労委員長解任決議案否決 議長不信任案等提出で対抗

参議院本会議が5日午前0時10分再開され、国井正幸厚生労働委員長解任決議案が、午前1時45分過ぎ、与党の反対で否決された。民主党は倉田寛之議長の不信任案ほか、坂口厚労相、中川経産相ら年金保険料未納の閣僚および副大臣の問責決議案を提出して対抗。年金法案の廃案を目指し全力で闘いを続けている。

与党が議会運営のルールを蹂躙 参院本会議混乱

参議院本会議が5日午前4時20分再開され、不信任案を提出された倉田議長に代わって本岡昭次副議長が議長席から散会を宣言。通常ならこれで本会議は閉会となるが、本岡副議長が席を立った後、不信任案を提出された倉田議長が議長席に座り、「先ほど副議長が散会を宣言したが、これは無効。仮議長選出まで休憩」と宣言した。

これは明らかに、国会運営の基本ルール(国会法21条、副議長の議長代行)を無視した暴挙であり、民主党はこうした国会運営に強く抗議している。民主党の参議院議員は、本岡副議長の宣言に従い、議場から退出した。なおこの本会議には、民主党の衆議院議員も応援に駆けつけた。

これに先立って開かれた参議院議員総会には岡田克也代表、藤井裕久幹事長も出席、年金法案廃案への意志を改めて確認した。

[参院本会議]与党、年金法案採決を強行

自民、公明の連立与党は5日午前、独断で参議院本会議を再開し、民主、社民両党の出席がないまま年金関連法案の採決を強行。7割もの国民が反対する法案の可決・成立を強引に宣言した。

民主党は5日未明、参院本会議での年金法案成立を図る与党に対し、倉田参院議長や坂口厚労相はじめ、国民年金保険料未納閣僚ら11人の問責・不信任決議案を提出して徹底抗戦。午前4時20分すぎにいったん再開した参院本会議では、倉田議長に代わって議長席に座った本岡副議長が散会を宣言し、民主党議員は退席した。

しかしその後、倉田議長が散会を無効だとし、再開した本会議で与党が自民党の竹山議員を仮議長に選出。竹山議長のもとで議長不信任案、事務総長不信任案、坂口厚労相の問責決議案を否決し、年金法案の採決を強行した。

これに対して民主党は、「前代未聞の暴挙」(岡田克也代表)と厳しく批判し、法案採決の無効を訴えている。

国民の怒りに火を付け参院選勝利へ 全国代表者会議

民主党の全国代表者会議が、5日午後党本部で開かれ、「国民無視の与党の態度、国民の怒りに火を付けることができれば、年金制度は大きな争点になる。参議院選で民主党が勝てば、政府の年金改悪は廃案に追い込める」(岡田克也代表締めくくりあいさつ)との全党の意思を固め合った。

会議の冒頭、挨拶に立った岡田代表は「年金法案の廃案を目指す行動が今朝まで、参議院で行われた。本会議でも権限のない者が議長席に座り、議事を進めた。法案の内容も詐欺的なもの。この怒りを国民の共感に変え、参院選に勝利する。こうした状況を許したのは議席という力が足りなかったからで、国民の皆さんにお詫びし、力を与えてくださいと、訴えなければならない」と、暴挙に次ぐ暴挙を重ねて成立した年金法案を、国民の力によって廃案にすべきことを訴えた。

会議では、藤井裕久幹事長が岡田新体制の発足、選挙対策を報告した。このなかで藤井幹事長は「世の中のためにならないことを政府与党はやっている。これを打破する力を参院選で与えていただく。今岡田代表の下で党は一致団結している」とし、また選挙での目標を改選議席で自民党を上回ることした。

このほか、広報宣伝物や、役員派遣など具体的な点も含めて、参院選を戦う体制を固めて会議は終了した。

「参院選で年金法撤回へ追い込む」岡田代表

民主党の岡田克也代表は5日午後、年金法案が成立したことを受けて記者団の質問に答え、「力が及ばず国会では廃案にできなかった。これは国民の皆さんにお詫びしたい。政府の今回の案を撤回に追い込むために、参議院選挙を戦う。その状況をぜひ作りたい」と語り、参院選を年金制度を最大の争点として闘うことを表明した。《民主党ニュース》



6月5日 その日のできごと(何の日)