平成2699日目
1996/05/29
この日のできごと(何の日)
【春の園遊会】
天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が29日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、橋本龍太郎首相ら政官界関係者や、スピードスケートのワールドカップ・カルガリー大会で世界新記録を出し優勝した清水宏保選手ら各界の功労者など約2000人が出席した。
春の園遊会は昨年、阪神大震災により中止になったため2年ぶりの開催。日が差して時々汗ばむような陽気の中、両陛下は皇太子ご夫妻ら皇族方とともに広い会場内を回り、出席者と歓談された。
天皇陛下は、清水選手を「本当におめでとう」とねぎらい、同選手のコーチを務め、高校生のときに亡くなった父親のことにも触れた。清水選手は「私生活に対してもですがスケートについても厳しい父でした」などと答えた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【サッカー・キリン杯】
サッカーのキリン・カップ最終日は29日夜、福岡・博多の森球技場に約1万7000人の観客を集めて行われ、日本代表は逆転でメキシコ代表を3−2で破り、優勝した。優勝賞金は10万ドル(約1090万円)。
日本は前半2点を先行されたが、積極的にメキシコを攻め、35分に森島(C大阪)がゴール。後半開始直後には三浦知(川崎)が決めて同点とし、37分に相馬(鹿島)が決勝ゴールを奪った。
日本代表は今大会、強豪のユーゴスラビア、メキシコを連破する快挙。エクアドル、スコットランドを招いた昨年に続き、2年連続の大会制覇となった。《共同通信》
【梶山静六官房長官】「銀行は神様ではない」
梶山静六官房長官は29日午前の記者会見で、住専処理問題に関連し、銀行経営者の姿勢について「バブル崩壊に伴う損失の責任の一端は銀行経営者にある。そういう責任が問われないで、業務純益が経営者の資質の欠陥で生じた不良債権の償却のみに充てられるのがいいのか。株主、預金者のことを考えなくていいのか。反発を覚える」と表明。
「銀行は神様、聖域ではないはずだ。思い上がりは正さなくてはならない」などと約10分間にわたって激しく批判した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・橋本龍太郎首相は29日朝、記者団を相手に前日の閣議などで世界禁煙週間への取り組みをめぐり禁煙、喫煙両派の閣僚の間で議論が戦わされたことを振り返った。「今年の厚生省の取り組みが悪かったようだ。おれもそのことを知らなかった。いつもなら、(禁煙週間の)1週間前にポスターが張られて予告があるはずなんだが、それが今年はなかった」と首相。介護保険法案をめぐり官邸と菅直人厚相との間にずれがあるとの見方を否定している首相だが、禁煙問題をめぐる「閣内不一致の責任は結局厚生省に押し付け。
○・・・新党さきがけの井出正一政務幹事はこの日の記者会見で、総務会で決定した社民党との次期衆院選における選挙協力第1号を発表。さきがけと社民党の選挙協力協議は、両党間の新党づくりがしりすぼみになっていることを反映、はかばかしい成果を挙げていなかった。そのため井出氏は「社民党との選挙協力は当初はもたついていたが、これを突破口にしたい」と胸を張ったものの、「鳩山新党」への動きが加速し、両党関係はさらに不安定さを増す中では、選挙協力の話し合いの展望もいまひとつ。《共同通信》