平成4844日目
2002/04/13
この日のできごと(何の日)
【社民党・原陽子衆院議員】名義貸し「持ち掛けられた」
社民党の原陽子衆院議員(比例南関東、当選1回)は13日、衆院当選後に地元・神奈川の関係者から、政策秘書の名義貸しと地元組織への給与の流用を持ち掛けられた経験があると、自らのホームページで明らかにした。原氏は「もちろん、私ははっきり断った」としている。
社民党に対しては、辻元清美前衆院議員が給与流用した政策秘書の紹介者が、土井たか子党首の五島昌子秘書だったことなどから、秘書給与流用は「組織ぐるみ」との見方も広がっている。原氏の告白は、そうした体質が地方組織にまでまん延していることを裏付けたともいえそうだ。
ホームページの「ホッと一言」のコーナーで原氏は「『政策秘書の資格をもっている人を紹介するから、名義だけ借りてそのお金を地元に納めてもらったらどうだ』、『秘書の給与が高すぎるから、いくらか納めさせたらどうか』という話が地元であった」と記している。
この問題について土井党首は13日、保坂展人総合企画室長を通じて「本日の段階で何も申し上げることはない」とのコメントを出した。
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「ただいま(スカートのすそを)踏まれっぱなしです」。土井党首は13日、党本部で開かれた「女性と政治スクール」の集会で、辻元清美前衆院議員疑惑の余波から党首責任論まで出ている現状をぼやいた。
この日は、同党の原陽子衆院議員が自らのホームページで党支部関係者から秘書給与の流用を持ち掛けられ、断ったことを暴露するという新たな問題も浮上。対談相手の作家、落合恵子氏に土井氏は「皆さんの疑問に思っている問題にこたえる姿勢を持つこと」として、秘書制度の政治資金などの改革に取り組む決意をあらためて表明した。《共同通信》
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【J1】
Jリーグ1部第1ステージ第6節第1日(13日・広島広域公園陸上競技場ほか=6試合)首位磐田が、鹿島を2−0で下して開幕6連勝し、勝ち点を17とした。横浜Mも中村の先制ゴールなどで2−0と広島に快勝し、5勝1分けで勝ち点15。広島は3連敗。G大阪は5−0でF東京に圧勝、名古屋も柏に2−0で勝ち、ともに3勝目。京都は上野優のVゴールで札幌を下した。東京Vは神戸と引き分け、また初勝利を逃した。開幕5連勝の仙台は、14日に浦和と対戦する。《共同通信》
【プロ野球】
ロッテ0−4オリックス◇13日◇神戸
オリックスは三回に塩崎の右犠打で先制すると、四回は二死一、三塁で8番進藤の中越え二塁打、続く三輪の左前打と、下位打線の活躍で計3点を奪い、前半でリードを広げた。先発の具台晟は変化球の請求に苦しみながらも、6回を無失点で2勝目。
ロッテは一回と四回の二死満塁、二回の二死二、三塁などで凡打を繰り返し開幕11連敗。《共同通信》
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巨人の松井秀喜外野手が8日、フリーエージェント(FA)の権利を正式に取得し、東京ドームで記者会見した。
松井は「巨人が好きだし、ファンやチームメートへの愛着が強いから、これからも巨人で少しでも力になりたい。その気持ちを一番に考えたい」と述べ、現時点では巨人残留を第一に考えていることを明らかにした。
一方で、米大リーグ移籍か、巨人に残るかの結論を出す時期について「時期は考えていない。皆さん(報道陣)の前で明らかにするのはシーズン終了後。シーズン中は個人のことでチームの足並みが乱れることはしたくない」と言葉を濁した。
松井は昨年、契約更改の席でFA権を行使することを明言。「巨人のユニホームを着続けるか、米国へ行くか、二者択一宣言をしてから考える」と語り、去就が注目されている。《共同通信》
【横浜拘置支所】刑務官、被告に集団暴行
横浜市の横浜拘置支所で1998年、刑務官3人が収容中の男性被告を集団で暴行、目撃した別の刑務官とともに事実を隠ぺいしようとしたほか、同支所を管轄する横浜刑務所でも、現金恐喝を企てた受刑者の求めに応じて刑務官が個人の住所を教えるなど、不正行為が繰り返されていたこととが13日、分かった。
一連の行為で刑務官計7人が停職や減給などの懲戒処分を受けたが、刑務所側は「男性にけがはなかった」などとして、公表していなかった。
同刑務所などによると、同年8月、横浜拘置支所で、43歳と31歳の刑務官が、夜間に大声を出した男性被告をエレベーターに乗せて別室へ連れて行く際、反抗的な態度を取られたことから、男性の顔や額を内扉などに押し付けた。男性はエレベーターから降ろされた後、逃げようとしたため、2人は体を押さえ付け、駆け付けた別の刑務官(28)とともに顔や頭に暴行を加えた。
その場には、さらに別の刑務官(56)が居合わせたが、上司に報告しなかった上、暴行した刑務管も男性が内扉に顔をぶつけたなどと虚偽の説明をしていた。
また、横浜刑務所では、刑務官(27)が趣味の話などを通じて親しくなった男性受刑者から「出所後、別の受刑者を恐喝するので住所を調べてほしい」と頼まれて了承。
97年8月から翌年5月にかけて、住所を記したメモを手渡したほか、この受刑者を一時的に他の監房に移して、仲間の受刑者と会わせるなどした。受刑者の要望通りに収容監房を変更した刑務官(34)もいた。一連の行為はいずれも収容者の訴えで発覚した。《共同通信》
【民主党・菅直人幹事長】「拉致解明の声を『北』に」
民主党の菅直人幹事長が13日、民主党福井県連の定期大会に合わせて来県。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の関与が指摘されている日本人拉致問題について「国民が一致して強く解明を望んでいることを北朝鮮側に知らせることが重要だ」と話した。
ただ、問題解決に向けては「ルールがない」とし、非公式の政府間交渉や中国など第三国を通じての交渉を進めるべきとの考えを示した。《福井新聞》
【野中広務氏、古賀誠氏】有事法案「急ぎすぎ」
訪中している自民党の野中広務元幹事長と古賀誠前幹事長らは13日夜、北京市内のホテルで記者団と懇談し、後半国会の焦点となる有事法制関連法案は慎重に審議すべきだの考えを示した。
政府が16日に国会提出を予定している同法案について、野中氏は「どうしてそんなに急いでやらなければいけないのか。もう少し静かに考えていくべきだ」と批判。古賀氏は「会期延長してでも(今国会で成立させる)というのは性急すぎるのではないか」と、有事法制のための会期延長に否定的な考えを示した。
保守党の二階俊博幹事長は「国民の理解と協力が大事だ」と指摘。公明党の太田昭宏国対委員長は「議論を煮詰めて納得できるよう努力することが大事だ」と述べた。
共産党が公表した官房機密費の使途を記載したとされる資料に関連して、小渕内閣で官房長官を務めた野中氏は「私の在任中にああしたことがあったとは考えられない。(公表された資料は)不思議なものが存在したと考えている」と指摘。古賀、二階両氏は官房機密費は必要だとの認識を示した。内閣改造については「首相の決断次第だ」(古賀氏)などと述べるにとどまった。《共同通信》