平成3679日目

1999/02/03

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】政治資金の実態、国民周知が必要

小渕恵三首相は3日午前、首相官邸で自民党政治改革本部の中山太郎本部長、小杉隆本部長代理と会談し、自民党議員の政治資金について「実態をもっと国民に知ってもらうことが必要だ」と述べた。

政治資金規正法で、政治家個人への企業・団体献金については1999年末までに禁止の措置を講じると規定されているが、自民党内には存続を求める声が強い。首相としては、政治資金の実態を周知させ、各方面の意見を聴いた上でこの問題を判断すべきだとの考えを示したものとみられる。《共同通信》

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【東京都知事選】民主党、鳩山氏の無所属出馬を容認

民主党は3日、鳩山邦夫副代表が無所属での東京都知事選出馬に意欲を表明したのを受けて、羽田孜幹事長と鳩山氏が会談するなど、党内調整を本格化させた。その結果、鳩山氏が出馬に踏み切った場合は、離党を容認した上で全面支援する方針を固めた。

菅代表は同日午後の記者会見で、「本人が(出馬すると)判断されるなら、全力を挙げる」と述べ、全国的に支援する考えを強調した。ただ、自民党が鳩山氏への相乗りる構えを見せていることに関して、「与野党相乗りは都民の反発を買う」と難色を示した。

民主党内には「都議会で少数会派なので新知事の都譲会対策を考えると、自民党と敵対するのは得策ではない」と、相乗りもやむを得ないとの考えも浮上。最終的には鳩山氏本人の意向を尊重して対応を決めることになりそうだ。

【東京都知事選】野中氏、都連方針に異議

野中広務官房長官は3日午前の記者会見で、東京都知事選で自民党東京都連が柿澤弘治元外相擁立の方針であることに関連して「党利党略と受け取られないよう十分配慮して、幅広い政党、団体と協議して、新しい知事を選んでもらいたい」と述べ、独自候補にこだわらず、公明党など各党の意向を踏まえた上で候補者を擁立すべきだとの考えを表明した。

また民主党の鳩山邦夫副代表が無所属での出馬を検討していることについて「地方公共団体の長は幅広い都民の信託を受けるべきだと思っており、鳩山氏が知事を目指す上で一党一派に属さないという考えは非常に正しいと思う」と評価した。《共同通信》

小渕恵三首相は3日午後、首相官邸で記者団に対し「一般論として都知事選は政党・党派の戦いじゃないんだから、よりよい人が選ばれるのが望ましい」と述べ、自民党の独自候補に固執せず、柔軟に対応すべきだとの考えをあらためて強調した。《共同通信》

【米・ルービン財務長官】日本に金融緩和迫る

ルービン米財務長官は3日、長期金利の上昇によって日本の景気回復が妨げられることに懸念を表明した上で「日本の政策当局者にとって、景気後退から脱するためには金融政策が当然の(検討)分野だ」と述べ、日銀に対して一層の金融緩和に踏み切ることを迫った。米議会内で一部記者団の質問にこたえた。

国際金融筋によると、米財務省は日本の政策当局に対して非公式に、長期金利の上昇を抑えるため、日銀が市場から国債を買い上げて大量の資金を市場に供給し、マネーサプライ(通貨供給量)を増加させる量的な金融緩和を求めている。ルービン長官は金融緩和の方策として、財政法で「禁じ手」とされている日銀による国債引き受けについても「一つの方法」との考えを表明した。

米政府はこれまで日本に対して、内需拡大のために財政刺激を要求し続けてきたが、度重なる景気対策による国債発行が引き金となって、長期金利が上昇してきたことを踏まえ、マクロ面での対日要求を金融政策重視に転換させた。《共同通信》



2月3日 その日のできごと(何の日)