平成10238日目
2017/01/18
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】島嶼国代表と面会
安倍晋三首相は18日、日本と太平洋の島嶼国14カ国などによる「太平洋・島サミット」の参加国代表らと官邸で面会した。首相は「開発協力や気候変動、防災、国連安全保障理事会改革といった分野で共に手を携えたい」と呼びかけた。
南シナ海などで海洋進出を強める中国を念頭に、自由で開かれた海洋の秩序を維持する方針でも一致。来年5月に福島県いわき市で開催する同サミットの成功に向けた協力も要請した。
サモアのツイラエパ首相は「国際法を順守し、地域の平和、安全保障、繁栄を維持し続けていくことが重要だ」と述べた。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【菅義偉官房長官】オスプレイ飛行に万全期す
菅義偉官房長官は18日、沖縄県の米軍専用施設「北部訓練場」(国頭村、東村)の過半が返還されたのを受け、宮城久和国頭村長、伊集盛久東村長と官邸で会い、未返還区域での新型輸送機オスプレイを含む米軍機飛行の安全対策に万全を期す考えを示した。「米軍とも緊密に連携し、しっかり対応したい」と述べた。
両村長は米軍機の飛行について、早朝や夜間の飛行訓練の中止や、住宅地での低空飛行を行わないよう要請した。返還された地域の国立公園指定や世界自然遺産登録への支援も求めた。《共同通信》
【鈴木宗男元衆院議員】領土返還に向け講演
鈴木宗男元衆院議員は18日、北方領土問題の見通しについて北海道釧路市で講演した。日本とロシアによる北方四島での共同経済活動が領土返還のきっかけになるとし「日本側は、できるだけ早く4島に専門家を送り、何が必要か調査すべきだ」と強調。昨年12月の日ロ首脳会談は「大成功」との認識も示した。
首脳会談を受け、両国は共同経済活動実現に向けて協議入りした。鈴木氏は首脳会談前から安倍晋三首相と面会を重ねており「墓参など元島民の自由往来拡大についても触れられ、会談は大成功だ」と述べた。元島民の高齢化が進んでいるとし、「飛行機の導入を考えるべきだ」と訴えた。《共同通信》
【日本将棋連盟・谷川浩司会長】辞任表明
日本将棋連盟の谷川浩司会長(54)は18日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で記者会見し、辞任を正式に表明した。昨秋以降、将棋界を揺るがせた将棋ソフトの不正使用疑惑で混乱を招いた責任を取った。この問題を担当していた島朗(あきら)常務理事(53)も19日に辞任を表明する見通し。
連盟は昨年10月、ソフトの不正使用を他の棋士から指摘された三浦弘行九段(42)を出場停止処分にした。その後、連盟が委嘱した第三者調査委員会が12月、「不正行為をしたと認めるに足る証拠はない」と判断。執行部の対応に批判が高まっていた。《毎日新聞》
【イタリア】地震でホテルが雪崩被害
イタリア中部で18日、強い地震が相次ぎ発生し、現地からの報道によると、山岳地帯のホテルが地震後に起きた雪崩の被害にあい、内部から数人が遺体で見つかった。ホテルには当時、約30人がいたとされ、救助隊が他の行方不明者の捜索を急いでいる。
イタリアでは18日午前から午後にかけ、中部アマトリーチェ付近でマグニチュード(M)5以上の地震が計4回発生した。ホテルはスキー客などが利用していたとされ、捜索にあたっている救急隊の責任者は「多くの死者が出ている」と現地メディアに語った。《産経新聞》
【米・オバマ大統領】新政権をけん制
オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスで任期最後の記者会見を行った。トランプ次期大統領が制裁解除と引き換えにロシアとの核軍縮合意に期待を示したことについて、「制裁はロシアが他国の主権を侵害したために発動された。混同するべきではない」と指摘。トランプ氏の「取引外交」に苦言を呈した。
オバマ氏は、制裁はロシアによるクリミア強制編入への対抗手段だと念を押した上で、「米国が基本的価値を守るために立ち上がらなければ、中国やロシアは野放しになる」と力説。核軍縮という別の問題を絡めて制裁を解除すれば、中ロによる一方的な現状変更が横行すると警告した。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】国連演説でトランプ氏批判
中国の習近平国家主席は18日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で演説し「大国は互いの核心的利益と重大な関心を尊重しなければならない」と述べた。中国は台湾を「核心的利益」と位置付けており、中国と台湾は不可分の領土だとする「一つの中国」原則に縛られない考えを示唆するトランプ次期米大統領を批判した。
演説は習氏の持論である「人類の運命共同体」がテーマで、国連など多国間の枠組みを尊重する中国の姿勢を強調。単独主義的な傾向を見せるトランプ氏の就任を20日に控え、名指しを避けながらも同氏をけん制する内容となった。《共同通信》