平成4845日目
2002/04/14
この日のできごと(何の日)
【ゴルフ・マスターズ】
男子ゴルフの今季メジャー第1戦、第66回マスターズ・トーナメントは14日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7270ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、前日首位のタイガー・ウッズ(米国)が71で回り、通算12アンダーの276で2年連続3度目の優勝を果たした。大会運覇は3人目。優勝賞金は100万8000ドル(約1億3300万円)。
四大メジャー大会では、歴代6位タイの通算7勝となった。26歳での7勝達成はジャック・ニクラウス(米国)の27歳を上回る最年少記録。マスターズ3勝はニクラウスの6勝、アーノルド・パーマー(米国)の4勝に次ぐ3位タイ。米ツアーでは今季2勝目で、通算31勝となった。
前日36位の丸山茂樹は、この日唯一の60台となる67を出し、通算1アンダーで14位となった。昨年の全米オープンの勝者で、前日はウッズと首位に並んでいたレティーフ・グーセン(南アフリカ)が、3打差の2位となった。さらに1打差の3位はフィル・ミケルソン(米国)。《共同通信》
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【プロ野球】
ロッテ4−1オリックス◇14日◇神戸
ロッテがついに長いトンネルを抜け出した。連敗を11で止め、12試合目で今季初白星。プロ野球の開幕連敗記録12は寸前で免れた。
試合後、穏やかな笑みを浮かべて選手たちと握手した山本監督は「連敗中はずっと勝てないかも、いやそんなことはないといつも思い返していた」と心境を明かした。《共同通信》
◇
横浜0−1阪神◇14日◇甲子園
阪神が緊迫の投手戦を制した。0−0の八回一死から3連続四球で満塁。4番アリアスは三振したが、続く桧山の右前打で待望の1点を奪った。新人安藤は8回を2安打に抑えてプロ初勝利。気迫の投球で四回と八回の二死一、三塁をしのぐなど、堂々の内容だった。九回はバルデスが締めた。
横浜は先発の山田が七回まで1安打の力投も、打線が攻め切れず惜敗。《共同通信》
【J1】
Jリーグ1部(J1)前期は14日、第6節最終日の2試合を行い、5連勝中だった仙台は浦和にVゴール負けし、初黒星を喫した。仙台は勝ち点14のままで、磐田、横浜Mに次ぐ3位に後退。市原−清水は1−1で引き分けた。《共同通信》
【柔道・全日本女子選抜体重別選手権】
柔道のワールドカップ(W杯=8−9月)釜山アジア大会(9−10月)最終選考会を兼ねた全日本女子選抜体重別選手権は14日、横浜市の横浜文化体育館で行われ、12連覇を狙ったシドニー五輪48キロ級金メダリストの田村亮子(トヨタ自動車)が、1回戦で福見友子(茨城・土浦日大高)に敗れる波乱があった。
田村が公式戦で敗れたのは、1996年アトランタ五輪決勝のケー・スンヒ(朝鮮民主主義人民共和国=北朝鮮)戦以来で、連勝記録は65でストップ。
48キロ級は真壁友枝(三井住友海上)が初優勝。福見は準決勝で真壁に敗れた。
78キロ級は世界王者の阿武教子(警視庁)が10連覇を果たし、57キロ級ではシドニー五輪銅メダルの日下部基栄(福岡県警)が3連覇を達成。70キロ級は風戸晴子(帝京大)が世界チャンピオンの上野雅恵(三井住友海上)を下して初優勝した。《共同通信》
【競馬・第62回皐月賞】
中央競馬の第62回皐月賞競走(GI、1着賞金9700万円)は14日、中山競馬場の芝2000メートルに3歳牡馬18頭が出走して行われ、ブレット・ドイル(英国)騎乗で単勝式15番人気のノーリーズン(栗東・池江泰郎きゅう舎)が、同競走レコードの1分58秒5で優勝した。
ドイル騎手は、昨年のオークスをレディパステルで制したケント・デザーモ騎手(米国)に続き外国人として史上2人目のクラシック制覇。1番人気タニノギムレット(栗東・松田国英きゅう舎)は3着だった。
ノーリーズンは、通算戦績4戦3勝で総獲得賞金を1億4768万5000円とした。池江調教師は皐月賞初勝利。《共同通信》
【ロンドンマラソン】
第22回ロンドンマラソンが14日、ロンドンの市街地コースで行われ、女子の土佐礼子(三井住友海上)が自己記録を1分50秒短縮する日本歴代3位の2時間22分46秒で4位と健闘した。男子の尾方剛(中国電力)は2時間25分3秒で34位だった。
男子はハリド・ヌーシ(米国)が自らの世界最高記録を塗り替える2時間5分38秒で優勝。ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が2時間6分35秒で3位に入り、初マラソン世界最高記録をマークした。
女子はポーラ・ラドクリフ(英国)が世界歴代2位の2時間18分56秒の好記録で優勝。渋井陽子(三井住友海上)の持つ初マラソン世界最高記録を更新した。《時事通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は14日、アーリントンのレンジャーズ戦で6打数2安打。前日に続く2安打で打率は3割8厘となった。
長谷川投手は7−5の七回無死一、二塁の場面で登板。失策などで2点(自責点0)を失ったが、八回に再び勝ち越したため、勝利投手(2勝0敗)となった。八回二死三塁で長谷川を救援した佐々木投手は3セーブ目。
イチローは一回の第1打席で左中間二塁打、七回無死二塁の第4打席は二塁内野安打を放ち、2得点をマークした。
ジャイアンツの新庄外野手はブルワーズ戦で5打数2安打だった。新庄は二回二死一、二塁の第2打席で左前打を放ち、打点1。四回の第3打席でも左前打を放った。
ドジャースの野茂投手は、パドレス戦に先発。6回2/3を4安打、1失点で敗戦投手(1勝2敗)になった。《共同通信》
【ベネズエラ・チャベス大統領】復帰
ベネズエラの軍首脳部による事実上のクーデターで大統領の座を追われ、拘束されていたウゴ・チャベス氏が14日未明、拘束を解かれ、大統領府に戻った。
チャベス氏は記者会見で「私は辞任はしていなかった。(軍首脳の)辞任要請には応じず大統領職を離れていない」と述べ、自分自身が正統な大統領であると強調した。
軍の後押しで12日に暫定大統領に就任したカルモナ氏は、国内のチャベス支持者の激しい抗議に加え、中南米諸国からの圧力を受けて13日夜に辞任。軍主導の政権転覆劇は失敗し、2日間にわたる政変は、ひとまず収束に向かう見通しとなった。
カルモナ氏は身柄を拘束され、政権転覆を主導したバスケス陸軍司令官らは処分される見通しだが、チャベス氏は「報復はしない。国民の団結が最重要だ」と強調した。
チャベス氏の社会主義的な政策や強権的政治手法に批判的だった軍首脳部は、11日のゼネストで死者十数人が出たのを機に、暫定大統領としてカルモナ会長を12日に担ぎ出していた。《共同通信》
【パレスチナ問題】
パウエル米国務長官は14日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラに出向き、イスラエル軍の監禁下に置かれているパレスチナ自治政府のアラファト議長と3時間余りにわたって会談した。
米政府高官によると、長官はイスラエル側との停戦実現に向け、パレスチナ過激派などによる自爆テロを即時停止させるよう議長に要求。議長は、自治区に侵攻したイスラエル軍の早期撤退が停戦交渉に入る上での前提条件であるとの立場を繰り返し、議長から具体的なテロ対策の提示を得られかった。
会談後、パウエル長官は「話し合いは有益で建設的だった」と述べた。長官は急きょ15日にレバノン、シリアを訪問するため、15日はジニ米中東特使と議長のスタッフが再協議する予定。長官は16日にアラファト議長と再会談する可能性がある。
会議は、イスラエル軍の戦車や兵士が包囲するラマラの議長府内の議長執務室のある建物で、厳戒態勢の中で行われた。
パウエル長官は議長との会談の後、14日夜、イスラエルのテルアビブでシャロン首相と再会談した。バウチャー国務省報道官によると、長官はイスラエル軍の自治区からの撤退をあらためて要求。軍の侵攻作戦で多数のパレスチナ人が死亡したとされる西岸の自治区ジェニンでの人権状況について「深い懸念」をシャロン首相に伝えた。
首相はパウエル長官との会談後、テルアビブでの会合で演説、パレスチナ和平に向けた国際会議の開催を長官に提案し、米国の賛同を得たことを明らかにした。《共同通信》