平成7760日目
2010/04/07
【この日の鳩山総理】
「トップの首相が大ばか者であれば、そんな国がもつわけがない」
平成22年4月7日、鳩山総理は都内で行われた第44回国家公務員合同初任研修の開講式に出席し、訓示しました。
鳩山総理は訓示で「役所の壁もなくなり、官と民の壁もなくなり、あるいは世界の壁もなくなる。そういう時代を皆さん方が是非切り開いていただきたいと思っています。そのスタートラインに皆様方もおつきになった。私たちも新しい政権としてスタートラインについた。同じ気持ちでお互いに励まし合いながら協力していこうではありませんか。是非皆さん方の未来が国民の皆さん方の未来と同じ絵となることを心から祈念申し上げ、私からの訓示と致します。どうぞ皆さん、頑張ってください。頑張りましょう。」と述べました。《首相官邸》
鳩山由紀夫首相は7日の国家公務員合同初任研修開講式で訓示し、入省したばかりの新人を鼓舞したが、その中で「政治家がばか者の集団では(国は)もたない」などと脱線気味に発言する場面があった。
首相は弟である鳩山邦夫元総務相が政治家を志した際、大蔵事務次官を経て政界入りした父威一郎元外相が「政治家なんてものは物ごいをする情けないばか者だ」と反対した話を紹介。「父親は役人だったことに誇りを感じていた」と語る一方で、「トップの首相が大ばか者であれば、そんな国がもつわけがない」と繰り返した。
首相としては、政治主導への決意を示しつつ鳩山内閣の優秀さを強調したかったようだが、指導力不足や自らの発言をめぐる迷走が指摘されているだけに、新人公務員も複雑な表情だった。《時事通信》
地域主権改革推進法案の成立に意欲
鳩山由紀夫総理(代表)は7日夕、首相官邸で記者団から来週の核セキュリティーサミットで、鳩山首相とオバマ米国大統領との正式な首脳会談が見送られる見通しとなったことの背景に普天間基地の移設案をめぐり、政府案の調整が遅れていることがあるのではないかという見方も出ているがとの質問に、「それ(首脳会談の見送り)はアメリカの判断なので、私が申し上げることではない。ただ会議のなかで、私から様々な意思をお伝えすることはできると考えている」との認識を示した。さらにオバマ大統領と普天間基地問題について話す予定はあるかとの問いには、「当然何らかの形で、今の経緯を申し上げたいと思っている」との考えを明らかにした。
続いて同日、鳩山内閣が目指す改革の「一丁目一番地」と述べてきた地域主権改革推進法案が参院で審議入りしたことに対する同法案への意気込みを問われた鳩山総理は、「これは一丁目一番地のなかでのまだスタートラインに立ったというぐらいの法案である」との所感を述べるとともに、「地域主権が、国民の皆さんにとって新しいお暮らし、幸せをつかんでいただくための、あるいはお暮らしを守るために、大変大事な考え方だと思うので、夏にかけて、拍車をかけていきたい」と改めて同法案の成立に意欲を見せた。
最後に岡田克也外務大臣が竹島問題をめぐって、衆院外務委員会で「不必要な摩擦を招かないよう、不法占拠という言葉は使わないよう交渉している」と述べたことについて、韓国が不法占拠しているという政府見解は撤回するのかとの問いには、「竹島問題に関して、私たちの考え方は何も従来から一切変わっていない」と明言した。《民主党ニュース》
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【民主党・渡部恒三元衆院副議長】普天間未決着なら鳩山首相退陣
民主党の渡部恒三元衆院副議長は7日、都内の日本外国特派員協会で講演し、政府が期限とする5月末までに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を決着できなかった場合、鳩山由紀夫首相の退陣は避けられないとの見方を示した。その場合の後継首相として菅直人副総理兼財務相の名前まで挙げた。《共同通信》
【この日の民主党】
政府・民主党首脳会議
政府・民主党首脳会議が7日夕、官邸で開かれ、政府側から鳩山由紀夫総理(代表)、菅直人副総理、平野博文官房長官、党側から輿石東幹事長職務代行、山岡賢次国会対策委員長が出席。また、政府側から松野頼久、松井孝治両官房副長官が、党側から高嶋良充筆頭副幹事長、三井辨雄国対委員長代理が陪席した。
会議後に平野官房長官が記者団に語ったところによると、鳩山総理から参院選勝利に向けて小沢幹事長が力を尽くしていることへの謝意が示されるとともに、勝利に向けて全力で頑張ってほしいと強く求めた。また、政府側からは残す会期において政府提出法案の成立に全力をあげていく意向が示された。
幹事長からも党としても法案成立に力を尽くす考えが表明され、参院選候補者擁立の現状等に関する報告があった。また、公務員制度改革法案を月内に成立させ、政治主導法案を今国会中に成立することを確認した。
党首討論の開催については法案審議に支障のない範囲で実施するという認識で一致した。《民主党ニュース》
【キルギス共和国】バキエフ政権崩壊
キルギスで野党デモ隊と警察の衝突で多数の死傷者が出た事態を受けて、ウセノフ首相は7日、辞任を表明した。バキエフ大統領は専用機で首都ビシケクを脱出、政権は事実上崩壊した。《時事通信》
【読売巨人軍コーチ・木村拓也さん】死去
巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが7日午前3時22分、くも膜下出血のため広島市南区の広島大病院で死去した。37歳だった。2日にマツダスタジアムで行われた広島戦の試合前のノック中にくも膜下出血で突然倒れ、意識不明の状態が続いていた。悲報に涙を流した原辰徳監督(51)は甲子園での阪神戦前に同コーチの名前を叫び冥福を祈った。深い悲しみの中、チームは一丸となって手向けの白星を贈った。《スポニチ》