平成3678日目
1999/02/02
この日のできごと(何の日)
【民主党・鳩山邦夫副代表】都知事選出馬に意欲
民主党は2日、東京都知事選に党都連会長の鳩山邦夫副代表を無所属候補として擁立する方針を固めた。羽田孜幹事長らが近く鳩山氏に対し正式に出馬を要請、併せて同氏の出馬決断の環境整備を急ぐ考えだ。
鳩山氏は同日夜、記者団に「出馬を決意したら党籍は離脱する。民主党の論理から離れ、自民党も民主党もなくなり都民のためを考えなければならない」と出馬への意欲をにじませた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【東京都・青島幸男知事】不出馬宣言から一夜
4月の東京都知事選への不出馬宣言から一夜明けた2日、普段通り登庁した青島幸男知事は「今朝はそう快な気分だ。予算案をつくり、行革の道筋を立てられたら(不出馬を)申し上げるつもりだった」と晴れ晴れとした表情で語った。
青島知事はグレーのスーツ姿で、午前10時前に渋谷区の知事公館から新宿区の都庁に。都民や報道陣ら約50人を前に「昨夜は久々に息子と嫁が来て、ワインを空けた。ご苦労さんでしたと言われた」と話した。職員に対しては「誠に申し訳ない。慰留はうれしいが、固い決意をしたので」と述べた。
今後何をしたいのかと問われると「(オートバイの)ハーレーダビッドソンに乗りたい。昔からの夢でしたから」と笑顔を見せた。
この日の都庁内は、突然の不出馬宣言の話題で持ち切り。多くの職員は驚きを隠せず「続投と思ったのだが…」「組織再編案など出したまま、辞めるなんて無責任だ」などの声が上がっていた。《共同通信》
【大阪府・横山ノック知事】出馬決意変わらず
「青島君不出馬の影響が言われるが、彼は彼。わたしの出馬の決意は変わらない」―横山ノック大阪府知事は2日の府議会決算特別委員会で、4月の府知事選で再選を目指す意欲を重ねて強調した。
4年前、青島幸男東京都知事と同様、無党派層の支持を集め初当選した横山知事は、府議会の大半を野党に回し議会対策で苦労してきた点も共通する。しかも財政難は都より深刻で「ノックカラー」を十分出せずにいるのが実情だ。
それでも再選出馬を決めた裏には根強い人気がある。府職員7000人削減など財政再建プログラム案をまとめ、自らビラを配って財政難を訴える姿に「よくやっている」との声が多く、対抗馬を探す自民党は、打診した人から「あの人気には勝てない」と断られっ放し。
この日の決算委では、同党府議の「タレント知事は行き詰まったのでは」との質問に、横山知事は「僕は財政再建の長い道のりの一歩を踏み出したところ。出馬は正義感でも責任感でもある」と大見え。一方で青島氏について「不出馬には驚いた。4年間ですべてやり終えはったんですか」と皮肉っぽく語った。《共同通信》
【小渕恵三首相】エリツィン大統領と「ぜひ乾杯したい」
記者「ロシアのエリツィン大統領が1日に68歳の誕生日を迎えました。まだ完全に回復していないようですが、訪日に向けて心配はありませんか」
小渕首相「まだ全然そういた情報は入っていないし、もう病院は退院されたんだろう。健康をますます増進していただきたい。写真を見ると一杯飲んでおられるようだ。ぜひ乾杯したいわな。東京で」2日夕、官邸にて《共同通信》
【米国】北朝鮮に「重大懸念」
コーエン米国防長官は2日、連邦議会に提出する「1999年米国防報告」を発表し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル、大量破壊兵器開発に「重大な懸念」を示し、昨年8月のテポドン・ミサイル発射を米本土への脅威だと指摘した。
報告はまた、世界的な核、生物、化学などの大量破壊兵器やミサイルの拡散が米国や同盟国の安全に「主要な脅威」になっていると指摘。対抗するための米本土ミサイル防衛(NMD)や「戦域ミサイル防衛(TMD)の早期開発の必要性を強調した。
既に20カ国以上が大量破壊兵器を保有、または開発中で、やはり20カ国以上が弾道ミサイルや巡航ミサイルを保有しており、大量破壊兵器拡散が進んでいると警告。弾道ミサイル防衛を「ミサイル拡散の防止や縮小、地域の安定に貢献する」とし、推進する方針を強調した。
日米関係については「米国のアジア安保政策のかなめ」と位置付け、日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)策定など安保面の関係強化を評価した。
アジア経済危機を「アジアの絶え間ない経済成長という仮説を揺るがせた」と述べ、米国の関与によってインドネシアの安定が取り戻されたと強調。米軍の東アジア10万人前方展開を堅持する方針を示した。《共同通信》