この日のできごと(何の日)

平成4247日目

2000/08/24

【アンディ・フグさん】死去

格闘技「K-1」の人気選手、アンディ・フグさん(35)が24日午後6時21分、入院先の東京都内の病院で死亡した。K-1事務局(東京)によると、フグ選手は19日に高熱のため東京都内の病院に運ばれ、急性前骨髄球性白血病と診断、24日になって危篤状態に陥っていた。

フグ選手は身長180センチ、体重98キロ。空手やタイの格闘技「ムエタイ」を経てK-1に転身。足を頭より高く振り上げ、相手の上半身をかかとでけり落とす「かかと落とし」を得意技に、1996年のK-1グランプリで優勝。テレビ番組やCMにも登場するなど人気を得ていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【グエン・ドクさん】新義足で歩行訓練

大分市の義肢装具士、幸幹雄さん(35)の製作所で義足制作の研修を受けているグエン・ドクさん(19)は24日、できたばかりの義足をつけ、歩行訓練を開始した。

ドクさんは義足の具合を確かめるように、同製作所前の道を松葉づえなしで、ゆっくりと往復。「(義足の出来は)今までで最高」とうれしそうに話した。これまでの義足は昨年作ったもので、ドクさんの成長で合わなくなっていた。《共同通信》

【第10回日朝国交正常化交渉】日朝の大使が会見

第10回日朝国交正常化交渉の日本政府代表、高野幸二郎大使と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表、鄭泰和担当大使が本階段終了後の24日夜、千葉県木更津市のホテルでそれぞれ記者会見し、今回の会談について双方ともに「一歩前進した」などと評価する姿勢を示した。

しかし高野大使が拉致疑惑などを含めた「諸懸案が国民の目から納得いく形で処理されるのが不可欠」と一括的な問題解決への意欲を示したのに対し、鄭大使は「過去の精算問題が解決されれば、その他の問題もおのずと解決する」との姿勢をあらためて表明。今後の交渉に向けての日朝間の認識の格差を示す形となった。

会見は高野大使が午後8時すぎから、鄭大使が同45分ごろから、それぞれ約30分間にわたって実施。高野大使は「本格交渉の準備ができた」と述べた後、日本のほか北朝鮮や韓国人記者団の質問に応じたが、鄭大使は質問を拒否。「朝日関係は改善されなければならない」と国交正常化への意欲は示したものの、会見の間、一貫して日本の植民地支配の不当性を強調した。《共同通信》

【自民党】対中円借款を見送り

自民党外交関係合同会議は24日午前、中国に対する約172億円の特別円借款供与を審議したが、中国の海洋調査船や海軍艦艇が日本近海での活動を強めていることに反発が相次ぎ、前回9日の会議に続き、了承するかどうかの結論を見送った。

28日から訪中する河野洋平外相が党内の雰囲気を伝え、中国側の対応を見た上で、あらためて協議することになった。塩崎恭久外交部長が河野外相と会い、党の立場を伝える。

政府は、河野外相の訪中の際に、中国側と初の対中特別円借款の交換公文に署名する方針だったが、先送りされる見通しとなった。

会議では出席者から、中国艦船が日本近海で情報収集をしていることについて「日本の安全保障、主権への重大な懸念」「日本のスタンスが問われている」などの批判が続出。対中関係は重要との認識では一致しながらも「現段階で借款の実施は認められない」と結論を先送りした。《共同通信》

【与党】150公共事業で改革案

自民、公明、保守3与党は24日夜、都内のホテルで開いた政策担当実務者の協議で、徳島県吉野川河口堰建設事業を「白紙・凍結」、島根県・中海干拓事業「中止」とするよう政府に勧告する公共事業改革案を決めた。自民党の谷津義男政調会長代理ら与党幹部によると、原則として事業中止を検討する与党の4基準に沿ってリストアップした建設、農水、運輸3省所管の「中止検討事業」は少なくとも150事業で、中止に伴い見直される事業規模は約2兆5000万円超になるとしている。

与党は吉野川、中海の両事業以外にも改革案に盛り込む象徴的中止対象事業を検討する方針。中止の検討対象となる150を超える具体的事業名については関係者からの巻き返しなどを懸念し公表しない方向だ。《共同通信》

【森喜朗首相】インドで演説

インド訪問中の森喜朗首相は24日午前(日本時間同日午後)、ニューデリーの政府会議場で政財官界の代表者を前に「21世紀における日印グローバル・パートナーシップの構築」と題した政策演説を行った。

この中で森首相は国連改革について、「両国はいわば同じボートに乗り合わせている。改革の早期実現のため協力しながら、一段と力強くオールをこいでいきたい」と述べ、ともに安保理常任理事国入りを目指す日印が力を合わせることが大切との認識を示した。

森首相はインドが文明、国土、人口、経済力、国際舞台での発言力、人類社会での歴史的貢献の観点から「世界の大国」であるとし、「21世紀のグローバル経済はインド抜きには語れない」とインドの国際社会における重要性を強調した。《北國新聞》

【この日の民主党】

「与党の見直し方針に大きな疑念」菅政調会長・仙谷徳島県連会長が談話

民主党の菅直人政調会長と仙谷由人党徳島県連代表は24日、吉野川第十堰改築事業について自民党・公明党が「見直し」「白紙撤回」の方針を打ち出したことに対して、「大きな疑念を感じる」との談話を連名で発表した。

両氏は、「自民党の亀井政調会長が施設設置に含みを残したり、公明党徳島県本部の代表が新たな可動堰計画に言及するなどの動きに対し、「多大な予算を投入する事業に固執する両党の姿勢が垣間見える」「民意を尊重するような姿勢を見せながら、その裏側で新たな可動堰計画を模索するならば、国民に対する重大な裏切りである」と警戒している。

その上で、両氏は、「建設省の訴える治水危険性そのものに疑念がある」として、この点を市民とともに検証し、「河川法改正」「伝統的河川管理手法の見直し」「公共事業に対する住民参加の促進」という時代の流れを真摯に受け止めた新たな事業のあり方を検討すべき、と主張している。

伊豆諸島地震・噴火対策本部が官邸へ申し入れ

民主党の伊豆諸島地震・噴火等対策本部のメンバーが24日夕、首相官邸に安倍晋三官房副長官を訪ね、長期化している伊豆諸島の一連の火山噴火、地震活動について、被災地域の住民の安全確保や地域経済対策などに万全を期すよう、8項目について羽田孜対策本部長名で緊急に申し入れた。

官邸を訪れたのは、渡辺周(対策本部副本部長)、松原仁(対策本部事務局次長)、城島正光、石井紘基、中津川博郷、中山義活、山花郁夫、細野豪志、大畠章宏各衆院議員。

申し入れ項目は次の通り。(1)早急な激甚災害指定(2)三宅島島民の島外避難態勢の整備(3)観光、農業、漁業などの被災事業者に対する緊急融資や返済の一時凍結(4)風評被害に対する観光振興策支援(5)被災地住民の心のケアや衛生管理など相談窓口の充実(6)被災地自治体への的確な情報提供(7)二重ローン対策など被災地住宅の再建支援対策(8)火山噴火や地震予知のための観測、監視態勢の一層の強化。

羽田幹事長が北方領土訪問へ出発~首相経験者では初めて

民主党の羽田孜幹事長が、北方領土への2000年度第3回ビザなし訪問団に参加して、国後、色丹両島を訪問することになった。24日に根室港を出港し、29日までの5泊6日の日程で、両島を視察したり、住民と交流する。

訪問団は連合の組合員や一般公募の参加者など62人で、ビザなし訪問に国会議員が参加するのは衆参の沖縄・北方問題特別委員会のメンバーがほとんどで、現職の総理大臣や総理経験者が北方領土を訪問するのは今回が初めて。

羽田幹事長は21日の記者会見の中で、「以前から北方領土問題には関心を持っていた。(日ロ両国の)話し合いが進んでいるときでもあり、何とか行こうと思っていた。自分の目で確かめてきたい」と述べた。《民主党ニュース》



8月24日 その日のできごと(何の日)