平成34日目
1989/02/10
【竹下登首相】政治改革「不退転の決意」
竹下首相は10日午後1時すぎから、衆院本会議で施政方針演説を行った。この中でリクルート問題に触れた首相は「国民の間に政治不信が広がっており、議会制民主主義にとって極めて憂慮される事態」との厳しい認識を示した。
その上で首相は「政治改革は最優先の課題」と位置付けながら「自らのすべてをかけてその実現に取りくむ」と不退転の決意を表明した。ただ、具体策では「選挙の在り方」は検討するとしたものの「定数削減」実現への言及は避けている。
消費税については竹下内閣では税率引き上げの提案をしない点を改めて明言した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【野球・福田秀平さん】誕生日
【島田事件】地検が控訴断念
「島田事件」再審で、静岡地裁(尾崎俊信裁判長)が先月31日、赤堀政夫さん(59)に言い渡した無罪判決について、静岡地検(堀部玉夫検事正)は10日、最高検、東京高検と協議の結果、「判決を覆すに足る証拠を見つけ出すのは困難であり、事件発生から長年月を経過している」として、控訴断念を正式に発表した。
これで、釈放されて静岡市内の病院に入院中の赤堀さんは死刑囚の再審で4人目の無罪が確定。昭和29年5月の別件逮捕以来、34年8ヶ月ぶりに完全に自由の身となる。《共同通信》