平成5213日目
2003/04/17
この日のできごと(何の日)
【春の園遊会】
天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が17日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた。ノーベル賞を受けた小柴昌俊、田中耕一の両氏ら各界功労者や、在京の駐日大使ら約1900人が出席、初夏のような日差しの下で両陛下や皇太子ご夫妻らと和やかに歓談した。
小柴さんは両陛下の基礎科学研究への理解に謝意を述べ、宇宙からのニュートリノ観測装置「カミオカンデ」がある岐阜県神岡町に「両陛下でお出かけください」と招待。陛下は「そういう機会を是非つくりたいと思います」と応じた。
終始緊張気味だった田中さんは「これからは講演とかよりも、日本の方々に役立つ仕事をしていきたいと思います」と宣言。皇后さまには「体に気をつけて頑張ってください」と励まされたという。
北朝鮮の拉致問題にかかわってきた中山恭子内閣官房参与は、陛下から昨年帰国した拉致被害者5人の様子を尋ねられ「子供たちが帰ってきた時に自立できるように、一生懸命研修を受けたり、地域に溶け込もうと頑張っています」と話した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ザ・グレート・サスケ氏】新マスクを製作へ
新マスクで反対の声に対抗−−。岩手県議に初当選した覆面プロレスラーのザ・グレート・サスケ氏(33)は17日、県議会への覆面姿での登庁に反対意見が出ていることを受け「品位を損なわないようなマスク」を製作することを明らかにした。
サスケ氏の事務所によると、デザインはまだ決まっていないが「議員は議会の品位を重んじなければならない」との県議会の会議規則に配慮。増田寛也知事の「有権者が表情を読み取れるようにすべきだ」との発言も踏まえ、顔の露出部分を増やすことなどを検討する。ただ、完成時期は未定で、来月6日の初登庁には間に合わないという。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・橋本龍太郎元首相は17日、国際ロータリー財団から、母の故・正さんが国連児童基金(ユニセフ)の活動に熱心に取り組み、橋本氏も多大な貢献をしたとして「ポリオ撲滅チャンピオン賞」を贈られた。1995年に設けられ、クリントン前米大統領、アナン国連事務総長らそうそうたるメンバーが受賞しているだけに、橋本氏は「光栄だ。でも半分は母が評価された」と感慨深げ。首相退陣後も「リュータロー」として外交に取り組んでいるだけに、受賞でますます活動に弾みがつく?《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は17日、ブルージェイズ戦で3打数1安打。六回、またも満塁から2点適時二塁打を放ち、無類の勝負強さが光った。ヤンキースは4−0の快勝。
マリナーズのイチロー外野手はアスレチックス戦で4打数1安打。連続試合安打を9に伸ばした。長谷川投手は2番手で1回1/3を無失点。九回に登板の佐々木投手は2点リードを守りきれず、追いつかれた。延長十回、マリナーズは4−3でサヨナラ勝ち。
メッツの新庄外野手はパイレーツ戦に途中出場で1打数無安打。メッツは7−2で勝った。《共同通信》
【イラク戦争】米英軍、3地域に分割、再配置
イラクに駐留する米英軍は17日、部隊を北部、南部両地域と首都バグダッドに3分割し、再配置を開始した。総勢は20万人規模になる見通しで、カタールのドーハにある米中央軍前線司令部も近く、イラク国内に移転する。
フランクス米中央軍司令官の下で始まる軍政への準備作業の一環で、米復興人道援助室(ORHA)のガーナー室長が構想する3地域別の統治態勢にほぼ合わせた形だ。
駐留部隊は、各地の治安回復・維持が緊急課題となる。また(1)大量破壊兵器の捜索・破棄(2)フセイン大統領ら指導部の行方追跡−に向け、さらに精力を注ぐ方針。
ブッシュ米政権はできるだけ早い段階での撤兵を強調しているが、イラク人による暫定統治機構樹立後も治安が安定する保証はなく、長期駐留の可能性が高まっている。
略奪などの混乱が依然続く首都バグダッドは、米陸軍第3、第4両歩兵師団などで構成する第5軍団5万人以上で担当し、マキャナン米陸軍中将が司令官を務める。
治安が比較的安定してきたナシリヤ、バスラなどの南部地域は、米海兵隊と英軍部隊約8万6000人が担当。フセイン大統領の出身地ティクリットやモスルなど北部は米陸軍部隊が駐留し、民兵組織サダム・フェダイーンやバース党などの残存勢力一掃に全力を挙げる。
治安回復には、米国主導の暫定政権づくりに反発を強めているイスラム教シーア派の動向も大きな影響を与えそうだ。《共同通信》
◇
国連安全保障理事会の理事国は17日、米国が求める対イラク経済制裁解除問題などについて非公式に協議したが、フランスなどが解除に強く反対、意見が対立したまま話し合いを終えた。
安保理は22日に非公開協議を開く予定で、制裁解除に絡む査察問題や戦後復興が本格的に論議される見通し。理事国の多くは制裁解除に否定的だが、ブッシュ大統領は16日、「イラクは解放されたのだ」と強調し、武力行使容認決議の際と同様に「一方的外交」で強硬に解除を通す構えだ。このため、理事国の一部からは米国にいら立ちの声が上がる一方、「解除されるのは間違いない」(国連筋)と、あきらめも広がっている。《共同通信》
【この日の民主党】
岡田幹事長ら、中国共産党代表団と意見交換
兪正声中国共産党政治局員(湖北省委員会書記)を団長とする中国共産党代表団(15名)は17日午前、民主党本部を訪れ、岡田克也幹事長ら民主党議員と意見交換を行った。同団は外務省の招待で14日~22日の間、訪日している。
兪団長は冒頭、前日に北京を訪問中の菅直人代表らが胡錦濤国家主席と会見したが、これは主席になって初めて日本の政治家と会ったものであり、両党間の重要性を表している、と発言。引き続き両党間の友好関係を強めたいと述べるとともに、岡田幹事長に是非中国を訪れてほしい、と求めた。
岡田幹事長は「秋には訪中したい」と応じるとともに、「昨日の会談で菅代表が言ったように、日本、中国の双方が勝つという“Win-Win”の関係を作っていきたい」という基本認識を示した。
会談では、日本の経済混迷の打開策、中国の失業率、今後の政局、台湾問題などについて意見交換を行った。民主党からは岡田幹事長のほかに北橋健治幹事長代理、細川律夫常任幹事ら7議員が出席した。
「米中朝協議は積極的に評価すべき」岡田幹事長
民主党の岡田克也幹事長は17日、定例記者会見で23日からの北朝鮮の核開発問題を巡る米中朝協議について「中国が協議に加わったことは将来、日韓ロが入ることにつながる。積極的に評価すべきではないか」と肯定する考えを述べた。
また、イラク復興を支援する米国防総省主導のORHA(復興人道支援室)への文官の派遣について「占領行政が早く終わること前提に、治安に空白があり、そこに助けを求めている人がいる以上、日本も支援すべき」と述べ、「アメリカ、英国に協力するというのではなく」人道支援の観点から、文官派遣を否定する理由はないとした。
4野党国対委員長、松浪議員の参考人招致方針を確認
民主党など野党4党の国会対策委員長は17日昼前、国会内で会談し、暴力団関係者から秘書給与の提供を受けていた保守新党の松浪健四郎議員について、事実関係を究明するため、予算委員会に参考人として招致する方針を確認した。
会談後に記者会見した民主党の野田国対委員長は、「昨日、松浪議員は辞職すべきだというコメントを出し、その後の経緯を見守っていたが、残念ながら辞める気配はない。保守新党もいろいろと弁明を並べ、公党として責任ある態度とは言えない。自民党・公明党も黙認している。今回のケースは、もともとがまず秘書給与の肩代わりという問題があるし、それを担っていたのが、談合にかかわったとされる暴力団の組員であるし、依頼を受けて捜査情報を照会し、それは犯罪幇助や犯人隠避につながるし、一つの事案の中でやってはいけないことが盛り沢山だ。これだけのことをやって政治家が責任を取らないなら、政治家は何をやってもいいということになりかねない。暴力団という反社会的勢力に手を貸すようなことはあってはならない」とあらためて松浪議員の態度やこれをかばう与党3党を厳しく批判。今日、明日にも衆議院予算委員会の理事間で参考人招致を申し入れるとしている。《民主党ニュース》