2006 平成18年4月26日(水)　この日のできごと(何の日)

平成6318日目

2006/04/26

【民主党・菅直人代表代行】共謀罪反対集会に出席

菅直人代表代行は26日夜、都内で開かれた日本弁護士連合会主催の「共謀罪に反対する大集会」で、政府案や与党修正案にしっかり立ち向かう決意を表明した。平岡秀夫衆院議員(法務委員会筆頭理事)、高山智司衆院議員(法務委員会理事)、千葉景子『次の内閣』ネクスト法務大臣(参院議員)も出席し、挨拶した。

菅代表代行は、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』を挙げて、「管理化された社会の怖さ」を指摘。「ややもすれば解釈に幅がある法律を作ってきたために、警察なり検察がそれを適用しようと思えば、どんなかたちでも適用できることになる」と強い危惧を示した。

菅代表代行はまた、「国際テロなどの凶悪犯罪に対して、しっかりした対応が必要な一方、本当に、国民の安全や安寧のために必要なぎりぎりのところの法律か、生活の権利をおびやかす法案かの仕訳をしっかりしなければならない」と述べ、この問題に毅然と取り組む覚悟を述べた。

続いて平岡議員が、衆院法務委員会の状況について報告。民主党としては法案の廃案と抜本的見直しを求めてきたが、与党の多数で審議入りが押し切られたこと、日程手続きに瑕疵(かし)があったため、提案理由説明は無効だと申し立てたが続行されたこと、与党のみの質疑が行われたことを述べた。

平岡議員は、大変厳しい状況の中、短時間での衆院通過を阻止する思いで徹底的に審議し、法案の欺瞞(ぎまん)性を明らかにすると述べ、応援と力添えを求めた。

高山議員は、衆院千葉7区補選において、全員野球で民主党が流れを変えた例を挙げ、共謀罪の新設に断固反対する流れを盛り上げ、小泉内閣の横暴さ、いい加減さを明らかにしようと呼びかけた。

千葉議員は、26日午後の『次の内閣』閣議で、民主党修正案の提出が全会合意で了承されたと表明。小手先の修正などではなく、今の刑法体系とほぼ変わらない、抜本的な対案ともいえる内容であるとして理解を求めた。《民主党ニュース》

【耐震偽装事件】元建築士ら8人逮捕

耐震強度偽装事件で、警視庁と千葉、神奈川県警の合同捜査本部は26日午前、元建築士A容疑者(48)ら2人を建築士法違反と同幇助の疑いで逮捕した。

あわせて、木村建設社長B容疑者(74)ら4人を建設業法違反の疑いで逮捕するとともに、経理担当などの役員2人を書類送検。イーホームズ社長C容疑者(44)ら2人を電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕した。A容疑者ら2人は名義貸しの容疑を認めているという。《朝日新聞》

【大日岳研修登山事故】富山地裁、国に賠償命令

北アルプス・大日岳(2501メートル)で2000年3月、旧文部省登山研修所(富山県立山町)の研修登山に参加した男子大学生2人が雪庇の崩落に巻き込まれて死亡した事故で、引率講師と国に過失があったとして、遺族が国に約2億800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日午後、富山地裁であった。

永野圧彦裁判長(佐藤真弘裁判長代読)は原告側の主張を認め、国側に計約1億6700万円の支払いを命じた。訴えていたのは、死亡した横浜市保土ヶ谷区、東京都立大2年Aさん(当時22歳)の両親と、兵庫県尼崎市、神戸大2年Bさん(当時20歳)の両親の計4人。

事故をめぐる刑事責任については、02年11月、県警が引率講師2人を業務上過失致死容疑で書類送検したが、富山地検は04年6月、「経験豊富な講師でも予測は困難だった」として、嫌疑不十分で不起訴処分としている。《読売新聞》

【サッカー・ジダン選手】会見で正式に引退表明

フランス代表のレアル・マドリードMFジネディーヌ・ジダン(33)が26日、スペイン・マドリードで記者会見し「2年前から自分の思うようなプレーができなくなった」と、体力的な衰えを理由にW杯ドイツ大会後に現役を退くことを正式発表した。

レアルの練習後に開かれた会見には、各国記者が詰め掛けた。01年夏に約80億円という巨額の移籍金でレアルに移籍したが、今季も無冠。3シーズン連続の不振も、責任感の強いジダンの引退の引き金になったようだ。《日刊スポーツ》

【小泉純一郎首相】警察業務を民間委託

政府、与党が今国会の最重要課題と位置付ける行政改革推進法案など関連5法案は26日、参院行政改革特別委員会で総括質疑を行い、本格的審議に入った。小泉純一郎首相は、同法案の柱のひとつ「国家公務員5％以上純減」に関連した警察官の取り扱いについて、一部警察業務の民間委託を含め検討する考えを示した。《共同通信》

4月26日　その日のできごと(何の日)